SCOM 2007 SP1 Rollup アップデート パッチのリリースについて

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの宮崎です。 少々前の話になりますが、SCOM 2007 SP1 用の Rollup アップデート パッチがリリースされました。以下のサイトからダウンロードすることができます。 Update Rollup for Operations Manager 2007 Service Pack 1 (KB971541) – 日本語http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=05d7785d-fe69-48bc-8dfa-72a77c8936bf このパッチには、以下の更新が含まれています。 – Rollup アップデート パッチに含まれる更新==============================================================a. SP1 リリースから現在までにリリースされた主要な Hotfix に含まれている更新b. Windows 7 および Windows Server 2008 R2 をサポートするための更新c. SCOM データベースと SCOM レポーティング サービスのインストールされた SQL Server 2005 の SQL Server 2008 へのアップグレードをサポートするための更新 a の詳細については、以下の技術情報に詳細がまとめられています。 System Center Operations…

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Windows Server 2008 に SCOM SP1 をインストールする上で必要な「機能」と「役割」について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの盛です。 今回は、「SCOM サーバー」、「レポートサーバー」、「Web コンソール」を、 Windows Server 2008 にインストールする際に必要となる「機能」と「役割」についてまとめます。SCOM 2007 の「前提条件ビューア」の表示内容は、Windows Server 2003 向けに作成されているため、Windows Server 2008 で有効化しなければならない「機能」と「役割」が明示されません。(この状況は、SCOM 2007 R2 にて改善されました)そこで以下では、SCOM サーバーのインストール時に Windows Server 2008 に追加する必要のある「機能」と「役割」を一覧にまとめています。SCOM サーバーを Windows Server 2008 に対して展開する際には、あらかじめこれらの「機能」と「役割」を追加してください。 – SCOM サーバー 単体のインストールSQL Server、管理コンソールを含まないサーバーのインストールです。インストール時に必要な「機能」と「役割」は以下のとおりです。 [機能].NET Framework 3.0 の機能.NET Framework 3.0   XPS ビューア   WCF アクティブ化     HTTP アクティブ化     非 HTTP アクティブ化 Windows プロセス…

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SCOM 2007 コマンド通知の同時実行の上限値について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの佐々木です。 今回は通知でコマンドを利用した際の同時実行の上限値についてご説明致します。 SCOMでは「電子メール」「テキストメッセージ」「インスタント メッセージ」「コマンド」など様々な方法を利用してアラートの通知を行うことが出来ます。 この内「コマンド」を利用した通知では、コマンドの実行に際して、コマンド チャンネルというものを利用します。 このコマンド チャンネルの同時実行の上限値は 5 という製品動作上の制限があります。つまり同時に 5 個以上のコマンドを実行することは出来ません。 5 個以上のコマンドが同時に実行された場合は、5 番目以降に関しては破棄されます。 ※「同時」はコマンドの実行時間が重なっている期間を意味します。1つのコマンド実行で1つのチャンネルを利用します。 従いまして、仮に5 個以上のアラートが同時に発生し、それぞれに対してコマンド実行の通知が実施された場合は、一部の情報が通知されない結果となる可能性があります。 アラートあるいはイベントで以下のような「非同期応答の上限 (5)」を含むメッセージが出力された場合、 コマンド チャンネルの同時実行の上限数 5 に達し、5番目のコマンド実行が破棄されたことを示しています。 ————————– イベントの種類: 警告 イベント ソース: Health Service Modules イベント カテゴリ: なし イベント ID: 21410 日付: 2009/10/13 時刻: 19:52:20 ユーザー: N/A コンピュータ: XXXXX 説明: 非同期応答の上限 (5) に達したため、プロセスを作成できませんでした。このプロセスはドロップされます。 ——————————- 上記は製品の動作上の制限となり、現時点ではこの動作を変更する予定はありません。 SCOM 2007 R2…

