Tech Summit の歩き方~DevOps 編


(10月27日:一部セッションタイトルを更新しています)

先日、「Tech Summit の歩き方~セキュリティ編」  を公開しました。

続いて、今回は「DevOps 編」をご案内します。

セッションスケジュールにしるしをつけた「at a glance」とコンテンツオーナー安納による「解説」から構成されています。

ぜひ、参加申込みされた方は、スケジュールビルダー (ご登録者様専用)にて、プランを立ててみて下さい。

 

【Tech Summit の歩き方~DevOps 編】

※最新情報と異なる場合がございますので、最新のセッション情報はWEBサイトをご確認ください。

こちらからPDFでダウンロードいただけます。)

 

<<<at a glance>>>

以下はDay1Day2 それぞれの DevOps 関連セッションに赤い枠で印をつけたものです。
以下の各図をクリックすると拡大図で御覧いただけます。

1027_DevOps_day11027_DevOps_day2

<<<解説>>>

【DevOpsとは何か?】

DevOps(デブオップス)という言葉を初めて目にする方もいらっしゃるかもしれません。一方で、一部ではDevOps という言葉がバズワード化しています。DevOpsの「Dev」は開発者、Opsは「インフラエンジニア」を示しています。つまり、DevOpsとは、開発者とインフラエンジニアが協力してITによる価値を生み出す“活動”を意味しています。

開発者には古くからAgileという開発手法が知られています。長期間で大きな価値を一度に生み出すのではなく、短期間に小さな価値を連続して生み出すための手法です。小さな価値を積み重ねることのメリットは軌道修正が効くということです。例えば長期にわたる開発プロジェクトでは、開発の途中で革新的なテクノロジーを導入することは困難です。なぜならば、設計工程がすでに完了している段階で新技術の検討を始めることは設計のやり直し、つまり手戻りになるからです。現在日本国内で主に行われているのは、こうした工程に沿った開発手法です。水が上から下に流れるように開発プロセスを進めることからウォーターフォールと呼ばれることもあります。水を上に戻そうとすれば相当のコストが必要になります。Agile の場合は小さな価値を生みだそうとするたびにテクノロジーを見直すことができます。

一方、インフラストラクチャーはどうでしょう?仮想化やクラウドが登場する以前、稼働後のインフラ設計変更には重大な決断でした。新たなハードウェアの投資、ネットワークの敷設、環境設定、移行、下手をすれば工事が必要になるなど、事実上不可能なことでした。だから、インフラも導入前にサイジングやキャパシティプラニングなど、十分な設計を行う必要があったのです。この点はウォーターフォールのインフラ版と言えるでしょう。仮想化テクノロジーにより、そうした制約は少し軽減されました。しかし、仮想化と言えどもハードウェアの制約を受けていることに変わりはありません。サーバーの集約率は確かに高めることはできましたが、自由度を得ようとすれば、事前に“自由度を設計”する必要があったのです。設計から逸脱した自由は得ることができませんでした。しかし、インフラストラクチャーにも新たな時代が到来しました。そうです。クラウドです。ハードウェアにほとんど制約を受けないインフラストラクチャーが登場したのです。ようやくインフラストラクチャーにも Agile の思想を導入できるようになりました。言ってみれば Agile を獲得した開発者と同じ土俵に立つことができたわけです。

そこで、DevOps です。

柔軟性と自由度と迅速さを手に入れた両者がタッグを組み、アプリの開発からリリースまでを短期間で行い価値を生み出し続ける“活動”こそがDevOpsなのです。決して「System Centerを導入したら DevOps!」ではありません。そんな営業がマイクロソフトにいたら無視してくださって結構です。以下は、弊社のエバンジェリストである牛尾 剛の言葉です。

「DevOps はジャーニーである」

そうなのです。DevOpsは価値の創造を探求し続ける長い旅なのです。改善されたと思われたプロセスであっても、時間がたてばたちまちそこに無駄が見え始めます。新しいテクノロジーの登場によって、その無駄が改善される可能性もあります。そうした探求を繰り返し続けることで究極の DevOpsに近づけていく旅なのです。私たちの多くは、いまそのスタート地点に立ったばかりです。

今回の Tech Summit ではDevOpsの基本的な概念について触れるセッションは少数です。どちらかと言えば、DevOpsを実践するための手法について解説するセッションを多く取り揃えてあります。

DevOps の考え方について詳しく知りたい方は、是非事前に以下のビデオの視聴をお勧めします。de:code 2016 におけるエバンジェリスト 牛尾のセッションです。

日本でもできる!マイクロソフト技術をフル活用した DevOpsの具体的実現手法

 

【セッションの紹介】

 

>>Value Stream Mapping(VSM

ここではじめにご紹介したいのが、以下のセッションです。

APP013 |ここはあえて紙とペン! Value Stream Mapping で開発サイクルの無駄を炙り出せ!

