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Microsoft Japan Windows Technology Support

ディスク オフラインに時間がかかる事象について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 最近、 ディスクをオフラインにするのに非常に時間がかかる というお問い合わせをいただきました。 そこで今回は、多くの世代のシャドウ コピーを保管している環境にて、ディスクのオフライン作業を行う際の考慮事項について ご紹介します。 下記のような運用状況において、ボリューム シャドウ コピー (VSS) 機能をご利用の場合に、シャドウ コピーが原因となって本事象が発生している可能性があります。 ボリュームの共有フォルダーのシャドウ コピーを、そのボリューム上に複数世代作成し保管している場合 ※ ボリュームのシャドウ コピーの記憶域を別のディスク上に保存しているディスクの場合は現時点でこのような事象が発生した報告はありません。 クラスター環境にて、上記同様にシャドウ コピーを作成したディスクのオンライン / オフラインを切り替えて運用を行っている場合 また、本事象はパフォーマンスの影響を受けやすいクラウド環境のストレージで発生することが多く報告されております。 シャドウ コピーを大量に作成しているお客様で特にクラウド環境やクラスター環境をご利用の場合は、本事象を避けるために、本ブログの内容を考慮に入れての運用をご検討ください。   シャドウ コピー とディスク オフライン作業 システムを運用する中で、新しいディスクのマウント作業やクラスター環境の運用などを行う際には、ディスクのオンライン / オフライン状態の切り替えを行うことがあると思います。 通常の環境であれば、環境自体を起動させた際にディスクがオンラインとなり、シャットダウン時にオフラインにする処理が行われるため、シャットダウンが遅くなることはありますが、ディスクのオフライン作業を意識することは少ないと思います。 しかしながら、クラスター環境やバックアップのためにディスクを一時的にマウントしたい場合など、OSが起動している状態で、一時的に利用するディスクを取り外す場合であれば、手動で作業を行うためディスクのオフライン作業を意識することになります。 ディスクのオフライン作業は、安全にディスクを取り外し可能な状態とするために、メモリ上から当該ディスクに行うデータ書き込みを終わらせたり、データの整合性を保つための確認処理を行います。 シャドウ コピーを保存しているディスクをオフラインとする際には、このディスクに対して差分をデータ退避する処理を終了し、シャドウ コピーの整合性を確認するための読み込み処理を行います。 具体的には、対象のボリュームに対して事前通知が行われ、通知を受けた Volsnap (VSS 用ドライバ) が、ボリューム上の Diff Area (ボリュームの差分データ) に対して、データの整合性を保つために、クリーンナップ処理や、Bitmap の確認処理などの、必要な処理を行います。 そのため、当該ディスクにシャドウ コピーが大量に保存されていると、全シャドウ コピーをブロック単位で確認するため、シャドウ コピーの世代数やデータ量が多ければ多いほど、上記の必要な処理に時間を要し、ディスクのオフライン作業に時間がかかっています。… Read more

.NET Framework 3.5 を有効化する手順について ( Windows Server 2012 R2 )

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。Windows プラットフォーム サポートの濵谷です。 今回はよくお問い合わせいただくWindows Server 2012 R2 上の .NET Framework 3.5 有効化の方法についてご紹介いたします。 また、.NET Framework 3.5 を有効化する時に 0x800f081f ( CBS_E_SOURCE_MISSING ) エラーとなる事象についての対処方法もご紹介いたします。 .NET Framework 3.5 について .NET Framework 3.5 は、Windows Server 2012 / Windows 8.1 以降既定のインストールでは有効化されません。 また、インストールされた Windows には .NET Framework 3.5 を有効化するためのソースとなるファイルが存在しておりませんので、インターネット上もしくはインストール メディアから用意する必要がございます。 [オンライン環境での .NET Framework 3.5 有効化について] Windows Update に直接繋がる環境であれば、サーバー マネージャー内の簡単な操作で有効にする事が出来ます。 Windows Update サイトへの接続を制限している環境については、以下… Read more

Windows 10 における Sysprep 実行時の注意点 2

皆さん、こんにちは。 日本マイクロソフト Windows サポート チームです。 Windows 10 バージョン 1803 における Sysprep 実行時の注意点について、本ブログでご紹介いたします。 本ブログでは以下の事象について、ご説明いたします。 Windows 10 バージョン 1803 において、マスター イメージに対し IE のプロキシの設定を実施した状態で CopyProfile を有効とし Sysprep を実行すると、Sysprep 完了後の新規ユーザー初回ログオン時の処理が進まない事象が発生いたします。 Windows 10 バージョン 1803 から OS 起動時にプロキシ サーバーの情報を確認する処理が追加されており、こちらの実装が追加されたことによって Sysprep 後の初回起動時にデッドロックが発生するため、本事象が発生いたします。 本事象は以下の設定の組み合わせによって発生するため、いずれかの設定を解除していただくことで回避可能でございます。 – IE のプロキシに関連した設定を行っている – 応答ファイルの CopyProfile 設定を有効にしている CopyProfileを使用しないことがご要件上難しい場合には、IE のプロキシの設定のみマスター イメージ対して事前に直接設定せず、以下いずれかの方法を用いてSysprep の処理が完了したタイミングでプロキシの設定を行ってください 。 A. Sysprep 後に各ユーザーが初回ログオンするタイミングで実行させるバッチ ファイルをマスター イメージに組み込む B…. Read more

