SharePoint Online で CDN を利用する

こんにちは、SharePoint サポートの森 健吾 (kenmori) です。 今回は SharePoint Online で、パフォーマンス チューニングを行うにあたり、必須事項となりつつある CDN について、簡単にご紹介します。   CDN とは CDN (Content Delivery Network) は、Web ページなどが参照する静的ファイルなどを利用者に提供するための最適化されたネットワークです。 SharePoint Online 管理シェルを使用して、CDN の有効化されると、CDN 配信元に指定されたコンテンツが、地理的に分散された複数の CDN エッジ サーバーにキャッシュされ、キャッシュ プロキシとして機能します (下図点線部分)。 ユーザー アクセス時には、ユーザーより地理的に近い場所にあるサーバーにアクセスし、代わりにキャッシュから静的ファイル コンテンツを取得する動作となります。 SharePoint Online ではマルチテナントの共有サービスによるデータ規模や大規模なスケールアウトといった性質上、オンプレミス製品で使用されていた Web フロント エンド サーバーキャッシュなどが、一部利用できない制約があります。 サービス内部に効率的なキャッシュ保持ができないため、CDN の利用がパフォーマンス チューニングの要となります。SharePoint では、サイト内に存在する静的コンテンツの多くがデータベース内に格納されています。そのため、CDN を利用することは Web サーバー負荷にとどまらず、データベースへのアクセス負荷を減らすことにもつながりますので非常に効果的です。 SharePoint の CDN は、そのスコープから下記 2 つに分類されます。   プライベート…

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SharePoint 2013 以降の Search Service Application のタイマージョブについて

こんにちは。SharePoint サポートの清です。 SharePoint 2013, SharePoint 2016 の複数台構成の環境で、Search Service Application を作成後、検索トポロジーを変更いただく際にご留意いただきたいことをお知らせします。   現象 オンプレミスの SharePoint Server 製品では、Search Service Application の検索コンポーネントを複数のサーバーに配置するよう構成できます。 Search Service Application に関連する一部のタイマージョブについて、検索サービス アプリケーションを作成したサーバー (管理コンポーネントが最初に作成されたサーバー) に紐づくタイマージョブがあります。 これらのタイマージョブと現在の検索管理コンポーネントをホストするサーバーが一致しない場合や、ファームにタイマージョブが存在しない場合には、正常に動作しないことが報告されています。   – 詳細 サーバーの全体管理サイトから Search Service Application を作成いただくと、サーバーの全体管理サイトをホストするサーバーに管理コンポーネントが設定されます。 たとえば、サーバーの全体管理サイトから作成後、検索トポロジーを変更して他のサーバーに管理コンポーネントを構成した場合、変更後のサーバーでジョブが動作するようには構成されません。 その他、ジョブが動作しているサーバーをファームから削除した際、該当のジョブが削除される報告を確認しております。   Search Service Application のサーバー固有のタイマー ジョブとして報告されているものは以下です。 DisplayName Name 検索カスタム辞書の更新 Search Custom Dictionaries Update for Search Application <SSA GUID>…

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Adobe Flash Player 30 をインストールすると、動画が再生されなくなる問題

現在 Adobe 社の Flash Player の最新版 (バージョン 30 以降) をインストールした Windows 7 端末において、IE 11 を利用すると Microsoft Stream、Office 365 Video にアップロードした動画が再生できなくなる問題が報告されております。 Windows 7 の IE 11 を利用している場合のみ、Microsoft Stream、Office 365 Video の動画再生処理に Adobe Flash Player を利用しているため、影響範囲は Windows 7 の IE 11 のみとなります。   現在開発部門にて本問題について調査を実施しておりますが、現時点で確認できている暫定対処は以下となります。 ・Windows 7 以外の OS を利用する ・サードパーティーのブラウザーを利用する ・Adobe Flash Player をバージョン 29 以下にダウングレードする。  …

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Word/Excel に .mpp ファイルをオブジェクトとして埋め込んだ場合の動作について

こんにちは、SharePoint サポートの森村です。 Word/Excel に .mpp ファイルをオブジェクトとして埋め込んだ場合に発生する現象についてご案内いたします。 Project クライアント製品にて作成した Project ファイル (.mpp ファイル) を、Word や Excel 等の他の Office 製品のファイルに埋め込んで使用する際に、下記のような現象が発生する場合があります。 非常に小さなサイズで .mpp ファイルが挿入される オブジェクトを挿入後に、ダブルクリックで Project を起動しようとしても Word/Excel もしくは Project でエラーが発生して起動できないことがある 本現象は製品の制限であり、残念ながら回避策はありません。 このため、Project ファイル (.mpp ファイル) をオブジェクトとして埋め込む必要がある場合は、下記の対処方法をご検討ください。 対処方法 Word/Excel で [挿入] – [オブジェクト] を選択します。 “新規作成” タブで “アイコンで表示” にチェックを入れます。 “オブジェクトの種類” で “Package” を選択後、[OK] を押下します。 ファイル名欄に挿入されたい .mpp ファイルを指定し、[次へ] を押下します。 ラベル名としてファイル名が表示されるのを確認し、[完了]…

