SCOM 2007 R2 のアラートメール配信の試験手順

マイクロソフト株式会社マネージャビリティ サポート チームの佐々木です。   今回は、SCOM 2007 R2でアラートのメール配信をテストするための一連の手順をご紹介したいと思います。 アラートが出力された際にメールを配信するように設定しておくことで、重要なアラートの発生をより早く確実に知ることができるようになります。   テスト内容 ———————————————————————– DHCP client のサービスが停止した場合にアラートを生成し、アラートをメール配信する ———————————————————————–   SCOM管理コンソールで以下の設定を行います。   A.) テスト用のモニタの作成 B.) チャンネルの設定(SMTPサーバーの設定) C.) 受信者の作成 D.) 配信登録の作成   A.) テスト用のモニタの作成 ================================== DHCP client のサービスが停止した場合にアラートを生成するモニタを作成します。 モニタは試験対象の監視対象のコンピューターに対してのみ有効にします。   1.) [作成]ペインを開きます。[管理パックオブジェクト] -> [モニタ]をクリックします。   2.) [スコープの変更]をクリックします。 ターゲット内の [Windows コンピュータ]にチェックを入れて[OK]をクリックします。   3.) [Windows コンピュータ] -> [エンティティのヘルス] -> [可用性]を開きます。   4.)…


SCOM 2007 R2 Cumulative Update 1 のリリースについて

————————————————————————2010/02/04 ACS 用のアップデートの適用に失敗する問題について追記いたしました。————————————————————————   マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの 盛 です。 System Center Operations Manager 2007 R2 Cumulative Update 1 の日本語版がリリースされました。   以下のサイトからダウンロードすることができます。 “Cumulative Update 1 for System Center Operations Manager 2007 R2 (KB974144) – 日本語” http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=05d30779-2ddc-48dc-aa91-a23167ee2cad&displaylang=ja   リリースノートは以下のサポート技術情報で確認できます。 “System Center Operations Manager 2007 R2 の累積的な更新 1 のリリース ノート” http://support.microsoft.com/kb/974144   本ブログ記事では、この累積的なアップデートのについて説明します。   ————————————————————– – 累積的なアップデートに含まれる更新 ————————————————————– この累積的なアップデートには、以下の更新が含まれています。  …


SCOM 2007 コマンド通知の同時実行の上限値について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの佐々木です。 今回は通知でコマンドを利用した際の同時実行の上限値についてご説明致します。 SCOMでは「電子メール」「テキストメッセージ」「インスタント メッセージ」「コマンド」など様々な方法を利用してアラートの通知を行うことが出来ます。 この内「コマンド」を利用した通知では、コマンドの実行に際して、コマンド チャンネルというものを利用します。 このコマンド チャンネルの同時実行の上限値は 5 という製品動作上の制限があります。つまり同時に 5 個以上のコマンドを実行することは出来ません。 5 個以上のコマンドが同時に実行された場合は、5 番目以降に関しては破棄されます。 ※「同時」はコマンドの実行時間が重なっている期間を意味します。1つのコマンド実行で1つのチャンネルを利用します。 従いまして、仮に5 個以上のアラートが同時に発生し、それぞれに対してコマンド実行の通知が実施された場合は、一部の情報が通知されない結果となる可能性があります。 アラートあるいはイベントで以下のような「非同期応答の上限 (5)」を含むメッセージが出力された場合、 コマンド チャンネルの同時実行の上限数 5 に達し、5番目のコマンド実行が破棄されたことを示しています。 ————————– イベントの種類: 警告 イベント ソース: Health Service Modules イベント カテゴリ: なし イベント ID: 21410 日付: 2009/10/13 時刻: 19:52:20 ユーザー: N/A コンピュータ: XXXXX 説明: 非同期応答の上限 (5) に達したため、プロセスを作成できませんでした。このプロセスはドロップされます。 ——————————- 上記は製品の動作上の制限となり、現時点ではこの動作を変更する予定はありません。 SCOM 2007 R2…


