SCOM 2007 の SNMP を利用した監視の手順について


こんにちは。日本マイクロソフトの佐々木です。

System Center Operations Manager 2007 R2 (以下 SCOM 2007) でSNMP を利用した監視に関しては手順に関する技術情報が分散していることもあり
必要となる手順の流れがわかりにくいというご意見を頂くことがあります。
そこで、一連の流れについてまとめましたのでご参照いただければと思います。
SNMP 監視の実装手順
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SNMP 監視を始めるためには、以下の作業項目を実施しておく必要があります。

A.) データの送信先の設定
B.) ネットワーク機器の登録
C.) プロキシーエージェントの設定
D.) ルールあるいはモニタの作成

A.) データの送信先の設定
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SNMP 監視対象でデータの送信先を設定します。今回のデータ送信先はSCOM 管理サーバー、またはエージェントがインストールされている任意のコンピューターとなります。この設定方法つきましては、各監視対象の製品マニュアル等をご参照下さい。

B.) ネットワーク機器の登録
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"管理" ページにて "ネットワーク デバイス" を登録します。これにより、ルールおよびモニタの生成時に、[SNMP ネットワーク デバイス] ターゲットが使用できるようになります。デバイスの追加手順は以下の通りです。

1.) SCOM 管理コンソールで、[管理] ボタンをクリックします。
2.) ナビゲーション ウィンドウの下部で、[検出ウィザード] をクリックします。
3.) [自動、または詳細のどちらに設定しますか?] ページで、次の操作を行います。
 3-1. [詳細な検出] をオンにします。
 3-2. [コンピュータとデバイスのクラス] の一覧で、[ネットワーク デバイス] を選択します。
3-3. [管理サーバー] ボックスの一覧で、オブジェクトを検出する管理サーバーまたはゲートウェイ サーバーをクリックします。

4.) [次へ] をクリックします。
5.) [検出方法] ページで、次の操作を行います。
 5-1. スキャンする IP アドレス範囲について [開始] と [終了] に設定を入力します。サポートされる IP アドレスの最大範囲は 50,000 です。
 5-2. 管理するオブジェクトの SNMP コミュニティを入力します。

6.) [検出] をクリックすると、[検出の進行状況] ページが表示されます。
7.) [管理対象オブジェクトの選択] ページで、次の操作を行います。
7-1. 管理するオブジェクトを選択します。
 7-2. [変更] をクリックしてから、選択したオブジェクトのプロキシ エージェントにするコンピュータをクリックします。
 ※ プロキシ エージェントに指定できるのは、エージェントで管理された任意のコンピュータ、または管理グループの管理サーバーです。これらのコンピュータは、オプションの Windows コンポーネントである SNMP がインストールされていて、プロトコルを使用してオブジェクトに接続できる必要があります。

8.) [次へ] をクリックします。
9.) [要約] ページで、[完了] をクリックします。オペレーション コンソールの[管理] ウィンドウの [ネットワーク デバイス] ノードにオブジェクトが表示され、管理できるようになります。

C.) プロキシーエージェントの設定(変更)
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ネットワークデバイスを監視する場合、実際に SNMP トラップを発行するコンピューターを「プロキシエージェント」として指定します。このプロキシエージェントは、SCOM 管理サーバー、またはエージェントがインストールされている任意のコンピューターを指定することが可能です。オプションの Windows コンポーネントである SNMP がインストールされ、SNMP を使用してデバイスに接続できることが必要です。
B.) の手順で設定したプロキシ―エージェントを後から変更する場合はこの手順に従います。

1.) オペレーション コンソールで、[管理] ボタンをクリックします。
2.) [管理] ウィンドウで、[管理]、[デバイスの管理] の順に展開し、[ネットワークデバイス] をクリックします。
3.) [ネットワーク デバイス] ウィンドウで、プロキシ エージェントを変更するネットワーク デバイスを選択し、右クリックして、[プロキシ エージェントの変更] を選択します。
4.) [プロキシ エージェントの変更] ダイアログ ボックスで、新しいプロキシ エージェントとして設定するコンピュータを選択し、[OK] をクリックします。

※オンライン ヘルプの以下の項目を御確認下さい。
"ネットワーク デバイスを別の Operations Manager 2007 プロキシ エージェントを使用するように構成する方法"

D.) ルールあるいはモニタの作成
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次の手順を使用して、指定した管理グループ オブジェクト (SNMP ネットワーク デバイスなど) をターゲットにし、
SNMP トラップを収集して、指定した SNMP オブジェクト識別子のアラートを生成するルールを作成します。

1.) Operations Manager 2007 のルールの作成ウィザードを起動します。
2.) [ルールの種類を選択] ページで、次の操作を行います。
 2-1. [アラート生成ルール]、[イベント ベース] の順に展開し、[SNMP トラップ (アラート)] をクリックします。
 2-2. 一覧から [管理パック] を選択するか、[新規] をクリックして、管理パックの作成ウィザードで管理パックを作成します。
 2-3. [次へ] をクリックします。

3.) [ルール名と説明] ページで、次の操作を行います。
 3-1. [ルール名] を入力します。例: ルーターのトラップ アラート収集ルール.
 3-2. 必要に応じて、[説明] にルールの説明を入力します。
 3-3. [選択] をクリックし、[すべてのターゲットを表示] を選択して、[SNMP ネットワークデバイス] などのターゲットをクリックし、[OK] をクリックします。
※ターゲットは、SNMP ネットワーク デバイス オブジェクトの種類、またはそのオブジェクトから派生したオブジェクトの種類であることが必要です。

 3-4.) ウィザードの終了時にルールを有効にする場合は [ルールを有効にする] をオンのままにし、後でルールを有効にする場合はこのチェック ボックスをオフにして、[次へ] をクリックします。

4.) [収集するトラップ OID を構成します] ページで、次の操作を行います。
 4-1. SNMP コミュニティが 1 つしかない場合は、[検出コミュニティ文字列を使用]をオンのままにします。ネットワークに複数の SNMP コミュニティがある場合は、[カスタム コミュニティ文字列を使用] をクリックし、監視する SNMP コミュニティの名前を入力します。
 4-2. [オブジェクト識別子のプロパティ] セクションをクリックしてカーソルを置き、監視するネットワーク デバイスの各プロパティのオブジェクト識別子 (OID)
を入力するか、コミュニティのすべてのターゲット オブジェクトを監視する [すべてのトラップ] を選択し、[次へ] をクリックします。

5.) [アラートの構成] ページで、たとえば、アラートのプロパティを次のように設定します。
 5-1. [名前] にアラート名を入力します。例 : ルーターのトラップ アラート
 5-2. 必要に応じて、[アラートの説明] にアラートの説明を入力します。[…] ボタンをクリックし、[ターゲット] および [データ] 変数を選択して、以下のような説明
を含めることもできます。例 : IP アドレス
 5-3. [優先順位] ボックスから [高] などの優先順位を選択します。
 5-4. [重要度] ボックスから [エラー] などの重要度を選択します。
 5-5. 必要に応じて、[カスタム アラート フィールド] をクリックして値を入力するか、[…] ボタンをクリックしてカスタム フィールドに変数を挿入し、[OK] をクリック
します。
 5-6. 必要に応じて、[アラートの抑制] をクリックし、1 つまたは複数のアラートのフィールドを選択します。アラートの抑制は、同じ問題に複数のアラートがある場合に便利です。

6.) [作成] をクリックします。

手順は以上で終了です。

 

 

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