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特定のアラートのみを通知する方法

マイクロソフト株式会社マネージャビリティ サポートチームの宮崎です。 今回は、SCOM 2007 SP1 で特定のアラートのみを通知対象に設定する方法を紹介します。元ネタはこちらです。管理コンソールから通知の設定を行った場合、通知するアラートをクラスやグループで絞り込むことができますが、特定のアラートのみを通知するという設定をすることはできません。しかし SCOM 2007 としては、このような設定を実現するための機能を持っています。以下では、Powershell とコンソールタスクを組み合わせて、このような設定を実現する方法を記載します。なお、この機能は SCOM 2007 R2 では既定でコンソールから設定することが可能になっています。 – 特定のアラートのみを通知するように設定する方法1. SCOM 管理コンソールの [管理] ペインを開き、[設定] ノードの [通知] にて、メール通知用の設定を行います。 2. [通知] – [受信者] ノードにて、受信者の設定を行います。 3. 以下のサイトに公開されている CreateSub.ps1 と Create.A.Subscription.By.RightClicking.an.Alert.xml をコピー アンド ペーストして、同名のファイルを作成します。 OpsMgr 2007: Creating a subscription for future occurrences of an alert http://blogs.technet.com/smsandmom/archive/2008/01/14/opsmgr-2007-creating-a-subscription-for-future-occurrences-of-an-alert.aspx 4. 作成した CreateSub.ps1 をメモ帳などのエディタで開き、server.domain.com の部分をルート管理サーバーの完全修飾ドメイン名で置き換えます。また、administrator@domain.com を、手順 2…

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SCOM 2007 の Windows 7 および Windows Server 2008 R2 サポートについて

マイクロソフト株式会社マネージャビリティ サポートチームの宮崎です。 SCOM 2007 の Windows 7 および Windows Server 2008 R2 サポートが正式に開始されました。今後は、SCOM 2007 SP1 、SCOM 2007 R2 のいずれについても、エージェントをインストールして監視することができます。また、Windows Server 2008 R2 上には、管理サーバーやゲートウェイサーバーなどをインストールすることもできます。 インストールする場合には、事前に、最新の OS 管理パックをインポートしておく必要があります。最新の管理パック (6.0.6667.0) は、下記のサイトで公開しておりますので、必要に応じて入手してください。なお、現時点で最新の管理パックは英語版のみであり、日本語用のランゲージパックはまだリリースしておりません。ランゲージパックをリリースするまでの期間については、英語表示にて運用してください。 Windows Server Operating System Management Pack for Operations Manager 2007http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=3529D233-5E3E-4B51-8F66-5D6F27005EC3&displaylang=en&displaylang=en なお、Windows 7 や Windows Server 2008 R2 に SCOM をインストールする際に発生する可能性のある問題がいくつか報告されておりますので、以下にまとめておきます。 A. OS を Windows Server 2008 R2…

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SCOM 2007 と SCVMM 2008 の連携について (PRO 機能)

マイクロソフト株式会社マネージャビリティ サポートチームの宮崎です。 今回は、SCOM 2007 と SCVMM 2008 を連携させて実現させる Performance and Resource Optimization という機能 (PRO) について紹介します。PRO は、SCOM 2007 の監視機能と SCVMM の仮想マシン管理機能を組み合わせ、仮想マシンのホスト OS や仮想マシン自体のリソース使用状況に基づいて、仮想マシンの配置を自動的もしくは半自動的に変更する機能です。この機能を利用することにより、仮想マシンのパフォーマンスとリソースの割り当てを最適化することができます。 – PRO の概要PRO では、リソースの使用状況に問題があった場合に [PRO ヒント] を出力します。[PRO ヒント] には発生している問題の内容と発生場所、解決方法が記載されています。また一部の [PRO ヒント] には、解決方法の処理自体が組み込まれており、[実装] ボタンをクリックするだけで対処を実行することができるものもあります。 PRO は主として複数の仮想マシンホストがある環境を前提としており、あるホストマシン上でリソースが不足した場合に、仮想マシンの一部を別のホスト OS に移動することで仮想マシンのパフォーマンスを改善します。また SCOM エージェントのインストールされている仮想マシンについては、リソース不足が発生した場合に、管理者に対して設定の変更を促すこともできます。 – PRO を設定する際の前提条件PRO を利用するためには、以下のソフトウェアをセットアップしておく必要があります。 a. System Center Operations Manager 2007 SP1 b. System Center Virtual Machine…

