SCVMM 2016 への移行について

こんにちは、日本マイクロソフト System Center Support Team の三輪です。   本日は、System Center Virtual Machine Manager に関して、2012 R2 から 2016 へ移行した際に新たにサポートされる製品、また逆に利用できなくなる製品についておまとめ致します。 SCVMM 2016 では強化された SDN 機能や S2D、シールド VM の対応といった新機能がいくつもございます。 しかしながら、SCVMM 2016 で利用できなくなる機能や製品もございます。 特に、影響が大きいと思われるものについて以下の通りご案内を致します。   [管理できる Hyper-Vホスト] SCVMM 2012 R2 にて管理対象の Hyper-Vホストとして、以下の製品がサポートされております。 基本的に Windows Server 2008 R2 から Windows Server 2012 R2までとなります。   – Hyper-V Server 2008 R2 – Windows…

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SCVMM における自動情報収集 (SDP) ツールの利用手順

こんにちは、System Center サポート担当の各川です。 本ポストでは、SCVMM における自動情報収集 (SDP) ツールの利用手順をご紹介します。 SDPツールは、各製品で必要になる可能性の多いログを一括で取得するツールで、具体的にお客様の環境で何が起こっているのかを確認します。 通常は弊社にお問い合わせを頂いた後、私たちエンジニアよりSDPツールによる情報の採取をお客様にお願いする場合があります。   また、SDPツールは弊社にお問い合わせいただく前に、お客様にて事前に情報の採取を行うことができます。 お客様にて、Portable_Diagnostic.exe を作成して頂き、対象のサーバー上で実行できます。 このツールを使用して事前に情報をご取得いただく事で、弊社にお問い合わせ頂く際の初動調査を効率化する事ができます。 詳細は以下のリンクをご覧ください。   トラブルシューティングに使用する情報採取ツールについて https://blogs.technet.microsoft.com/systemcenterjp/2014/12/25/702/   SDP ツールの実行は大きくわけて、以下の 2 ステップで構成されます。 ツールの実行準備 ツールの実行   ツールの実行準備 ——————————– SCVMM 関連にて、新規のお問い合わせをいただきますと、弊社サポート部より、情報採取をお願いするメールをお送りする場合があります。 メールに以下の様な URL が記載されている場合、そちらのリンクをクリックして下さい。   http://support.microsoft.com/sdp/<ランダムな文字列>   此方の作業は、インターネットに接続されているコンピューターを使用して診断ツールを作成します。 なお、情報の取得対象となるコンピューターがインターネットに接続されている場合には、そのコンピューター上ですべての操作を実行しても問題ございません。   URLのリンクをクリックすると、“マイクロソフト自動トラブルシューティング サービス” のページへ移動します。[実行] をクリックしてツールを任意のフォルダーにダウンロードします。 ダウンロードしたファイルを右クリックし、[管理者として実行] を選択して診断ツールを実行します。   “このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?” と表示された画面で、「はい」を選択します。   診断ツールを実行すると、“このツールによって、お使いのコンピューターから診断情報が収集されます”と表示されます。 [同意する] をクリックして次へ進みます。 診断用のコンポーネントのダウンロードが開始されます。 “どのコンピューターで以下の診断ツールを実行しますか?” と表示されたら、ツールの実行対象を「このコンピューター」と「別のコンピューター」の2…

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SCVMM 運用の中で推奨するウイルス対策ソフトの除外設定について

こんにちは、日本マイクロソフト System Center Support Team の久保です。 System Center Virtual Machine Manager (以下、VMM) の運用を行うにあたり、ウイルス対策ソフトの除外設定を推奨しております。 今回は VMM の運用で必要なウイルス対策ソフトの除外設定についてご紹介いたします。 Hyper-V 管理コンソールに仮想マシンが表示されない場合には、以下の設定を実施し、Hyper-V 仮想マシン管理サービスの再起動を実施してください。 ◇ 除外推奨ファイル ==================== – VHD(X) – AVHD(X) – VSV – ISO ファイル ◇ 除外推奨パス ==================== 除外が推奨されるパス (除外推奨ファイルが格納されているフォルダーのパス) は下記でございます。 > C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Hyper-V > C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual Hard Disks > C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Hyper-V\Snapshots > C:\ClusterStorage ※ 既定以外のパスに仮想ハード ディスクや Hyper-V レプリカを格納している場合、そのフォルダーにも除外設定を行ってください。 ※ ファイル サーバーなどの共有フォルダー上に仮想マシン…