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Office 365 テナント上の複数のYammer ネットワークについて

こんにちは、SharePoint サポート チームの関 友香です。   先日 (2018 年 3 月 31 日時点) Office 365 のメッセージ センターにて、Office 365 テナント上に存在する複数の Yammer ネットワークの統合の計画がアナウンスされました (MC133153)。これまでにも多数のお客様からOffice 365 テナントに多数存在している Yammer ネットワークについてご質問をお寄せいただいておりますので、本ブログにてご利用中のテナントの Yammer の確認方法、複数の Yammer ネットワークが存在している背景、Yammer ネットワーク統合に向けた対応方法などをご紹介させていただきます。 <目次> 1. 既存の Yammer ネットワークの確認 2. 複数のYammer ネットワークが作成された背景 3. Yammer ネットワークの統合 4. Yammer ネットワークの管理 1. 既存の Yammer ネットワークの確認 Office 365 テナントに多数のカスタム ドメインを登録している環境では、複数の Yammer ネットワークが作成されている可能性がございます。まずは、Yammer ネットワークの管理メニューから現在の Yammer…

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SharePoint Online (Office 365) のブラウザー要件 / Browser Requirements for SharePoint Online (Office 365)

English follows Japanese   こんにちは、SharePoint サポート チームの高山です。   下記の公開情報に記載のとおり、SharePoint Online を含む Office 365 は、最新のブラウザーで動作するように設計されています。 そのため、Office 365 のご利用時にサイト上の表示の問題やブラウザー上のエラーが発生する場合には、まずお使いのブラウザーが最新バージョンであるかをご確認ください。   Office のシステム要件 https://products.office.com/ja-JP/office-system-requirements  — 一部抜粋 — Office 365 は、最新のブラウザーと最新バージョンの Office で動作します。古いバージョンのブラウザーやメインストリーム サポートの対象でない Office バージョンを使用している場合は、以下の点に注意してください。 ・Microsoft は、ユーザーがサービスに接続することを意図的に阻止することはありませんが、Office 365 で利用できる機能は徐々に縮小されます。 ・Microsoft は、セキュリティ以外の問題を解決するために、修正プログラムを提供することはありません。 —————-   なお、Internet Explorer の要件として、上記公開情報の中に下記の記載がありますが、Internet Explorer 11 の場合でも最新バージョン (最新の更新プログラム) をご利用されていることが前提となっているため、過去バージョンの Internet Explorer 11 をお使いの場合には、使用可能な機能に差異が生じる可能性がある点にご注意ください。 SharePoint Online のご利用において、端末によって…

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SharePoint Online の検索機能の概要

(この記事は 2017 年 11 月 10 日に SharePoint Online Support Info に投稿された記事 SharePoint Online Search Overview の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)   SharePoint Online の検索機能の概要 Microsoft SharePoint Online の検索機能は本製品に欠かせないものです。この検索機能は、Office 365 全体においても多数の機能の基盤となっています。たとえば、日常的に利用されている以下のような機能は、いずれもこの検索機能をベースとしています。 エンタープライズ検索センター サイト検索 リストとライブラリの検索 検索 Web パーツ OneDrive for Business の [自分と共有] ビュー 使用状況と人気の傾向のレポート データ損失防止、電子情報開示の検索、データ保持 検索のしくみ SharePoint Online の検索機能は、クローラーとインデクサーという 2 つの主要コンポーネントで構成されています。クローラーとインデクサーは共有リソースであり、クロールとインデックス作成が有効化されているすべてのテナントのコンテンツを処理します。サポートには「アイテムやサイトの変更が検索結果に反映されるまでの時間にばらつきがあります。すぐに反映されるときもあれば、非常に時間がかかるときもあるのはなぜですか」といった質問がよく寄せられます。所要時間にばらつきがある理由は、クローラーとインデクサーがいずれも、1 つのテナントだけでなく、ファーム内のすべてのテナントのコンテンツの更新、追加、削除を処理するためです。クローラーとインデクサーは、作業キューを使用して作業項目を処理します。クローラーとインデクサーの役割について、以下に詳しくご説明します。 クローラーの役割は、コンテンツを取得して、インデクサーがバイナリ インデックスの作成に使用できる特定の形式に変換することです。クローラーは、コンテンツとユーザー プロファイル データベースから「コンテンツ」を取得し、コンテンツの変換と言語の正規化を実行して、正常に処理できた場合にはその情報をインデクサーに送信します。SharePoint Online では、次の 2…