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SCOM – 「上書き」を上手に設定するコツ

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの盛です。 SCOM 2007 で、シールされた管理パックに含まれるルールやモニタの設定を変更する場合、「上書き」を利用します。 上書きの設定画面では、上書きしたいパラメータと実際に変更する値を設定しますが、この際、画面下部のプルダウンメニューから「上書きの保存先」も指定することができます。この「保存先」を意識して設定するようにすることにより、SCOM 2007 をより便利に利用することができます。 <上書きの設定画面のスクリーンショット – クリックして拡大 – >  – 上書きと依存関係について管理パックに対して「上書き」を設定した場合、「保存先」を変更しなければ、その設定情報は「既定の管理パック」に保存されます。上書きを設定したとき、設定情報を保存した管理パックには、上書きの対象となった管理パックへの「依存」が発生します。このため、保存先を変更せずに上書きを設定していった場合、気付くと「既定の管理パック」が上書きの対象となったすべての管理パックに依存している、ということになりかねません。 例えば SQL Server 管理パックの「Cannot open user default database. Login failed」ルールと IIS 管理パックの「Security: IIS Logging error: can’t create directory」モニタの設定値を上書きで変更し、その上書きを両方とも、既定の管理パックに保存した場合を考えます。この場合、「既定の管理パックは SQL Server 管理パックと IIS 管理パックに依存している」ということになります。 – 依存関係によって発生する問題点他の管理パックから依存されている管理パックは、その依存関係がある限り削除することができません。例えば上の例では、ある日 IIS 管理パックによる監視が不要になったのでこの管理パックを削除しようと考えたとしても、IIS 管理パックを削除しようとした際に「次の管理パックは、削除しようとしてる管理パックに依存しています。まず、次の管理パックを手動で削除してください」というメッセージが表示されて処理が失敗してしまいます。 この問題を回避する単純な方法は、依存している既定の管理パックを削除することなのですが、そんなことをすれば IIS 管理パックに対する上書きだけでなく、SQL Server 管理パックに対する上書きや、カスタムで作成した「アラート」表示、「状態」表示なども削除されてしまいます。直感的には、削除しようとしている管理パックに対する上書きだけを注意深く見つけ出して削除すれば良いようにも思えるのですが、この作業を行ってもやはり依存性は残ってしまいます。 – 依存関係から生じる問題を回避する方法と予防する方法こうした状況になった場合には、以下の「既定の管理パックから不要な上書きと依存関係だけを削除する方法」に記載した方法で回避することができます。しかしこの回避方法は、管理パックを直接編集する作業を含む点で煩雑かつ危険であり、移行や運用の観点でも望ましくありません。このような問題の発生を未然に防ぎ、SCOM 2007 の運用をより容易にする方法としては、上書き対象の管理パックごとに上書き保存用の管理パックを作成することが有効となります。上に記載した例の場合には、SQL Server 管理パックの「Cannot open user default database. Login…

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SCOM2007 / イベントログ内のワークフロー名から、アラートの元となった「ルール」、「モニタ」及び「検出」を特定する方法について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの佐々木です。  SCOM2007 では、イベントログで示されているワークフロー名から、アラートの元となっている「ルール」、「モニタ」及び「検出」を特定することが可能です。 以下のようなイベントログが出力されていた場合を例にします。==================================================イベント ソース: Health Service Modules イベント ID : 21402  コンピュータ: SERVER01ユーザー: N/A説明: 構成したタイムアウトの 30 秒を過ぎて実行したため、次の 4:15:02 で始まるプロセスは、強制終了しました。実行されたコマンド: “C:\WINDOWS\system32\cscript.exe” //NoLogo “C:\Program Files\System Center Operations Manager 2007\Health Service State\Monitoring Host Temporary Files 4\658\LogEndToEndEvent.js” 作業ディレクトリ: C:\Program Files\System Center Operations Manager 2007\Health Service State\Monitoring Host Temporary Files 4\658\ 1 つ以上のワークフローがこの影響を受けました。 ワークフロー名: Microsoft.SystemCenter.AgentManagement.LogEndToEndEvent インスタンス名:pc1.test.localインスタンス ID: {2FCD4541-C1D0-610F-4CC1-C193EA527808} 管理グループ:…

