SCVMM の落とし穴 その5 – ある日突然、管理コンソールが開けない!?


こんにちは。
システムセンターサポート担当の住です。

ちょっと間が空いてしまいましたが、引き続き SCVMM の管理者が遭遇しやすい障害状況などを 「SCVMM の落とし穴」 としてご紹介していきます。

過去の投稿についてはこちらをご覧ください。

 

今回は管理コンソールが、"ある日突然" 開かなくなる現象についてまとめてみました。

それまで正常に使用できていた管理コンソールが、ある日突然、エラーが表示され接続できなくなる事があります。
いきなりエラー画面がポップアップされて、いつもの管理コンソールが使えないと、つい焦ってしまいますが、ここは慌てずに、ポップアップされるエラーを確認してください。

深呼吸したら、報告の多いエラーについて、その原因と解決方法についてみていきます。

 


現象

管理コンソールから VMM サーバーに接続した際に、以下の様なエラーが発生して接続できなくなる事があります。

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Virtual Machine Manager サーバー <VMM Server name> にアクセスできません。

Virtual Machine Manager の管理者に問い合わせて、アカウントが有効なユーザー ロールのメンバであることを確認し、操作を再試行してください。

ID: 1604
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Virtual Machine Manager サーバーに接続できません。入力された資格情報は、<VMM Server name> での権限が不足しています。

ID: 1605
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VMM でこの操作を実行するには、Virtual Machine Manager サーバーに接続する必要があります。

Get-VMMServer コマンドレットまたは -VMMServer パラメータを使用して Virtual Machine Manager サーバーに接続します。詳細については、コマンド プロンプトに「Get-Help Get-VMMServer -detailed」と入力してください。

データベース プリンシパルとして実行できません。プリンシパル ""dbo"" が存在しないか、この種類のプリンシパルで権限を借用できないか、ユーザーに権限がありません。

ID: 1615


原因

これらのエラーはおおよそ以下の様な状況で発生します。

  • 管理コンソールを開くユーザーが代理管理者ユーザー ロールのメンバーから削除された

  • VMM サービスの起動アカウントをドメイン アカウントに設定している状況で、「ドメイン アカウントが無効にされた」あるいは、「ドメイン アカウントのパスワードが変更された」

  • SQL サーバーの起動アカウントをドメインアカウントに設定している状況で、

    「ドメイン アカウントが無効にされた」あるいは、「ドメイン アカウントのパスワードが変更された」

  • VMM サービスをインストールしたユーザー (ドメイン アカウント) が削除された


解決方法

  • 管理者ユーザー ロールのメンバーに確認し、必要なユーザー ロールのメンバーを適切に設定してもらう。

  • ネットワーク管理者に確認し、VMM サーバー、SQL サーバーの起動ユーザー アカウント(ドメイン アカウント)が有効であることを確認。

  • SQL サーバー、VMM サーバーのサービスが起動していることを確認。

    起動していない場合には、それぞれのサービスのプロパティを開き「ログオン」タブで、「アカウント」欄にドメイン アカウントが入力されていないか確認。されている場合には、正しいパスワードを入力。

  • ネットワーク管理者に、SCVMM サーバーをインストールしたユーザー アカウントが削除されていないか確認。

    削除されている場合には、以下の手順を実行し、有効なアカウントを dbo に設定します。

    1. 以下のテキストをテキスト ファイルとして適当な名前(例: ChangeDBOwner.sql) をつけて保存します。

      ----

      USE [VirtualManagerDB]

      GO

      sp_changedbowner '<domain\NewAccount>'

      ----
      メモ: <domain\NewAccount> には、有効な ドメイン アカウント (ローカルな管理者権限のあるユーザー)を指定します

    2. コマンド プロンプトを「管理者として実行」し以下のコマンドを実行します。

      sqlcmd –S <saver\Instance name> -d VirtualManagerDB –E –i ChangeDBOwner.sql

      メモ: <Server\Instance name> は、既定のSQL Server 2005 Express の場合、localhost\MICROSOFT$VMM$ となります。

    3. エラーがない事を確認したら、SQL サーバー、VMM サーバーのサービスをそれぞれ再起動します。


詳細情報

VirtualManagerDB データベースのユーザー ‘dbo’ の確認方法については、以下をご覧ください。

 

=== 参考情報 ===

http://support.microsoft.com/kb/913423

 

それではまた次回。

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