メール通知で表示される「解決状態」が英語表記になる

こんにちは。日本マイクロソフト System Center Support Team の黒田です。
今回は、System Center Operations Manager 2012 R2(SCOM 2012 R2)のメール配信時に表示されるアラートの解決状態の表記について紹介いたします。

SCOM 2012 R2 ではメールにてアラートを通知するため、通知チャネルの設定を実施する必要があります。
その際、変数として $Data/Context/DataItem/ResolutionStateName$ を利用し アラートの解決状態 をメールに記載することが可能です。

アラートの解決状態 とはアラートのステータスを示しており、SCOM管理コンソール では以下のように日本語として表示されています。

>>  既定で設定されている [アラートの解決状態]
・新規
・終了
・証拠の待機中
・エンジニアリングに割り当て済み
・確認済み
・スケジュール済み
・解決済み

SCOM管理コンソール上では日本語として表示されていますが 変数 $Data/Context/DataItem/ResolutionStateName$ を使用した場合、メールには [新規] や [解決済み] ではなく [New] や [Resolved] というように英語で表示されます。

これらの解決状態はデータベース[OperationsManager] の テーブル[ResolutionStateView] で、現在設定されている内容を確認することも可能です。

<< 既定のアラートの解決状態:新規 & 解決済み >>

なお、[アラートの解決状態] に対して新たに日本語で解決状態を定義した場合、変数 $Data/Context/DataItem/ResolutionStateName$ の値はメールで見ると日本語で表示されます。
これらの動作は SCOM 2012 R2 では想定された動作ですので、アラートの解決状態 を日本語での表示をご検討される場合は新たに日本語での解決状態を定義してください。

<< 追加したアラートの解決状態:サンプル >>