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Exchange Online を含まないサブスクリプションにて OneDrive for Business 上で作成した Office 365 グループについて

こんにちは、SharePoint サポート チームの田﨑です。 Exchange Online および SharePoint Online が含まれるサブスクリプションでは、Office 365 グループを利用することができ、OneDrive for Business の画面から既定で Office 365 グループと連携したチームサイトを作成することができます。 また、Exchange Online を含まない一部のサブスクリプションでも同様の操作で Office 365 グループの作成が可能なのですが、Exchange Online を含まない一部のサブスクリプションにて作成された Office 365 グループは管理メニューから削除が行えないという動作を確認しています。 そのため、今回の記事では Exchange Online を含まないサブスクリプションにて作成されてしまった Office 365 グループを管理者にて削除する方法、および Office 365 グループの作成を禁止する方法について、ご案内します。   <<目次>> OneDrive for Business にて作成できる Office 365 グループ サイトの概要 作成された Office 365 グループの削除方法 Office 365 グループの作成の制御方法   OneDrive for Business にて作成できる Office 365 グループ サイトの概要 Exchange Online および SharePoint Online が含まれるサブスクリプションでは、Office 365 グループを利用することができ、下図のように OneDrive for…

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PowerShell で SharePoint CSOM を使用する際の Tips

こんにちは、SharePoint サポートの秋山 雅裕 (makiyama) です。   今回の投稿では、SharePoint Server / SharePoint Online に対して、クライアント サイド オブジェクト モデル (以下、CSOM) をリモートで実行する PowerShell スクリプトを記述する際の Tips をご紹介します。   CSOM を使用することで、SharePoint にログインすることなくサイト コレクション配下のオブジェクトを操作するバッチなどを実装することが可能です。 また、PowerShell を使用することで、Visual Studio などをインストールすることなくスクリプトが実行できます。   <目次> 事前準備 ツール 基本的な CSOM の実装 ラムダ式の利用 ファイル出力   事前準備 対象となる SharePoint によって利用可能な API が異なるため、適切な CSOM のアセンブリを取得します。 SharePoint の更新に合わせて CSOM のアセンブリも更新されるため、定期的に最新版を確認、取得いただくことをお勧めします。   SharePoint Online…

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外字を利用している端末で、SharePoint Online の新 UI で画面が崩れる現象

こんにちは。SharePoint サポートの井上です。   外字を利用している端末で SharePoint Online の新 UI のライブラリやリストなどに IE11/Edge でアクセスすると、アイコンの代わりに IME に登録されている外字が表示され、画面の一部が崩れる場合があることが報告されております。 本動作は、SharePoint Online の新 UI で、”アイコン フォント” という Web 技術を使用して画面上のアイコンを表示していることが影響しております。 一般的に各文字コードに対してテキストが割り当てられておりますが、アイコン フォントでは文字コードに対してテキストの代わりにアイコンを割り当て、ブラウザー上の画面表示に使用することが可能です。 アイコン フォントは一般的なテキストと競合しない文字コードが割り当てられますが、外字として登録されているフォントとアイコン フォントの文字コードが競合すると、IE11/Edge では外字が優先して利用される動作となります。 このため、端末でご利用されている外字の文字コードによっては、上述の画面崩れが発生する場合があります。   本動作は製品の制限事項であり、またアイコン フォントには以下のようなメリットもございますので、今後も SharePoint Online の動作としては、新 UI でアイコン フォントの使用を止めるなどの対処を実施する予定はございません。 ・ベクター型のデータとなるため、画面の解像度やデバイスに依存せずにアイコンをきれいに表示することが可能 ・従来の Web システムでは一般的にアイコンは画像ファイルが使用されていましたが、一般的にはアイコン フォントの方が画像ファイルより軽量なため、ブラウザーやネットワークの負荷が軽減できる   また、SharePoint Online は継続してサーバー側の動作が変更されているため、現在競合が発生していない外字の文字コードについても、今後 UI の変更/修正などにより上述の画面崩れが生じる可能性がございます。   対処策について 現時点で確認できている対処策は以下の 2 点となります。  …

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