Exchange 2010 自動マッピング機能に関して


Exchange 2010 Service Pack 1 (SP1) では、ユーザーがフル アクセス権限を持っている任意のメールボックスにOutlook 2007 (KB 2475891 以降の修正プログラムが適用されている) と Outlook 2010 のクライアントが自動的にマッピングされる機能が導入されました。ユーザーに別のユーザーのメールボックスまたは共有メールボックスへフル アクセス権限が付与されている場合、Outlook によって該当ユーザーがフル アクセス権限を保持するすべてのメールボックスが自動的に読み込まれ、メールボックスが Outlook ナビゲーション ウィンドウに自動的に追加されます。

Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルからユーザーに対してフル アクセス権限を付与すると共有メールボックスなどフル アクセス権限が付与されたメールボックス の Active Directory (AD) オブジェクトの msExchDelegateListLink 属性値にフル アクセス権限が付与されたユーザーの情報が登録されます。そして、自動検出 (Autodiscover) によってmsExchDelegateListLink  の属性値よりフル アクセス権限を持つユーザーの情報が AlternateMailbox 属性が Outlook に返され、フル アクセス権限を保持するすべてのメールボックスが自動的にOutlook ナビゲーション ウィンドウ上に表示されます。
しかし、グループに対してフル アクセス権限を付与しましても、ユーザーの msExchDelegateListLink 属性には登録されません。msExchDelegateListLink 属性にはユーザーのみが登録可能であり、また、フル アクセス権限をグループに付与しても、グループのメンバーを msExchDelegateListLink 属性に登録する処理も行いません。このため、グループのメンバーとしてユーザーがフル アクセスを保持していても、グループに対してフル アクセス権限を付与した場合には、自動マッピングによって Outlook ナビゲーション ウィンドウに自動的に追加されません。

- 補足情報
複数のメールボックスに対するフル アクセス権限がユーザーに付与されている場合、Outlook の起動が遅延するなどのトラブルが発生することがございました。しかし、Exchange 2010 SP1 では自動マッピング機能を無効できませんでした。
Exchange 2010 Service Pack 2 (SP2) では Exchange 管理シェルによって自動マッピング機能を無効にすることができます。詳細は以下をご覧ください。

Title:フル アクセス メールボックスの Outlook 自動マッピングを無効にする
Url: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh529943.aspx

ID  : 2655938
Title:Exchange Server 2010 環境でフル アクセス権限を与えた際に発生する問題について
Url: http://support.microsoft.com/kb/2655938


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