Windows 10 April 2018 Update で縦書きのフォントを使用すると一部の記号が正しく表示されない

こんにちは。Windows プラットフォームサポート担当のおおはしです。 Windows 10 April 2018 Update (Version 1803) で縦書きのフォントを使用した場合に一部の記号が正しく表示されない現象が確認されています。 [詳細] Windows 10 April 2018 Update (Version 1803) 以降の Windows 10 において、ワードパッドなどの縦書きに対応したアプリケーションで、縦書き用のフォントを使用すると、次のように “…” などの一部の記号が正しく表示されない場合があります。 Windows 10 April 2018 Update (Version 1803) の場合 Windows 10 Fall Creators Update (Version 1709) の場合 (正しい表示 [状況] この問題について、詳細を調査中です。現在のところ、有効な回避方法はありません。 なお、現象は GDI を使用するアプリケーションで確認されており、Word 2016 などの DirectWrite を使用するアプリケーションでは確認されていません。 状況に進展がありましたら、本ブログ記事を更新させていただきます。… Read more

Windows 10 Version 1703 以降で発生する印刷時の現象について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの栗山です。 今回は、Windows 10 Version 1703 以降で発生する印刷時の現象について、ご紹介いたします。 端末の入れ替えなどでこれから Windows 10 を導入される方や、同じような現象でお悩みの方は、ご参照いただけますと幸いです。 [現象例] C++ MFC で作成したプログラムで、Windows 10 のアップデート後に、固定ピッチフォントを使用しているのにも関わらず、特定のフォントサイズで半角文字と全角文字で印刷位置がずれる現象が発生する。 Windows 10 Version 1511 では現象が発生しなかったが、Version 1703 以降では現象が発生する。 [デザインの変更点と回避策] Windows 10 Version 1703 以降では、固定ピッチフォントを保持するレジストリ情報の “Jpn98FixPitch” キーがサポートされておらず、使用できなくなりました。 しかしながら、多数のお客様よりご要望をいただき、下記以降の更新プログラムを適用いただくことで、再度 “Jpn98FixPitch” キーの設定が有効となります。 そのため、まずはご利用の端末において、以下の更新プログラムが適用されているかをご確認くださいますようお願い申し上げます。 <適用していただく更新プログラム> Title : 2017 年 12 月 13 日 KB4054517 (OS ビルド 16299.125) 適用対象: Windows 10 Version 1709… Read more

%Systemroot%\System32\LogFiles\Sum フォルダ内に作成される文字化けしたファイルについて

皆さんこんにちは。 Windows プラットフォームサポートの丸山です。 今回は、%Systemroot%\System32\LogFiles\Sum フォルダ内に作成される文字化けしたファイルについて、ご紹介させていただきます。 ■ 発生する事象について Windows Server 2016 環境において、%Systemroot%\System32\LogFiles\Sum フォルダ内に文字化けしたファイルが作成されることがあります。 文字化けしたファイルが作成されている例: この文字化けしたファイルは、User Access Logging Service (UALSVC) により生成されております。 また、この事象は UALSVC による初回の情報収集が実施される前にサービスが再起動されたとき、作成されるファイルであることがわかっております。 UALSVC は既定の設定でサービスを起動してから 24 時間が経過したタイミングで初回の情報収集が行われます。 このため、初回の情報収集が行われるまでに複数回、UALSVC の再起動が行われました場合には、都度、文字化けしたファイルが生成されます。 なお、以下の KB でご紹介しているような手順にて UALSVC のログの削除を行いました場合にも、次回の情報収集が行われるまでに UALSVC を再起動すると、文字化けしたファイルが生成されることがわかっています。 Windows Server 2012 : イベントソース “ESENT” 、ID “327” “326” の イベントが大量発生する。 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2900773 ■ 対処策について 前述のような、文字化けしたファイルが作成された場合、そのまま放置していただいてもシステムの動作に影響はございませんが、不要なファイルでございますので、文字化けしたファイルは削除していただいても問題ございません。 ■ 根本的な対処に向けて 現在弊社では、将来バージョンの Windows Server… Read more

