System Center Operations Manager 2012 R2 管理パックの上書きに関する考え方 1


こんにちは、日本マイクロソフト システムセンターサポートの新木です。
今回は、System Center Operations Manager 2012 R2 (SCOM 2012 R2) 管理パックの上書きに関する考え方について説明します。
上書きの考え方は、実は SCOM 2007 から変わらないのですが、改めて SCOM 2012 R2 の情報としてまとめたいと思います。

ルールやモニターを有効化または無効化する、ルールやモニターの監視間隔や閾値などのプロパティを変更したいというときには、管理パックの内容に変更を加える必要があります。
このとき、管理パックの「上書き」を実施することになりますが、上書き用管理パックを別途用意し、この上書き用管理パックに変更内容を保存する必要があります。

詳細を以下に説明します。

管理パックには、封印されているものと封印されていないものがあります。Windows OS 用管理パックや SQL Server 用管理パックなど、マイクロソフトが公開している管理パックは封印されており、ユーザー自身が手動で作成する管理パックは封印されません。封印されている管理パックは、直接変更することができません。封印されている管理パックに対してモニターの上書きなどの変更を加えるには、変更内容を封印されていない管理パックに保存する必要があります。封印されていない管理パックは、変更元の封印されている管理パックを参照します。変更元の管理パックから、変更が保存された封印されていない管理パックへの「依存」が発生するとも言います。

封印された管理パックへの上書きはすべて 上書き用に作成した管理パックに保存するのがベストです。
封印された管理パックを削除する場合は、最初にそれを参照する他の管理パックを削除する必要があります。また、封印された管理パックを参照する封印されていない管理パックに、別の封印された管理パックに適用される上書きや要素が含まれている場合、封印されていない管理パックを削除すると、それらの上書きや要素も失われます。


次の図は、管理パック 1、2、3 に適用する上書きがすべて 1 つの封印されていない管理パックに保存されている状態を示します。管理パック 1 を削除したい場合、まず封印されていない管理パックを削除する必要があります。見て分かるように、管理パック 2 と 3 の上書きもすべて削除されてしまいます。


最も理想的な方法は、次の図に示すように、上書きを適用する封印された管理パックごとに、封印されていない管理パックを作成することです。管理パック 1 とその封印されていない管理パックを削除しても、他の管理パックには影響がありません。


– 公開資料
上書き用管理パックの作成
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh212841.aspx

上書きの考え方や、上手に設定するコツは SCOM 2007 以降から変わりません。
以下ブログは SCOM 2007 用に記載されたブログとなりますが、こちらもぜひ一読ください。

SCOM – 「上書き」を上手に設定するコツ
http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2009/08/25/scom2007_2d00_mp_2d00_overrides.aspx


次回は、封印されていない管理パックに対して実際にどのように上書きの設定を行うかについて説明します。

System Center Operations Manager 2012 R2 管理パックの上書きに関する考え方 2 (作成中)


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