権限を削除した場合の動作について

こんにちは。SharePoint サポートの井上です。   今回の投稿では、SharePoint で権限を削除した場合の動作についてご案内いたします。   概要 SharePoint では特定のオブジェクト (リスト、フォルダー、など) からユーザーの権限を削除した場合、下位の全ての固有の権限が設定されているオブジェクトからも、該当のユーザーに関する権限が削除される動作となります。 本動作は製品で想定される動作であり、製品の動作制限となりますので、動作を十分に御理解の上、運用をご検討ください。 なお、Online、On-Premise 共に同様の動作となります。   サンプルシナリオ 例として以下のような構成を考えます。 * リスト、フォルダーについて権限の継承を無効にし、ユーザーAに対して、それぞれのオブジェクト (カスタム リスト、フォルダー) に固有の権限を付与しているとします。   この状況において、カスタム リストに割り当てられたユーザーAの固有の権限を削除すると、Folder、SubFolder に付与されたユーザーAの固有の権限も同時に全て削除されます。   本動作の詳細 ユーザーが階層化されたオブジェクト (フォルダー/アイテムなど) にアクセスする場合、SharePoint の内部動作において、アクセス先の上位のオブジェクトの情報取得が生じます。 上記のサンプルシナリオの場合、ユーザーが “SubFolder” にアクセスすると SharePoint の内部動作では “SubFolder” の上位オブジェクトである “カスタム リスト”、”Folder” についての情報取得も実施されるため、上位オブジェクトに関する情報が取得できない場合にはエラーが発生する動作が想定されます。 “カスタム リスト” からユーザーAの権限を削除すると、結果として下位オブジェクト (“Folder”、”SubFolder”) へのアクセスもできなくなるため、”Folder”、”SubFolder” からもユーザーAの権限が削除される動作になる事を確認しています。   参考情報 以下の情報はオンプレミスの SharePoint を対象にしていますが、SharePoint Online でも同様にご参考にいただけます。…

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Search Query Tool のご紹介

こんにちは。SharePoint サポートの清です。 今回は、検索結果の管理プロパティの値などを確認する場合に有用なツール(Search Query Tool)を紹介したいと思います。   SharePoint 2013 以降のバージョンでは、検索 REST サービスを使用して、検索結果を取得することができます。 Search Query Tool は、この仕組みを利用したツールとなり、SharePoint 2013, SharePoint 2016, SharePoint Online で使用できます。 codeplex のツールのサポートは提供しておりませんが、Search Query Tool はインストール不要で簡単にプロパティ値を確認することや、対象のアイテムがクロールされているかの判断にもご利用いただける便利なツールですので、必要に応じてご活用いただければ幸いです。   <目次> 1. ダウンロード方法 2. Search Query Tool の使用方法   1. ダウンロード方法 ================ ツールのダウンロード先は以下です。 タイトル : SharePoint 2013 Search Query Tool アドレス : http://sp2013searchtool.codeplex.com/ 1) 上記リンクより、紫色の [download] ボタンをクリックし、SharePoint 2013…

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PSCONFIGUI.EXE と PSCONFIG.EXE はどちらを使うべきか

こんにちは、SharePoint サポートの川添です。 今回の投稿では、Senior Escalation Engineer Stefan Gossner さんが投稿している以下の記事をベースに、PSCONFIGUI.EXE と PSCONFIG.EXE の相違について説明したいと思います。なお、本投稿は、作者の許可を得て投稿、一部追記しています。 Why I prefer PSCONFIGUI.EXE over PSCONFIG.EXE PSCONFIG.EXE と PSCONFIGUI.EXE は、いずれも構成ウィザードとして知られる、コマンドベースラインのツール、GUI ベースのツールという相違があります。 PSCONFIGUI.EXE は、SharePoint で更新プログラムの適用後に実施するいくつかのタスクを実施する UI ベースの構成ウィザードです。 PSCONFIG.EXE は、より詳細なオプションを指定することのできるコマンドラインツールであり、そのオプションの指定次第では UI ベースの構成ウィザードよりも短時間で完了することもあります。 一方、コマンドラインツールである PSCONFIG.EXE は、その性質上どの操作を実施するかは、実施するユーザーが指定するオプションに依ります。多くの場合、PSCONFIG.EXE を実施する場合に、以下のオプションを指定して実施することがあります。 PSCONFIG -cmd upgrade -inplace b2b -wait しかしながら、このコマンドは、PSCONFIGUI.EXE で実行される操作のサブセットを実行するのみです。例えば、このオプションでは、Web Application の _app_bin にあるファイルは更新されません。PSCONFIG.EXE で実行できるオプションには、以下のようなものがあります。オレンジでマークされた操作は、更新プログラムを適用した後に、PSCONFIGUI.EXE を実施した場合に自動的に実施される操作です。 Usage: psconfig.exe -cmd [Parameters] psconfig.exe -help…


