DPM で取得したバックアップデータをMicrosoft Azure 上で保護をする手順について


こんにちは。日本マイクロソフト System Center Support Team の久保です。

データの保存はオンプレミスの環境から、クラウド上へと移行しつつあります。

クラウド上でデータを保護することは、初期費用が少ない、課金制なので必要な容量のみの支払いでいい、保守管理が容易になる といったメリットがあります。

今回は、Azure と連携したDPM のデータ保護について、ご紹介いたします。

 

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> Azure
DPM バックアップデータを保存するための前提条件
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システム要件

DPM は、System Center 2012 SP1 以上がインストールされた物理サーバーまたは Hyper-V 仮想マシンとして実行が可能となります。
DPM
の運用環境により、必要となる更新プログラムのロールアップが変わります。サポート マトリックスをご確認ください。
* DPM
Azure Backup エージェントをインストールする前に、更新プログラムの適用を完了させてください。
また、DPM には、 Windows PowerShell および .Net Framework 4.5 がインストールされている必要があります。

– Azure Backup

DPM サーバーに Azure Backup エージェントがインストールされている必要があります。

– Azure へバックアップするときのデータ量
バックアップ データは、Azure コンテナー ストレージに格納されます。
Azure コンテナー ストレージにバックアップできるデータ量に制限はありません。
しかしながら、1 つのデータ ソース (ボリュームやデータベースなど) の転送最大サイズは 1.65 TB となります。
1.65 TB 以上のボリュームやデータベースをAzure へバックアップをする際には、予め、ボリュームを分けていただくか、データベースを分割してご取得いただく等の検討が必要となります。


参考となる技術情報:
> Azure Backup の概要
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/backup-introduction-to-azure-backup/

> Azure への DPM バックアップの前提条件
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/Dn337337.aspx

> DPM protection support matrix
https://technet.microsoft.com/en-us/library/jj860400.aspx


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> Azure 上のデータ保有期間
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DPM から Azure へバックアップする際に許容される回復ポイントの数は、366 個となっています。
バックアップの保有期間の設定は、366 個以内の回復ポイントにおいて設定することができます。
“日単位 + 週単位 + 月単位 + 年単位” のバックアップの保有期間の合計が 366 以下になるように設定を行ってください。
* DPM 2012 R2 の更新プログラム 5 からは、バックアップと保有期間の設定の範囲を構成が可能となりました。

 

参考となる技術情報:
> Azure Backup を使用した DPM ワークロードのバックアップ
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn337332.aspx

> Azure Backup の長期保有機能を発表
http://blogs.msdn.com/b/windowsazurej/archive/2014/10/01/blog-announcing-long-term-retention-for-azure-backup.aspx


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> Azure Backup
の準備
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DPM で取得したデータをAzure 上で保有するためにAzure Backup のセットアップをします。


手順 1. Backup コンテナーの作成 

 

  1- 1 管理ポータルにサインインします。
  1- 2 [+ 新規] をクリックします。

 


 

 

  1- 3 [DATA SERVICES] > [RECOVERY SERVICES] > [バックアップ コンテナー] > [簡易作成] をクリックします。

 


 


  1- 4 [
名前] に、バックアップ コンテナーを識別するための表示名を入力します。
       [
領域] で、バックアップ コンテナーの地理的領域を選択します。

 


 

 

  1- 5 [コンテナーの作成] をクリックします。

 


 

 

 

手順 2 – コンテナー資格情報のダウンロード

 

  2- 1 [RECOVERY SERVICES] をクリックし、作成したバックアップ コンテナーをクリックします。

 

 

  2- 2 オンプレミスのワークロードの保護の[コンテナー資格情報のダウンロード] をクリックし、資格情報ファイルをダウンロードして、DPM サーバーから簡単にアクセスできる安全な場所に、安全な場所に保存します。

 


 

* セキュリティのため、ファイルのキーは 48 時間で有効期限が切れます。

 

 

 