SCOM – 「上書き」を上手に設定するコツ

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの盛です。 SCOM 2007 で、シールされた管理パックに含まれるルールやモニタの設定を変更する場合、「上書き」を利用します。 上書きの設定画面では、上書きしたいパラメータと実際に変更する値を設定しますが、この際、画面下部のプルダウンメニューから「上書きの保存先」も指定することができます。この「保存先」を意識して設定するようにすることにより、SCOM 2007 をより便利に利用することができます。 <上書きの設定画面のスクリーンショット – クリックして拡大 – >  – 上書きと依存関係について管理パックに対して「上書き」を設定した場合、「保存先」を変更しなければ、その設定情報は「既定の管理パック」に保存されます。上書きを設定したとき、設定情報を保存した管理パックには、上書きの対象となった管理パックへの「依存」が発生します。このため、保存先を変更せずに上書きを設定していった場合、気付くと「既定の管理パック」が上書きの対象となったすべての管理パックに依存している、ということになりかねません。 例えば SQL Server 管理パックの「Cannot open user default database. Login failed」ルールと IIS 管理パックの「Security: IIS Logging error: can’t create directory」モニタの設定値を上書きで変更し、その上書きを両方とも、既定の管理パックに保存した場合を考えます。この場合、「既定の管理パックは SQL Server 管理パックと IIS 管理パックに依存している」ということになります。 – 依存関係によって発生する問題点他の管理パックから依存されている管理パックは、その依存関係がある限り削除することができません。例えば上の例では、ある日 IIS 管理パックによる監視が不要になったのでこの管理パックを削除しようと考えたとしても、IIS 管理パックを削除しようとした際に「次の管理パックは、削除しようとしてる管理パックに依存しています。まず、次の管理パックを手動で削除してください」というメッセージが表示されて処理が失敗してしまいます。 この問題を回避する単純な方法は、依存している既定の管理パックを削除することなのですが、そんなことをすれば IIS 管理パックに対する上書きだけでなく、SQL Server 管理パックに対する上書きや、カスタムで作成した「アラート」表示、「状態」表示なども削除されてしまいます。直感的には、削除しようとしている管理パックに対する上書きだけを注意深く見つけ出して削除すれば良いようにも思えるのですが、この作業を行ってもやはり依存性は残ってしまいます。 – 依存関係から生じる問題を回避する方法と予防する方法こうした状況になった場合には、以下の「既定の管理パックから不要な上書きと依存関係だけを削除する方法」に記載した方法で回避することができます。しかしこの回避方法は、管理パックを直接編集する作業を含む点で煩雑かつ危険であり、移行や運用の観点でも望ましくありません。このような問題の発生を未然に防ぎ、SCOM 2007 の運用をより容易にする方法としては、上書き対象の管理パックごとに上書き保存用の管理パックを作成することが有効となります。上に記載した例の場合には、SQL Server 管理パックの「Cannot open user default database. Login…


SCOM2007 / イベントログ内のワークフロー名から、アラートの元となった「ルール」、「モニタ」及び「検出」を特定する方法について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの佐々木です。  SCOM2007 では、イベントログで示されているワークフロー名から、アラートの元となっている「ルール」、「モニタ」及び「検出」を特定することが可能です。 以下のようなイベントログが出力されていた場合を例にします。==================================================イベント ソース: Health Service Modules イベント ID : 21402  コンピュータ: SERVER01ユーザー: N/A説明: 構成したタイムアウトの 30 秒を過ぎて実行したため、次の 4:15:02 で始まるプロセスは、強制終了しました。実行されたコマンド: “C:\WINDOWS\system32\cscript.exe” //NoLogo “C:\Program Files\System Center Operations Manager 2007\Health Service State\Monitoring Host Temporary Files 4\658\LogEndToEndEvent.js” 作業ディレクトリ: C:\Program Files\System Center Operations Manager 2007\Health Service State\Monitoring Host Temporary Files 4\658\ 1 つ以上のワークフローがこの影響を受けました。 ワークフロー名: Microsoft.SystemCenter.AgentManagement.LogEndToEndEvent インスタンス名:pc1.test.localインスタンス ID: {2FCD4541-C1D0-610F-4CC1-C193EA527808} 管理グループ:…