DPM 2010 のロールアップ パッケージの最新版 (2012 年 7 月版) が公開されました


こんにちは、System Center サポート部の濱中です。
DPM 2010 の最新のロールアップ更新プログラムが公開されましたので、ご紹介いたします。

Description of hotfix rollup package 6 for System Center Data Protection Manager 2010

http://support.microsoft.com/kb/2718797/en-us (英語版)

http://support.microsoft.com/kb/2718797/ja-jp (日本語機械翻訳版)

ダウンロード:

http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=30426

今回のロールアップはテープを用いたバックアップにおける不具合の修正が主になっています。しかしながら、その他にもDPM 2010 の既知の不具合の修正も含んでいますので、安定性向上の為に適用いただくこともお奨めいたします。

 

適用時の注意事項は以下の通りです。

- DPM サーバーのシステム再起動が必要です。

DPM サーバーのシステム再起動は、バックアップ ジョブが実行中ではない時間に行って下さい。バックアップ中に再起動した場合には、該当の保護メンバに整合性エラーが発生し、整合性チェックの実行が必要となります。

- 保護対象のシステム再起動も必要となる可能性があります。

構成によっては、保護対象サーバーも再起動が必要となる可能性がございますので、再起動可能なスケジュールにてアップデートを実施して下さい。

 

今回の修正点は以下のようになっています。

1. MOSS ファームを保護している環境においてミラーリングを実施している場合、ミラー サーバーのサーバー名がプリンシパル サーバー名と同じ文字列で始まる場合に保護出来ない事象
2. 回復ポイントの保持期間が変更された際に、既にテープに書き込まれている、現在も有効な回復ポイントの保持期間も同時に変更される事象
3. テープに書き込まれたデータが失効しても、失効日の翌日まで、そのテープを再利用できない事象
4. 保護対象上に無効な作成日時を持つフォルダーがあった場合、参照できない事象
5. 何百万ものファイルのテープへのバックアップができず、”パラメータが不正である” というエラーで失敗する事象
6. 保護グループのコロケーションにおいて、失効猶予の設定を規定値よりも長くしている環境において、テープが予定よりも早く期限切れとなる事象


- サーバー側のアップデート適用手順:

アップデートにあたっては、DPM サーバーに、事前に以下の OS の修正プログラムを適用しておく必要があります。

この OS の修正プログラムは、ダイナミック ディスクを使用している場合に、VSS が正しく動作しないことがある、という事象の修正となっており、DPM サーバーにおいてこの事象を回避することは非常に重要となります。

この修正プログラムの適用を完了するには、システム再起動が必要となります。
つまり、以下の OS の修正プログラム適用 → システム再起動 → DPM の修正プログラムの適用 → システム再起動の順番で行う必要があります。

Windows Server 2008 R2 の場合
Event ID 82 may be logged in the System log after you extend the protected dynamic volume on a Windows 7-based or Windows Server 2008 R2-based computer

http://support.microsoft.com/kb/2223201

Windows Server 2008 の場合
Event ID 82 may be recorded in the System log after you extend the protected dynamic volume on a computer that is running Windows Vista or Windows Server 2008

http://support.microsoft.com/kb/2279787

※ DPM の保護対象側には、上記修正プログラムの適用は不要です。

 

次に、DPM の修正プログラムの適用手順をご紹介いたします。

まずは、DataProtectionManager2010-KB2718797.exe をダウンロードし、DPM 2010 サーバー上で実行します。

1. Welcome 画面が表示されますので、Next をクリックします。この画面では、DPM の進行中のジョブがあった場合、当修正プログラム適用のために失敗してしまうという注意と、DPMDB のバックアップが行われる旨が記載されています。

2. 続いて、EULA 画面が表示されますので、"I accept" にチェックし、Install をクリックします。

3. しばらくお待ちいただくと、インストールが完了します。

4. Microsoft Update を利用するか、といった選択肢が表示されますので、適宜選択の上、ウィザードを完了して下さい。

5. システムを再起動します。

※バックアップ ジョブ実行中以外でしたら、DPM サーバーのシステム再起動はいつでも行っていただけます。今回は修正プログラム適用にあたり、バックアップ ジョブも停止しているはずですので、修正適用後、すぐに再起動をして下さい。

 

- エージェント側のアップデート適用手順: 

続いて、DPM エージェントのアップデートです。(アップデートをしなくても、バックアップ・リストアは可能ですが、修正点は反映されません) 

※ 保護対象サーバーの再起動は、通常は不要ですが、デバイス ドライバー等の構成によっては必要となる可能性がございます。システムの稼働状況に依存し、事前に検知できないため、再起動可能なスケジュールにてご対応下さい。

 

DPM エージェントのアップデートは、DPM エージェントのインストールと同じステップとなります。
もちろん、[DPM 2010 管理者コンソール] - [管理] タブ - [エージェント] タブからのプッシュ アップデートも可能ですが、Windows ファイアウォールや、その他ファイアウォールが存在する環境だと失敗しますので、手動アップデートが確実です。手動アップデートの場合、実行後に整合性チェックが必要となる場合がありますので、ご注意下さい。

ここでは、手動アップデートの手順をご紹介します。

1. DPM 2010 サーバーの、以下フォルダにあるインストーラーを、保護対象のマシンで実行するため、コピーします。

<32 ビット版>
C:\Program Files\Microsoft DPM\DPM\agents\RA\3.0.8180.0\i386\1033\DPMAgentInstaller_KB2718797.exe

<64 ビット版>
C:\Program Files\Microsoft DPM\DPM\agents\RA\3.0.8180.0\AMD64\1033\DPMAgentInstaller_KB2718797_AMD64.exe

 

2. 保護対象にて、コマンド プロンプトを管理者権限で開き、以下コマンドを実行します。

<32 ビット版>
DPMAgentInstaller_KB2718797.exe <DPM サーバーのホスト名>

<64 ビット版>
DPMAgentInstaller_KB2718797_AMD64.exe <DPM サーバーのホスト名>



参考情報:

Q エージェント インストールのトラブルシューティングと推奨方法を教えてください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/dm/gg675294

-> "DPM エージェントを手動インストールにて展開する方法" の項をご参考下さい。

※ 上記にて、[DPM 2010 管理者コンソール] - [管理] タブ - [エージェント] タブから、対象の "エージェントの状態" が OK となるはずです。もし、接続に問題がある場合、以下の手順も追加します。


- 追加手順

保護対象にて、以下コマンドを実行します。

> cd "C:\Program Files\Microsoft Data Protection Manager\DPM\bin"

> SetDpmServer.exe -dpmservername <DPM サーバーのホスト名>

3. [DPM 2010 管理者コンソール] - [保護] タブにおいて、各保護グループの状態をご確認下さい。手動アップデートをかけた場合、整合性チェックが必要となる場合がございます。

 

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