シャープ様Yammer導入事例のご紹介とエグゼクティブのSNS参加について

こんにちは、マイクロソフトでYammerを担当している松原です。

 

シャープ様でのYammer導入事例がマイクロソフト公式事例として公開されました。日本での大規模Yammer導入事例として貴重な本記事、大変充実したコンテンツとなっておりますので、是非ご覧いただければと思います。ご協力いただきましたシャープ様、深く御礼申し上げます。

      

シャープ様Yammer事例へのリンク

 

本記事では、Yammerを導入するにあたっての数々のノウハウが公開されていますが、その中で「社長の参加」について言及されています。「エグゼクティブの参加」は社内SNSの導入を成功させるための非常に重要な秘訣の一つになりますので、以下で特に解説しておきます。

 

Yammerを導入する際の懸念事項として一番よくお客様からご相談いただくのは、「炎上したらどうしよう」ということですが、実際に導入してみると、それは杞憂に終わる場合がほとんどです。実際に蓋を開けてみると一番深刻な問題となるのは、炎上するどころか「誰も何も書き込まない、どうしたら活性化するのでしょう」です。導入の失敗例も「活性化できなかった」という理由が一番多いです。

 

では、社内SNSを活性化させるにはどうしたらよいのでしょう?その秘訣の一つが「エグゼクティブの参加」なのです。SNSはFacebookやTwitterなどコンシューマ向けのサービスが先行していることもあり、どうしても「遊び」という印象が強いので、真面目に仕事に取り組んでいる社員であればあるほど仕事中にYammerを利用することに抵抗を感じます。そこで、エグゼクティブ層が参加・利用することで、社内の公式のツールであることを社員に認識してもらえ、安心して使ってもらえる環境を促進できます。また、リーダーシップが導入のスポンサーとなって積極的に利用することで、その重要性を社内で認識してもらえやすくなります。

 

これまで、多くのお客様のYammer導入をご支援してきましたが、その運営が上手くいっているケースでは、やはり、必ずなんらかの形でエグゼクティブ層が参加しています。エグゼクティブにとっても、社内SNSが活性化すれば、そこで従業員の臨場感のある会話や意見交換を俯瞰してみることができるようになり、現場を把握しやすくなるメリットがあります。

 

組織のトップが、従業員の会話を仕事の進行と絡めて垣間見ることは従来のツールでは中々実現できなかったことです。Yammer上に職場でのリアルなコミュニケーションをもってくることで、あたかも、地球儀をくるくると回しながら必要に応じてズームインして観察するように、現場で何が起こっているのか把握できるのです。

 

社員にとっても、企業のトップとコミュニケーションすることがこれまでよりも気軽にできるようになります。エグゼクティブ層に対して明示的に発言をしなかったとしても、何気ない発言が彼らの目に留まり、アイディアとして採用されるという感動も実現します。新入社員がアイディアを呟いたところ、社長の目に留まり、正式なプロジェクトに進展したという話も聞いています。

 

記事の中でシャープ様は、

 

「社員全員が意見交換できる風土づくりを目指してYammerを積極的に利用し、社長の発言に対して社員が意見を返すような場を作りました。 」

 

という例をご紹介されていますが、素晴らしいですね。

是非、エグゼクティブを巻き込んでの社内SNS導入を実現させてみてください。

 

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Akiko Matsubara (Twitter @kokiara)

Sr. Manager, Business Development - CSM Japan Lead