SharePoint Server の更新プログラムの適用方法について

こんにちは、SharePoint サポートの川添です。 SharePoint には、Service Pack や Cumulative Update、Public Update 等の各種の更新プログラムの種類があります。いずれの更新プログラムにおいても、基本的な適用方法は同じですので、今回の投稿の中で、SharePoint Server の更新プログラムの適用方法について説明します。 更新プログラムの詳細については、以下のブログ記事にて詳細に解説してありますので、併せてご参照ください。 SharePoint 修正プログラム詳解 (SharePoint patching demystified)   更新プログラム適用の概要 SharePoint の更新プログラムの適用手順は、1). 更新モジュールの適用、2). データベース スキーマの更新、ファイルシステム上のセキュリティ設定、必要なバイナリ― ファイルの再配置、フィーチャーの更新等の 2 ステップから更新されます。TechNet の記事にも更新プログラムの適用はバイナリファイルのインストールと、サーバー側でのアップグレードの 2 つを実施する必要がある点について記載されています。この 2 つ目のステップを実施するのが、構成ウィザードになります。そのため、更新プログラムの適用を完全に完了するには、上記 2 つのステップを完了する必要があります。   ポイント CU適用の基本的な流れは以下になります。 ①CUインストールによるバイナリの更新 => ②構成ウィザードの実施によるデータベーススキーマ更新 このうち②には時間がかかる場合があるため取り急ぎ①まで先に実施した後②の実施を先延ばしにすることもできます。   補足 : この構成ウィザードを実施するサーバー側の更新ステップでは、環境により時間がかかる場合があります。そのため、SharePoint 2010 以降では、ステップ 1 となる、更新モジュールの適用を完了した後、システムの運用上の要件、制約により、構成ウィザードを実施するまでの間の期間を置くことができようになりました。これは、下位互換性 (Compatibility Range) がサポートされるようになったためです。この期間は、設定があるわけではありませんが、合理的な期間 (数日 -…


Security Update MS16-004 をインストールすると、リストビューが正常に表示されなくなる

SharePoint サポートの川添です。先日公開された MS16-004 について複数の報告が寄せられていますので、ご注意ください。 問題MS16-004 (SharePoint Server 2013) を適用すると、リストのビューが正常に表示されなくなる。 対処策 2016. 1 月の累積的な修正プログラムを適用する (構成ウィザードの実施も必要です) 補足) 2016.1月の修正プログラムについては、以下のブログ記事で紹介していますので、ご参照ください。 2016 年 1 月の CU がリリースされました 現在、この問題については開発部門に報告されており、調査中です。また、SharePoint 2013 において問題が発生することが報告されています。 状況にアップデートがあり次第、本投稿を更新します。 2016.2.3 Update – 更新プログラムの記事にアップデートされた情報が更新されています。(More Information セクション) この問題に対処するには、2016.1 月の累積的な更新プログラムを適用してください。 併せて、以下のブログ記事についてもご参照ください。 Solution for the list view issue with MS16-004 (January 2016 PU) for SharePoint 2013   エラーメッセージの一例です。日本語環境では、日本語のエラーメッセージが表示されます。 ********** TypeError : Unable…


2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) と 2015 年 11 月度のセキュリティ更新プログラム MS15-116 (KB3101521) 適用後、Office 2010 がクラッシュする問題が修正されました

こんにちは Office サポートの荒井です。 以下の blog 記事で説明しておりました 2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) と、2015 年 11 月度のセキュリティ更新プログラム MS15-116 (KB3101521) を起因としたOffice 2010 アプリケーションが強制終了する問題について、日本時間で、本日 12 月 9 日 (水) に、Office 2010 更新プログラムとサポート技術情報 (KB3114399) が公開され修正されました。 タイトル : 2015 年 10 月度に公開された KB3055034 適用後、Office 2010 アプリケーションがクラッシュする問題について アドレス : http://blogs.technet.com/b/sharepoint_support/archive/2015/11/11/issue-of-kb3055034-office-2010.aspx 本問題に該当されるお客様は、以下の手順により Office 2010 更新プログラムを入手いただき、適用いただけますようお願いいたします。 弊社製品の動作により、お客様にはご不便とご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。   ===================================================== – Office 2010 更新プログラムとサポート技術情報 (KB3114399) の詳細 =====================================================…

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2015 年 10 月度に公開された KB3055034 適用後、Office 2010 アプリケーションがクラッシュする問題について