最も古い共有フォルダーのシャドウコピーが削除されてしまう事象について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 今回は、共有フォルダーのシャドウ コピーが世代数の上限値まで保存されている状態で、Windows Server バックアップや読み取り chkdsk など、シャドウ コピーの自動作成を行うアプリケーションを実行すると、最も古い共有フォルダーのシャドウ コピーが削除されてしまう事象について、ご紹介いたします。 この事象は、次期の Windows OS より修正が行われるため、現在お使いの OS ではシャドウ コピーを取得する世代の上限値を 1 つ多く設定する対策が必要となります。   対象 OS Windows Server 2008 R2 Windows Server 2012 / 2012 R2 Windows Server 2016   目次 シャドウ コピーとは シャドウ コピーの種類 シャドウ コピー作成 / 世代管理 の仕組み シャドウ コピーの設定 事象について 事象解説 事象の回避策 [参考] 事象発生の検証  … Read more

Windows Server 2016 環境にて共有フォルダーのサブフォルダーを削除、または移動すると、その上位フォルダーのアクセス権が一部削除されてしまう事象について

こんにちは。Windows サポートの丸山です。 今回は、Windows Server 2016 環境にて共有フォルダーのサブフォルダーを削除、または移動すると、その上位フォルダーのアクセス権が一部削除されてしまう事象について、ご紹介させていただきます。 ■ 発生する事象について Windows Server 2016 環境にて共有フォルダーのサブフォルダーを削除、または移動すると、その上位フォルダーのアクセス権が一部削除されることがあります。 例えば、以下のように、共有フォルダーとなる C:\SHARE 配下の SUB フォルダーを削除しますと、C:\SHARE フォルダーのアクセス権の一部が削除されることがあります。 アクセス権が削除されてしまう事象の発生条件として、現在のところ、以下のような特徴があることがわかっています。 (1) 共有されているローカル フォルダーのサブ フォルダーを削除、または移動している (2) 削除、または移動しようとしているフォルダーの上位のフォルダーに付与されているアクセス権の適用先が “このフォルダーのみ” となっている (3) 当該アクセス権には、既定の “読み取りと実行”、または “変更” 権限のみが付与されている (4) 削除、または移動しようとしているフォルダーと同一の階層レベルにあるファイル、フォルダーには当該アクセス権が付与されていない (5) エクスプローラーを用いて、フォルダーの削除、または移動を行っている また、本事象は Windows Server 2016 環境のほか、バージョン 1511 以降の Windows 10 でも発生することが確認されております。 Windows 8.1 以前のクライアント OS や、Windows Server 2012 R2 以前のサーバー… Read more

Workgroup Cluster の構築手順

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 Windows プラットフォーム サポートの岩井です。 今回は Workgroup Cluster の構築手順をご案内させていただきます。 [はじめに] Workgroup Clusterとは Windows Server 2012 R2 以前のフェールオーバー クラスターは、すべてのクラスターノードが 同じ Active Directory ドメインに参加するメンバーである必要がありました。 Windows Server 2016 では、新たに Active Directory ドメインに参加しないワークグループ構成の フェールオーバークラスターをサポートしております。 この Active Directory ドメインのメンバーとして構成していない、ワークグループ構成のノード間で 構成されたクラスターを Workgroup Cluster と呼びます。 今回は、この Workgroup Cluster の構築方法および留意事項についてご説明します。 [事前準備していただく必須要件] ✓すべてのサーバーがWindows Server 2016 であること ✓すべてのサーバーにフェールオーバークラスター機能がインストールされていること ✓クラスターを構成する全ノードにローカルユーザーアカウントを作成しておくこと ✓各ノードのアカウントのユーザー名とパスワードはすべて同一であること ✓各ノードのアカウントはローカル管理者のメンバーであること [構築手順] 【ステップ1】 アカウントの作成 1-1.  Windows… Read more

OS が起動しなくなる問題 (NoBoot) 発生時の対処方法について – 対処方法

こんにちは、日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 前回に続いて今回は NoBoot の対処方法について紹介させていただきます。なお、前回も記載させていただいておりますが対処方法を実施しても必ず Windows OS が起動できるようになる保証はないことをご注意下さい。 OS が起動しなくなる問題 (NoBoot) 発生時の対処方法について – 概要 https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2018/08/24/noboot-troubleshoot-1/ 実際に NoBoot が発生してしまった場合、いつも使用している Windows OS は起動できないため Windows 回復環境から操作を行い各種の対処策を実施します。 対処策はコマンド プロンプトよりコマンドにて実行するため、事前に Windows 回復環境からコマンド プロンプトを起動しておく必要があります。万が一 Windows 回復環境が起動していない場合は、インストール メディアから起動します。お手元にインストール メディアが無い場合は、以下のサイトを参考にインストールメディアの準備をお願いいたします。 Windows 10 のダウンロード https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10 コマンド プロンプト起動手順 — Windows 回復環境の場合 ——————– 1. 現象が発生した後、回復画面が表示されます。 2. [オプションの選択] で [トラブルシューティング] を選択します。 3. トラブルシューティングの画面で [詳細オプション] を選択します。 4…. Read more