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【Web PI】 Web PI を使って SIR Web アプリケーション(パッケージ検証)をインストールする

[Kateryna’s Blog Install SIR Web Application with Web PI ]の翻訳です。

SIR は Application Gallery パッケージを検証するツールです。SIR は3つの種類があり、dll、コマンドライン ツール、そして Web アプリケーションがあります。dll とコマンドラインツールに関してはこのブログ投稿を参照ください。この投稿では Web Application Gallery にアップしたいパッケージの検証を一つの Web アプリケーションでどのように実施すればいいかを説明します。他のApplication Gallery パッケージと同じように、この Web アプリケーションは Web Deploy 技術を利用して Zip ファイルにしてあります。SIR コマンドライン ツール同様にこのアプリケーションは各種検証を実施するためのメソッドを含んでいる AppGallerySIR.dll を利用しており、結果を出力するようにできています。下記では何回かのクリックでこのアプリケーションをインストールする手順をステップ バイ ステップでご紹介します。インストールをして既存あるいは新しい Application Gallery 向けのパッケージの検証を実施ください。

Web Platform Installer (Web PI) のカスタムフィード機能を利用してインストールをします。

1. Web PI を開き、オプションのダイアログを開きます。

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2. オプション ダイアログでフィードを追加します。

https://blogs.iis.net/blogs/kateroh/SIR/SIRWebPIFeed.xml

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3. “Application Gallery Tools” というタブが増えます。“Customize” のリンクのみ表示されるのでクリックします。“SIR Web Application” を選択し、インストールします。なお、コマンド ライン ツールの方はインストールを選択すると、 %ProgramFiles%\SIR  あるいは 64 ビットのマシンであれば %ProgramFiles(x86)%\SIR に配置されます。

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4. この Web アプリケーションは Web Deploy v1.0, .NET Framework 3.5 SP1 が必要です。これはパッケージ検証機能が AJAX コールを行うためです。Web PI はこれらの依存関係を検知して、無い場合には一緒にインストールをしてくれます。

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5. パラメーターを入力するページでは、このアプリケーションをインストールするパスを指定します。これはアプリケーションの web.config (構成ファイル)の内容を更新するために必要です。

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6. インストールが完了しました。“Launch” をクリックしてアプリケーションをブラウザーで起動します。あるいはアプリケーションの default.aspx ページの URL を入力して起動します。このアプリケーションでは物理的なパス、あるいは URL を検証したいアプリケーションの指定に使えます。

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URL 検証のためにプロキシーを指定する必要があれば、web.config 中の下記の記述のコメントを外して有効にしてください。

 <system.net>
   <defaultProxy>
      <proxy proxyaddress="プロキシ―サーバー+ : + ポート番号" bypassonlocal="True" autoDetect="False" />
   </defaultProxy>
</system.net>

SIR に関する構成情報は web.config 内を参照するようにしてください。

NOTE: パッケージの検証を成功させるには、実行アカウント(通常は application pool identity)が Read/Write 権限が下記フォルダーに設定されている必要があります。

 <appSettings> 
   <add key="reportFolder" value="<..>" /> 
   <add key="logFolder" value="<..>" /> 
   <add key="unzippedFolderLocation" value="<..>" /> 
</appSettings>

インストール中、value 値はインストールするように指定した物理パスの該当フォルダーにセットされます。管理者権限で実行しているなど、既に上記権限がある場合には特に何もする必要はありません。

7. この検証 Web アプリケーションの出力の例です。

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