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*2015/12/9 に更新しました。 本 blog 記事で説明した問題は、2015 年 12 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3114399) で修正されました。詳細は、以下の blog 記事をご覧ください。 タイトル : 2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) と 2015 年 11 月度のセキュリティ更新プログラム MS15-116 (KB3101521) 適用後、Office 2010 がクラッシュする問題が修正されましたアドレス : http://blogs.technet.com/b/sharepoint_support/archive/2015/12/09/fixed-the-issue-of-kb3055034-and-kb3101521-for-office-2010.aspx*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* こんにちは Office サポートの荒井です。すでに Office 365 コミュニティ サイトに記事が掲載されておりますが、2015 年 10 月度の Office 2010 更新プログラム (KB3055034) が適用された Office 2010 がインストールされたクライアント端末で、オンプレミスの…

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複数行テキストのリスト列を作成する

SharePoint サポートの 末崎 (スエザキ) です。   本稿では、SharePoint 2013 のカスタムリストなどにリスト列を複数行テキストで追加、編集した際の動作についてご説明させていただきます。   あるカスタムリストに列を複数行テキストで作成することがあると思います。 以下、列の作成画面です。     また、作成した列の種類を変更することもあると思います。 以下、既存の列の編集画面です。     お気づきになられましたでしょうか。   列の作成時には、テキストの種類として「書式なしテキスト」「拡張リッチ テキスト」を選択できますが、編集時には「リッチ テキスト」が増えています。 SharePoint 2013 では、リスト列を複数行テキストで作成する場合、「拡張リッチ テキスト」の利用をお勧めしているため、列の作成時に「リッチ テキスト」を選択することができません。 ただし、以前のバージョンの SharePoint では、「書式なしテキスト」と「リッチ テキスト」、「拡張リッチ テキスト」を作成することが可能でした。 以前のバージョンの SharePoint で作成されたリストの種類変更などに対応するための互換措置として、列の編集画面に「リッチ テキスト」が残されているとご理解いただければ幸いです。   タイトル:リスト内の列見出しのテキストの書式を変更する アドレス:https://support.office.com/ja-jp/article/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E5%86%85%E3%81%AE%E5%88%97%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E6%9B%B8%E5%BC%8F%E3%82%92%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%99%E3%82%8B-6f376710-16db-4469-82e3-ebbe17a52172   なお、「拡張リッチ テキスト」は、Web ベースの文字列 (ハイパーリンクなどに対応) を使用できます。 「リッチ テキスト」は、拡張リッチ テキストの機能として上記に劣りますが、文字スタイルなどは変更できます。   リッチ テキスト列を扱う複数行編集ツールについて SharePoint 2013 のリストの編集には「クイック編集」や「Access…


「クイック編集」について

SharePoint サポートの 末崎 (スエザキ) です。 今回、初めてブログへ投稿をさせていただきます。 本稿では、SharePoint のリストやライブラリを編集するための機能である 「クイック編集」 にフォーカスを当てていきます。     「クイック編集」とは何か そもそも、「クイック編集」とは何か、何ができるのか、ということからご説明していきたいと思います。 前述のように、サイト内のリストやライブラリ内のデータを編集し、Excel などからのデータを一括で登録したり編集することができます。 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、以前の SharePoint では、「データシートビュー」として実装されていた機能になります。 つまり、「データシートビュー」の代替機能として SharePoint 2013 から「クイック編集」が実装されています。 なお、SharePoint 2013 にもビューとして “データシートビュー” (クイック編集と同様) が存在するため、本投稿では以下のように表記させていただきます。   以前の SharePoint:「データシートビュー」 SharePoint 2013   :「クイック編集」     「データシートビュー」 が代替された経緯 セキュリティ上の懸念がある ActiveX サポートの優先度を下げる方針がインターネット標準となっている状況があります。 これは、SharePoint がサポートするブラウザ全般においても同様の方向性となります。 このため、端末の Office アドオン (AcitveX) に依存した「データシートビュー」から、JavaScript ベースの「クイック編集」へ代替されています。     「データシートビュー」 と「クイック編集」の違いについて 上述のように、「データシートビュー」…


SharePoint Designer 2013 の使用に必要な権限

SharePoint サポートの江口です。今回の投稿では、SharePoint Online (SPO) および SharePoint Server 2013 で SharePoint Designer 2013 (SPD 2013) を使用するにあたり、ユーザーに必要な権限について記載します。 SPD 2013 は様々なカスタマイズができるツールであるため、SharePoint サイト管理者が、一般ユーザーの SPD 2013 の使用を制限したい場合があります。一方で、特定のユーザーのみに SPD 2013 の使用を許可したい要望もあるかと存じます。   以下に、SPD 2013 を使用するにあたり必要な権限情報についてご案内いたします。   必要な権限 SPD 2013 で SPO 上の SharePoint サイトにアクセスするためには、既定で用意されているものでは、以下のいずれかの管理者ロールかアクセス許可レベルが割り当てられたユーザーである必要があります。   管理者ロール (Office 365 管理センターから設定可能) 全体管理者 SharePoint 管理者 アクセス許可レベル (SharePoint サイトで設定可能) デザイン権限 フルコントロール権限 サイト コレクションの管理者 全体管理者 SharePoint…

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