DPM 2012 SP1 のロールアップ パッケージの最新版 (2013 年 1 月版) が公開されました


 こんにちは、System Center サポート部の濱中です。
先日、DPM 2012 のサービスパック (SP1) が公開されましたが、さらに最新のロールアップ更新プログラム (RU1) が公開されておりますのでご紹介いたします。

DPM の更新プログラムは KB2802095 となります。後程、お伝えいたします通り、当ロールアップには DPM 2012 SP1 日本語環境で発生する可能性が高い不具合の修正が含まれておりますので、SP1 適用の際には、是非とも、併せてのご適用をお願いいたします。

Description of Update Rollup 1 for System Center 2012 Service Pack 1

http://support.microsoft.com/kb/2785682
http://support.microsoft.com/kb/2785682/en (英語版)

 

- ダウンロード:

作業を実施する DPM サーバーにて、上記技術情報の案内に従って [Windows Update] を実行し、ダウンロード ・ インストールを実行してください。
また、DPM サーバーがインターネットに接続していない環境では、予め、技術情報 KB2785682 上のリンクからダウンロードして、手動インストールすることも可能です (下の画像をご覧ください)。手順も、後述の [手動ダウンロードの方法] でご案内しておりますので、ご参照ください。

 

- 今回のロールアップでの修正点

今回のロールアップでの修正点は、以下のような事象に対応するものとなっておりますが、特に事象 2 は、DPM 2012 日本語環境にて発生する可能性が非常に高いものとなっております ( [補足1: DPM 2012 SP1 での管理者コンソールのクラッシュについて] に事象発生時のスクリーン ショットを掲載しておりますのでご参照ください)。現在、DPM 2012 日本語環境への SP1 適用をご検討中のお客様におかれましては、RU1 も併せてご適用されることを強くお勧めいたします。なお、DPM 2012 RTM 版からの SP1 へのインプレース アップグレードのためには、DPM 2012 ロールアップ 3 (KB2751230) の適用が必要となります。当ロールアップについては [補足2: KB2751230について] をご参照ください。

1. 保護対象のコンピューター上で記録されているコンピューター名と、Active Directory に格納されているコンピューター名との間に大文字/小文字での相違がある場合に、保護に失敗します。

2. 英語版もしくはロシア語版以外の DPM 2012 SP1 環境において、新規の保護グループを作成しようとすると、管理者コンソールがクラッシュします。(※ [補足2: DPM 2012 ロールアップ3 (KB2751230) について] をご参照ください)

3. スペイン語版の DPM 2012 SP1 環境において、[管理] – [エージェント] タブ画面がクラッシュします。 

 

- 適用にあたっての注意点

適用時の注意事項は以下の通りです。

・ DPM サーバーのシステム再起動が必要です。
・ インストーラーを起動する前に DPM 管理者コンソールは閉じてください。

DPM サーバーのシステム再起動は、バックアップ ジョブが実行中ではない時間に行うか、実行中のジョブをキャンセルして下さい。バックアップ中に再起動した場合には、該当の保護メンバーに整合性エラーが発生し、整合性チェックの実行が必要となります。

・ 保護対象のシステム再起動も必要となる可能性があります。

構成によっては、保護対象サーバーも再起動が必要となる可能性がございますので、再起動可能なスケジュールにてアップデートを実施して下さい。

 

- インストールの流れ (DPM サーバー側)

DPM の修正プログラムの適用の大まかな流れをご紹介いたします。

1. 適用前に、必ず DPMDB をバックアップしてください。

 バックアップの方法は DPM 2010 と同じです。”DPMbackup -db” コマンドを使用して .bak ファイルを作成して下さい。

参考情報: DPMDB のバックアップと復旧方法について教えてください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/gg675298.aspx

 ※ DPM 2012 を新規にインストールされた環境では、DPM のインストール パスが、下記のように変更されていますので、適宜、読み替えてください。 DPM 2010 からインプレース アップグレードした環境ではインストール パスに変更はありません。

(DPM 2010): C:\Program Files\Microsoft DPM\DPM\
(DPM 2012): C:\Program Files\Microsoft System Center 2012\DPM\DPM

2. インストーラーをダウンロードして、インストールを開始します。

 適用する DPM サーバー上から [Windows Update] を使用してダウンロード、インストール開始までスムーズに行えます。なお、インターネットに接続していない DPM サーバーでは、予め、手動でダウンロードして、インストールすることも可能です。後述の [補足3: 手動でのダウンロードについて] もご参照ください。

3. Welcome 画面が表示されますので、Next をクリックします。この画面では、DPM の進行中のジョブがあった場合、当修正プログラム適用のために失敗してしまうという注意が記載されています。

4. 続いて、EULA 画面が表示されますので、"I accept" にチェックし、[Install] をクリックします。

5. しばらくお待ちいただくと、インストールが完了します。

6. Microsoft Update を利用するか、といった選択肢が表示されますので、適宜選択の上、ウィザードを完了して下さい。

7. システムを再起動します。

※バックアップ ジョブ実行中以外でしたら、DPM サーバーのシステム再起動はいつでも実施可能です。今回は修正プログラム適用にあたり、バックアップ ジョブも停止しているはずですので、修正適用後、すぐに再起動をして下さい。