手順 3 – Azure Backup エージェントのインストールとサーバーの登録

  3- 1 オンプレミスのワークロードの保護のエージェントのダウンロードで[Windows Server] または [System Center Data Protection Manager または Windows クライアント用] を選択し、DPM サーバーからアクセスできる場所にダウンロードします。

 


 

 

  3- 2 セットアップ ファイル MARSAgentInstaller.exe を実行します。

  3- 3 [インストール設定]ページで [インストール フォルダー] [キャッシュの場所] を選択します。

* 既定のインストール フォルダーは <system drive>:\Program Files\Azure Backup Agent です。

 

  3- 4 プロキシの構成をします。

 

 

  3- 5 Microsoft Update のオプトインの設定をします。

 


 

 

  3- 6 インストール画面で問題なければ[インストール] をクリックします。

 


 

 

 

手順 4 DPM サーバーをAzure Backup に設定する 

 

  4- 1 DPM 管理コンソールを起動させます

  4- 2 管理タブのオンラインの登録をクリックします。

 


 

 

  4- 3 プロキシの構成のページで、[次へ] をクリックします。
   プロキシ サーバーを使用する際には設定をしてください
  4- 4 バックアップ資格情報コンテナーのページで、”手順 2″ で取得した資格情報コンテナー を選択します。
  4- 5 使用帯域幅の調整
  4- 6 回復先フォルダーの設定


  * Azure Backup からバックアップ データを回復する際に、一度このフォルダにデータをダウンロードします。
      回復するデータの合計量分、容量が必要となります。

 


 

  4- 7 暗号化設定のページで、パスフレーズの設定を行い、登録を完了させます。


* [クリップボードにコピー] より、コピーしたパスフレーズをテキストファイルとして、安全な場所に保管しておくことをお勧めします。

 


 

 

 

手順 5 オンライ保護を利用する

新しい保護グループの作成を行います。

5- 1 新しい保護グループ ウィザードを開始します。
5- 2 保護グループの種類の選択をします。
    今回は”サーバー” を選択します。

 


 

 

  5- 3 グループメンバーの選択のページで、保護するデータの選択をします。

 


 

 

  5- 4 データの保護方法の選択をします。
    保護方法の[オンライン保護を利用する] にチェックを付けます。

 


 

 

  5- 5 短期的な目標値の設定
  5- 6 整合性チェックオプション
  5- 7 オンライン保護するデータの指定のページで、オンライン保護をしたいデータ ソースにチェックを付けます。

 


 

 

  5- 8 オンライン バックアップ スケジュールの指定します。
    バックアップ コピーを作成するためのスケジュールを指定できます。同日内に作成できるバックアップ コピーは2回までとなります。

 


 

 

  5- 9 オンライン保持ポリシーの指定をします。
    * DPM から Azure へバックアップする際に許容される回復ポイントの数が、366 個以下となるように設定をしてください。

 

 

 

  5- 10 オンライン レプリケーションの選択のページで[自動(ネットワーク経由)] を選択します。

 


 

 

  5- 11 概要のページで間違えがなければ、[グループの作成] を始め、保護グループの作成が完了します。

 


 


 

 

* 2015 7 月時点でオフラインでのコピーを日本リージョンでは、提供していない為、日本のストレージをご利用いただく場合は、ネットワーク経由での、初回レプリケーションが必要となります。

参考として、オフラインでのデータインポートサービスについての説明に関しの技術情報です。
> Microsoft Azure Import/Export
サービスを使用した BLOB ストレージへのデータの転送
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storage-import-export-service/



参考となる技術情報:
> Azure DPM Backup
の概要
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/backup-azure-dpm-introduction/

> Azure Backup
コンテナーの構成と DPM サーバーの登録
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn337336.aspx

> Microsoft Azure
自習書シリーズ No.9
http://www.microsoft.com/click/services/Redirect2.ashx?CR_EAC=300173766

> DPM
Azure にバックアップするよう設定する
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn337341.aspx#BKMK_NewGroup

> System Center 2012 R2
による SQL Server の保護と監視
http://download.microsoft.com/download/D/B/2/DB237DD3-2B03-4F32-9A40-22E2089DE46D/SCandSQLWP_v1.1.docx



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