アイテム保持ポリシーでの Calendar/Tasks の対応について


Exchange Server 2010 から導入されたアイテム保持ポリシーでは、これまで予定アイテムとタスクアイテムはサポートされていませんでしたが、先日リリースされた Exchange Server 2010 SP2 RU4 からこれらのアイテムについてもサポートされるようになりました。
これにより、60 日期間経過した予定アイテムを自動的に削除するような構成もアイテム保持ポリシーを利用することで実現可能となります。

ID: 2685001
Title: Retention policies do not work for the Calendar and Tasks folders in an Exchange Server 2010 SP1 environment
URL: http://support.microsoft.com/kb/2685001/en-us

Exchange Server 2010 SP2 RU4 からの上記の動作のため、これまで種類が All (メールボックスにあるすべてのその他のフォルダー) のタグを利用している環境では注意する必要があります。
一例として以下のようなポリシーをメールボックスに適用して運用していることを考えてください。

   ———- ポリシーの構成 ———-
   タグA (種類: All、保存期間: 45 日、処理内容:完全削除)
   タグB (種類: Inbox、保存期間: 60 日、処理内容:完全削除)
   タグC (種類: SentItem、保存期間: 30 日、処理内容: 完全削除)
   ——————————————

この場合、Exchange Server 2010 SP2 RU3 までは予定アイテムは自動的に削除されませんでしたが、Exchange Server 2010 SP2 RU4 以降では予定アイテムは 45 日経過すると自動的に削除されるようになります。

Exchange Server 2010 SP2 RU4 ではメールボックス サーバーに以下のレジストリを明示的に登録することで、アイテム保持ポリシーの動作を Exchagne Server 2003 SP2 RU3 以前のままにすることもできます。
なお、このレジストリの設定を反映させるためには “Microsoft Exchange メールボックス アシスタント” サービスの再起動が必要となります。 

   ———- 登録するレジストリ ———-
   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeMailboxAssistants\Parameters

      名前  :ELCAssistantCalendarTaskRetentionEnabled
      種類  : REG_DWORD
      データ: 0 もしくは 1 を指定

         0 = Calendar と Tasks を処理しない
         1 = Calendar と Tasks も処理する (既定)
   ——————————————

Exchange Server 2010 SP2 RU4 を適用する際には現在のアイテム保持ポリシーの適用状況を一度ご確認ください。

Title: Calendar and Tasks Retention Tag Support in Exchange 2010 SP2 RU4
URL: http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2012/08/14/calendar-and-tasks-retention-tag-support-in-exchange-2010-sp2-ru4.aspx


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