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セルフサービスユーザーロールにて、NPIVを使用した仮想マシンを操作するとエラーが発生することについて

こんにちは。日本マイクロソフト System Center Support Team の三輪です。 今回は、System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) 及び System Center App Controller の連携時の動作ついてご紹介します。   SCVMM より セルフサービスユーザーを用いたユーザーロール作成し、そのロールを用いてApp Controller から操作するといったシナリオにおいて、セルフサービスユーザーを用いたユーザーロールを介して App Controller から仮想マシンの操作が出来ない、という事象が発生いたします。 これは、セルフサービスユーザーが仮想マシンにアクセスをしようとした際に、一部のオブジェクトに対して権限不足によりアクセスが失敗し、発生する事象となります。 ここでいう、オブジェクトと呼ばれるものは、仮想マシンのネットワークアダプターや、ハードディスク、ストレージ等が挙げられます。   特に、ストレージに関連した、HostFibreChannelVirtualSAN といオブジェクトに対してのアクセスが権限不足により失敗する事例が多く報告されています。 この場合、セルフサービスユーザーを用いたユーザーロールで、App Controller から NPIV を用いたボリュームをマウントしている仮想マシンに対して操作する際にエラーが発生します。 この場合、通常の仮想ハードディスクに接続している仮想マシンは操作が可能であるが、N_Port ID Virtualization (NPIV) を用いたボリュームをマウントしている仮想マシンについては操作が出来ない状況となります。 SCVMM のPowerShell を用いてアクセスを行う場合でもこの仕様により操作は失敗します。 NPIV を用いた仮想マシンの運用をお考えのお客様は上記をご確認の上、運用方法についてご検討下さい。

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System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 での SQL Server 2008 R2 のサポート状況 及び アップグレード方法について

こんにちは、日本マイクロソフト System Center Support Team の三輪です。     System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 をお使いのお客様の中には、SQL Server 2005 Express Edition をお使いの方も多くいらっしゃるかと思います。 しかしながら、SQL Server 2005 は、2016 年 4 月 12 日に延長サポートが終了する予定です。 そのため、サポート終了となる SQL Server 2005 から、SQL Server 2008 R2 へのアップグレードをお考えのお客様も増えてきているのでは?と考えております。   『SQL Server Upgrade – サポート終了のお知らせ』 https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/Solutions-SQL-Upgrade.aspx       そこで、SCVMM 2008 R2 及び SCVMM 2008…

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VMM Tips. リモート管理

こんにちは、日本マイクロソフト System Center Support Team の益戸です。 師走のお忙しいなか、いかがお過ごしでしょうか。 システムセンターサポートチームも、年末年始を気持ちよくお客様に迎えていただくべく、全力でお問い合わせに注力しております。 VMM をご利用いただくお客様から、良く聞かれるリモート管理について今回はご紹介します。 <VMM 管理コンソール vs Hyper-V / フェールオーバークラスターマネージャー> 例えば VM の起動停止。例えば、ISO のマウント。例えば、VM のフェールオーバー。 VMM 管理コンソールでも、フェールオーバークラスターマネージャーからでも問題なくできます。 もちろん、技術的にはどちらから実施いただいても構いません。 しかしながら、VMM 以外から実行すると、まれにステータスの不整合が発生します。 例えば、クラスターのノードが VMM 管理コンソールと、クラスターマネージャー上の表示が異なる等が発生します。 そんな時は、以下で情報更新をすることで整合性を取る事ができます。 <Hyper-V ホストに対して> ※ 最新の情報に更新 = Hyper-V ホストサーバーのプロパティ情報を最新に更新します。 ※ バーチャルマシンの更新 = Hyper-V ホストサーバーがホストしている仮想マシンの一覧を更新します。 <仮想マシンに対して> ※ 仮想サーバーのプロパティ情報を更新します。 なるべく、不整合が起きないようにということで、以下のような KB もご案内しております。 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2…

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Windows Azure Pack からの仮想マシンの展開と過剰コミットについて

