エクスプローラービューでドキュメント ライブラリを開こうとした際、証明書の選択ダイアログが表示される事象について

こんにちは。SharePoint Online サポートの江田です。
本投稿では、エクスプローラーでSharePoint Online のドキュメント ライブラリを開こうとした場合に証明書の選択ダイアログや、認証ダイアログが表示される事象の概要とその対処方法について記載いたします。

 

【事象について】

Windows 7 または 8.1 を利用している一部の端末において、SharePoint Online 上の [エクスプローラーで表示] コマンドをクリックし、ドキュメント ライブラリをエクスプローラーで開こうとした際に、下記のような証明書の選択ダイアログや、資格情報入力のダイアログが表示される場合があります。

その後ダイアログに資格情報を入力したり、[キャンセル] をクリックしてもエクスプローラーで開けません。
*執筆時点 (2017 年 9 月 19 日) で Windows 10 での事象の再現性は確認されておりません。

 

【対処について】

本事象は端末にOS の修正プログラムが定期的に適用されておらず、適用済みの修正プログラムのバージョンが比較的古い場合に発生することが確認されております。Windows 7、8.1 共に、Windows Update などで端末に現時点の最新の修正プログラムを適用することで現象が回避することを確認しております。従いまして、同様の現象を確認された場合は、以下のリンクから最新の修正プログラムをご確認いただき、端末に適用いただくことで現象が解消するかご確認ください。

 

Windows 7 の場合
タイトル : Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 SP1 の更新履歴
URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4009469

 

Windows 8.1 の場合
タイトル : Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 の更新履歴
URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4009470

 

なお、Windowsの修正プログラムの提供形式として、現在ロールアップと呼ばれる形式で提供されております。ロールアップの形式の修正プログラムを端末に適用した場合、該当の修正プログラムのリリース時点までの全ての更新内容が端末に適用されるような動作となります。そのため、最新の修正プログラムを適用いただくことにより、過去の不具合や脆弱性も含めて回避できることから通常は最新のロールアップの適用いただくことを推奨しています。ただし、ロールアップによっては、既知の問題を含んでいる可能性もございますので、各ロールアップに対応した技術情報の ”この更新プログラムの既知の問題” の既知の問題の箇所等もご確認の上、運用に沿った修正プログラムをご適用ください。

 

【補足】

上記以外に SharePoint Online のドキュメント ライブラリをエクスプローラーで開いた際に問題が発生した場合は、一般的なトラブルシューティングの方法として下記資料を公開しております。こちらの情報も併せてご確認ください。

タイトル : [エクスプローラーで表示] コマンドを使用して SharePoint Online の問題をトラブルシューティングする方法
URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2629108/how-to-use-the-open-with-explorer-command-to-troubleshoot-issues-in-sh