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今後の SCOM 管理パックの日本語化について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの宮崎です。 SCOM 管理パック日本語版のリリース方法について、この度変更が実施されることになりましたのでお知らせいたします。今まで弊社では、英語版の管理パックとは別に日本語版の管理パックをリリースするという方法をとっておりました。しかしこれからは、英語版管理パックに適用するランゲージパックをリリースすることになりました。日本語版 SCOM を利用する場合には、英語版の管理パックをインポートした上で日本語ランゲージパックをインポートすることになります。ランゲージパックをインポートすることで、管理パックの内容が日本語化されます。このような形態でのリリース方法に移行することにより、ランゲージパックがリリースされるまでの期間は英語版管理パックで運用を行い、ランゲージパックがリリースされた時点で追加インポートして表示を日本語化するという運用が可能となります。 既に 3 種類の管理パックについて日本語ランゲージパックがリリースされていますので、以下にリンクを記載します。 Operations Manager 2007 用の Windows Server オペレーティング システム管理パックhttp://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=3529d233-5e3e-4b51-8f66-5d6f27005ec3※名称は「管理パック」となっていますが、ランゲージパックです。 System Center Operations Manager 2007 用の Windows Server プリント サーバー管理パックhttp://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=7cb26de3-7658-4c47-aefa-2136c48f4603※名称は「管理パック」となっていますが、ランゲージパックです。 Operations Manager 2007 用の Windows Server 2008 グループ ポリシー管理パックhttp://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=12a29de3-7147-4488-8b1d-5825892f2b05※名称は「管理パック」となっていますが、ランゲージパックです。 上記のランゲージパックをインポートするためには、前提として以下の英語版管理パックをインポートする必要があります。 Windows Server Operating System Management Pack for Operations Manager 2007http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=en&FamilyID=3529d233-5e3e-4b51-8f66-5d6f27005ec3 Windows Server Print Server Management Pack for System Center…

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SCOM2007 / Windows Server 2008 での証明書設定手順について

マイクロソフト株式会社マネージャビリティサポートチームの佐々木です。System Center Operations Manager 2007 では ワークグループ環境や、信頼関係のないドメインにあるコンピューターを証明書を利用して監視することができます。証明書サーバーとして、Windows Server 2003 を利用する際の手順についてはこちらをご参照下さい。証明書サーバーとして、Windows Server 2008 を利用した際の手順は以下のとおりとなります。なお、Windows Server 2003 に対して KB 922706 を適用した場合も、以下の手順で設定する必要があります。 –2013年8月7日追記–後述する手順はスタンドアローンCAを利用した手順です。スタンドアローン CA と エンタープライズ CA では手順が異なります。エンタープライズ CA を利用した手順については以下のドキュメントをご参照ください。http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb735413.aspx –2014年12月16日追記–SCOM 2012 の環境では以下をご参照ください。(手順の流れは SCOM 2007 と同様です。)http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh467900.aspx*Windows Server 2012 のCAについてWindows Server 2008 のCAの手順と同じ手順でご実施ください。 – 環境 証明書サーバー(Windows Server 2008 Stand-Alone CA)SCOM管理サーバー(Windows Server 2008)監視対象コンピューター(Windows Server 2003) – 証明書の設定手順以下の A から F の作業を、RMS とエージェントをインストールするコンピュータの両方で実施します。手順 E については、エージェントをインストールするコンピュータでのみ実施します。…