日本マイクロソフト System Center Support Team の宮崎です。今回は、Windows Azure Pack (以下、WAP) と System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager (以下、SCVMM) を組み合わせた環境における仮想マシンの展開を行う際の制限に関して紹介します。   WAP は、Windows Server 2012 R2 から導入された新機能です。SCVMM や SQL Server 、Hyper-V 、と組み合わせることで、プライベート クラウド環境を構築することができます。また、Microsoft Azure と同じインターフェースを提供します。   “Windows Azure Pack” http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products-Windows-Azure-Pack.aspx   “Windows Server 用 Windows Azure Pack” https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn296435.aspx   さて、WAP と SCVMM を組み合わせて仮想マシンを展開する際、”過剰コミットのため仮想マシンが作成できません” というエラーが表示される場合があります。この状態では、WAP からこれ以上仮想マシンを展開することはできません。このような状態になる理由は、メッセージにある通り、仮想マシンを展開する先の Hyper-V…

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SCVMM の証明書が有効期限切れとなったときの対処方法について

日本マイクロソフト System Center Support Team の宮崎です。今回は、System Center 2012 Virtual Machine Manager 、System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager SP1 、System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager (以下、まとめて SCVMM) の使用する証明書が期限切れとなった場合や、何らかの理由で削除されてしまった場合の対処方法をご案内します。 SCVMM では、SCVMM サーバーと管理対象 Hyper-V サーバーの間の通信の安全性を確保するため、インストール時に自己署名証明書を作成します。以下のような証明書です。     フレンドリ名が “SCVMM_CERTIFICATE_KEY_CONTAINERkt-***” (*** の部分は SCVMM サーバーもしくは Hyper-V サーバーの完全修飾ドメイン名) となっている点が特徴です。また発行者はそのホスト自身になっています。 この証明書鵜の期限は SCVMM をインストールした年もしくは Hyper-V サーバーを SCVMM の管理対象に設定した年の 1/1 から 5…

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VMM 2012 R2 Update Rollup を適用する際の注意点

こんにちは。日本マイクロソフトの益戸です。 いよいよ、UR7 の公開も近づいてまいりましたが、UR7 を適用いただく際の注意事項について、お伝えしたいと思います。 Update Rollup を適用いただく事で、さまざまな新機能や新しい OS のサポートが増えるなどのメリットが多くある一方で、適用後に何らかの機能に不具合が発生する可能性もございます。 安心して、Update Rollupを適用いただく為に、この度 Update Rollup のインストールやアンインストール等について公開技術情報を作成いたしました。   How to install, remove, or verify update rollups for Virtual Machine Manager 2012 R2 https://support.microsoft.com/en-us/kb/3066343   主な注意点としては、以下の 3 点です。   ———————————————————————– 1. インストール前に必ず VMM Database をバックアップする ———————————————————————– Update Rollup では、インストールの際に自動的に VMM Database の更新を実施します。 アンインストールでは、更新したデータベースのロールバックを実施しない為、事前のバックアップが重要となります。   ———————————————————————– 2. コンソール用の更新プログラムも併せて適用する ———————————————————————– VMM…

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VMM 2012 R2 UR 6 管理コンソールの問題について

こんにちは、日本マイクロソフト System Center Support Team の益戸です。 2015年4月28日に System Center 2012 R2 向けに Update Rollup 6 (UR6) がリリースされました。 この UR6 には、VMM 向けの修正も含まれています。しかし、この修正を日本語環境に適用した際に、仮想マシンの作成ウィザードが以下のエラーにて失敗する問題が報告されています。表示されるエラー メッセージだけからは、どのような原因でエラーが発生しているのかを確認する事が難しい状況となります。もし、UR 6 を適用した環境で以下のエラーが発生する場合、別途公開している修正プログラムを適用する事で状況が改善します。こちらの事象が発生した際の参考にしてください。 [出力エラー]予期しないエラーが発生しました。もう一度ページにアクセスしてください。  [UR のバージョン確認]VMM の上部ツールバーより、バージョン情報を選択します。  バージョンが、3.2.8002.0 の場合は、UR6 が適用されています。  [修正プログラム適用手順]UR 6 が適用されている環境であった場合、以下の手順にて、Hotfix を適用してください。なお、適用先は、VMM 管理コンソールが導入されたすべてのサーバーおよび、コンピューターです。 1. 以下の技術情報より、修正プログラムを取得します。“Localized Virtual Machine Manager Administrator Console doesn’t connect after you install VMM 2012 R2 Update Rollup 6 ”http://support.microsoft.com/en-us/kb/3065235…