DevOps が価値を生み出し続ける改善の旅であることは説明した通りですが、その改善箇所を可視化するのが Value Stream MappingVSM)です。このセッションではVSMの実行手法について実際に書きながら解説します。DevOpsに興味を持った方は必見です。これを知らずしてDevOpsに着手することはできません。

 

>>Infrastructure as Code

DevOpsを支えるテクノロジー(プラクティスと呼びます)の基本は「自動化」です。人手を介さず、自動化できるところはコンピューターに任せる。そうすることで間違いのない、確実な実行が可能です。クラウドの登場によってインフラストラクチャーの展開も、完全に自動化することが可能になりました。インフラの構成をEXCELのパラメタ表や手順書ではなく「コード」で表現し、それを読み込ませることでインフラを構成する手法、それが Infrastructure as Codeです。

DEP001 |Infrastructure as Code ! Linux な人から見た Azure Quickstart Templates の活用方法

CLD008 |Azure Automation でハイブリッド&マルチクラウド環境をまるごと自動化!

 Infrastructure as Code 系では、その世界の老舗でもある Puppet 社と Chef 社のエンジニアによるセッションも用意されています。同時通訳セッションとなりますが、是非本場のテクノロジーを堪能してください。

DEP003 |Puppet Enterprise と PowerShell DSC の連携によるインフラの構成管理 - Infrastructure as Code で DevOps 力を高めよう(同時通訳) (セッションタイトル変更)

DEP012 |Azure の DevOps 力!Azure Team でも採用されてるChefの力~Chef社 の Solution Architect, Matt Ray が解説!(同時通訳)

 

Tech Summit では実施されませんが、以下の収録セッションも参考になりますので合わせてのご視聴をお勧めします。

 

驚愕! Azure リソース マネージャを利用した Infrastructure as Code 実践

 

>>Azure Stack

実をいうとDevOpsはパブリッククラウドの専売特許ではなくなりつつあります。オンプレミスのプライベートクラウドでも同様のことができるようになるのです。それを実現するのが待ち遠しいのが Azure Stack です。リリースはもう少し先になりますが、Tech Summit では最新の情報をどこよりもいち早くお届けします。 

CLD005 |デモで比較! Azure & Azure Stack

CLD020 |Microsoft Azure Stack IaaS Deep Dive

 

>>Server

価値の創造にはスピードが求められます。インフラストラクチャーの展開で最も時間をロスするのがサービスを乗せるサーバーの展開です。サーバーの展開さえなければどれだけサービス展開が早く行えるでしょう。そのサーバー展開時間を大幅に短縮できるテクノロジーがコンテナです。アプリケーション本体と必要最小限のリソースがパッケージ化されたコンテナは、アプリケーションの展開時間を削減できるだけでなく、仮想マシンと比較して少ないリソース消費で済むというメリットもあります。

CLD007 |正式リリースした Windows Containers を使い倒す

CLD026 |Nano Server ついに登場!小さな巨人と戯れてみませんか?

 

>>マイクロサービス

現在、DevOpsギークから熱い視線が送られているのがマイクロサービスです。いや、逆かもしれません。マイクロサービスがDevOpsを求めているといったほうが正しいでしょう。マイクロサービスとは、その名の通り小さなサービスです。大量の機能を有するモノシリックな業務アプリは開発やテスト、展開に時間を要します。そこで、業務を複数の独立したマイクロサービスに分割し、それぞれを相互に連携させることで1つの業務を構成します。こうした概念は以前から存在しているので特に目新しいものではありませんが、技術の進歩により以前よりも効率的に、そして高速なサービスを開発できるようになりました。マイクロサービスはそれぞれが独立しているため、個々に開発と展開を進められ、開発から展開までのリードタイムを短縮できるという利点があります。当然、その開発/展開プロセスにはDevOpsが重要な役割を果たします。マイクロサービスの開発にとってDevOpsは無くてはならないものであり、DevOpsにとってマイクロサービスはDevOps自身の価値を高める格好の材料でもあります。

APP002 |DevOps 2.0 – より進化したMicroservices 環境における自動化の全技術

APP012 |Linux/Java にも対応! Azure Service Fabric を使ったマイクロサービス開発

 

>>DevOps グローバルコンソーシアム

DevOpsがバズワード化してから2年程度でしょうか。多くの記事や書籍がDevOpsの真の目的、価値を訴求しているにもかかわらず、相変わらず「この製品を導入すればDevOps実現」といった宣伝文句が見られます。そこで、古くからAgileDevOpsにかかわってきた業界の重鎮達が「正しいDevOps」を訴求すべく動き出しました。DevOps グローバルコンソーシアムの登場です。本邦初公開のコンソーシアムの登壇となります。必見です。

SPL003 |DevOps Global Consortium 発足記念】日本生まれの DevOps! DevOps スペシャリスト達のあくなき挑戦

 

DevOps Agile開発に端を発するその概念の理解から始まり、各種プラクティスの実践へと、その道のりが決して短くありません。しかし、目を背けていては変わることはできません。マイクロソフトとともに、よりよいITを追及し続けましょう。

 

 

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