 

- エージェント側のアップデート適用手順: 

続いて、DPM エージェントのアップデートです (アップデートをしなくても、バックアップ ・ リストアは可能ですが、修正点は反映されません)。DPM エージェントのアップデートは、DPM エージェントのインストールと同じステップとなります。

※ 保護対象サーバーの再起動は、通常は不要ですが、デバイス ドライバー等の構成によっては必要となる可能性がございます。システムの稼働状況に依存し、事前に検知できないため、再起動可能なスケジュールにてご対応下さい。

[DPM 2012 管理者コンソール] - [管理] - [エージェント] 画面からのプッシュ アップデートも可能です。ただし、Windows ファイアウォールや、その他ファイアウォールが存在する環境では失敗しますので、手動アップデートが確実です。手動アップデートの場合、実行後に整合性チェックが必要となる場合がありますので、ご注意下さい。

 

ここでは、手動アップデートの手順をご紹介します。

1. DPM 2012 サーバーの、以下フォルダにあるインストーラーを、保護対象のマシンで実行するため、コピーします。

・ 32 ビット版
<DPMのインストール パス>\agents\RA\4.1.3333.0\i386\1033\DPMAgentInstaller_KB2802095.exe

・ 64 ビット版
<DPMのインストール パス>\agents\RA\4.1.3333.0\amd64\1033\DPMAgentInstaller_KB2802095_AMD64.exe

 

2. 保護対象にて、コマンド プロンプトを管理者権限で開き、以下コマンドを実行します。

・ 32 ビット版
DPMAgentInstaller_KB2802095.exe <DPM サーバーのホスト名>

・ 64 ビット版
DPMAgentInstaller_KB2802095_AMD64.exe <DPM サーバーのホスト名>



参考情報:

Q エージェント インストールのトラブルシューティングと推奨方法を教えてください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/dm/gg675294

-> DPM 2012 でも、基本的なトラブルシュートは DPM 2010 と同じです。"DPM エージェントを手動インストールにて展開する方法" の項をご参考下さい。
※ ここまでの作業で [DPM 2012 管理者コンソール] - [管理] - [エージェント] 画面にて、対象の "エージェントの状態" が OK となるはずです。もし、接続に問題がある場合、以下の手順も追加します。

- 追加手順

保護対象にて、以下コマンドを実行します。

> cd "<DPMのインストールパス>\bin"
> SetDpmServer.exe -dpmservername <DPM サーバーのホスト名>

[DPM 2012 管理者コンソール] - [保護] 画面において、各保護グループの状態をご確認下さい。手動アップデートをかけた場合、整合性チェックが必要となる場合があります。

 

[補足1: DPM 2012 SP1 での管理者コンソールのクラッシュについて]

DPM 2012 SP1 を適用した DPM サーバーで [DPM 2012 管理者コンソール] から新しい保護グループを作成しようとすると、以下のような画面でクラッシュする事例が報告されております。この事象は、英語版、ロシア語版を除くすべての DPM 2012 SP1 環境で発生する可能性があります。

 

[補足2: DPM 2012 ロールアップ3 (KB2751230) について]

DPM 2012 RTM 版から、DPM 2012 SP1 へのインプレース アップグレードのためには、DPM 2012 ロールアップ 3 (KB2751230) の適用が必要です。なお、KB2751230 につきましては、DPMDB が肥大化して DPM 2012 管理者コンソールのクラッシュに至る不具合の報告があり、SP 1 にて修正されております。当該の事象につきましては、以下の技術情報にてストアド プロシージャーを使用した別の回避方法のご案内がございますが、安定した運用の為にも、速やかに DPM 2012 SP1 ロールアップ1 (KB2802095) へのアップグレードをお勧めいたします。

技術情報: The Data Protection Manager database grows and the console crashes after installing Update Rollup 3
http://support.microsoft.com/kb/2809773

 

[補足3: 手動でのダウンロードについて]

今回の KB2802095 からは手動でのダウンロード方法が [Microsoft Update カタログ] サイトからのダウンロードに変更されました。DPM サーバーがインターネットに接続していない環境で [Windows Update] を使用できない場合などには、予め、こちらのサイトからインストーラーをダウンロードして、更新プログラムを適用して下さい。ダウンロード手順は以下のようになります。

1. 上述の技術情報 KB2785682 上のリンクをクリックすると以下のようなサイトにつながります。初めて接続する場合には、[Microsoft Update カタログ] のインストールが必要となる場合があります。[追加] をクリックして、バスケットに追加した後、[バスケットの表示] をクリックします。

2. [ダウンロード] をクリックし、フォルダーを指定してダウンロードを開始します。

3. ダウンロードしたフォルダーの中身を、DPM 2012 サーバーにコピーします。

4. 「Detectoid for System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager Server-all-dataprotectionmanager2012sp1-kb2802095_****.exe」 をダブルクリックして展開を開始します。このファイルが存在するパス名に日本語が含まれていた場合には、インストーラーの展開時にエラーが発生して失敗しますのでご注意ください。展開が終わると、そのまま、インストールの開始画面に移行しますので、ウィザードに従って作業を実施して下さい。

 

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