SharePoint Online の添付ファイルのダウンロードの動作について


こんにちは。SharePoint サポートの井上です。

 

今回の投稿では、SharePoint Online でリスト アイテムの添付ファイルを、ブラウザーのメニューから保存する場合の動作についてご説明いたします。

 

概要

リスト アイテムに添付された Office ファイルのリンクを右クリックし、ブラウザーのコンテキストメニューの [対象をファイルに保存] (ブラウザーによって、メニューの表記は異なります) をクリックすると、Office ファイル (.docx、.xslx など) ではなく WopiFrame.htmがダンロードされる動作が発生する場合があります。

fig1

 

本動作は、サイト コレクションの機能が既定の状態の場合に、新しい GUI のカスタム リスト以外で発生し得る、製品の動作制限となります。

本現象が発生する場合は、添付ファイルのリンクをクリックすると Office Online (ブラウザー上で動作する Web 版の Office アプリケーション) が起動しますので、Office Online のメニューからファイルをダウンロードしてください。

fig2

 

なお、新しい GUI のカスタム リストでは、本動作への対応が実施されており、ブラウザーのコンテキストメニューの [対象をファイルに保存] からファイルをダウンロードすることが可能です。

* 新 GUI は従来とは異なる新しい技術が使用されており、旧 GUI では対応できなかった動作も随時対応が進んでおります。

fig4

 

動作の詳細について

本動作は、サイト コレクション機能の "既定でクライアント アプリケーションでドキュメントを開く" が影響します。

既定で本機能は無効であり、サイト コレクションの管理者以上の権限を所有しているユーザーのみ、サイトの設定ページから設定を変更できます。

fig3

 

本機能が無効の場合、ドキュメント ライブラリのファイルや、リスト アイテムの添付ファイルをクリックした場合、Office ファイルの場合は Office Online でファイルが開く動作になります。

このため、リスト アイテムの添付ファイルについて、HTML にマークアップされるリンク先 URL は、Office Online でファイルを開くためのページの URL (<サイト コレクションの URL>/_layouts/WopiFrame.aspx?<各種パラメータ>) になり、Office ファイルの実体へのリンクとはなりません。

この状態で、ブラウザーのコンテキストメニューの [対象をファイルに保存] を実行すると、Office Online でファイルを開くためのページのダウンロードを試みるため、Office ファイルではなく、WopiFrame.htm がダウンロードされる動作となります。

テキストファイル (.txt) など、Office ファイル以外は Office Online で開くことができないため、Office Online でファイルを開くためのページの URL が生成されず、本現象は発生しません。

 

なお、ドキュメント ライブラリにおいては、旧 GUI においても本現象は発生しません。

ドキュメント ライブラリは、ドキュメントの管理に最適化されたライブラリとなるため、旧 GUI においてもファイルのリンクを右クリックすると、ブラウザーのコンテキストメニューではなく、ドキュメントの操作に特化した専用のメニューが表示されます。

ブラウザーのコンテキストメニューの [対象をファイルに保存] が実行できないため、本現象の発生には至らない動作となります。

fig7

 

本動作を変更するためには、サイト コレクション機能の "既定でクライアント アプリケーションでドキュメントを開く" をアクティブ化することで、リスト アイテムの添付ファイルの URL が、Office Online でファイルを開くためのページではなく、Office ファイルの実体へのリンクに変更されます。この状態で、ブラウザーのコンテキストメニューからファイルを保存すると、Office ファイルがダウンロードされる動作に変更されます。

しかしながら、本機能をアクティブ化することで、ドキュメント ライブラリなどで Office ファイルをクリックした場合に、Office Online ではなく、端末にインストールされた Office アプリケーションでファイルを開くことを試みるように動作が変更されます。本動作には、Internet Explorer のアドオンが影響するなど、ブラウザーによって動作が異なりますので、設定変更を実施される場合は、ご利用いただいている環境で事前に十分に動作をご確認されることをご検討ください。

 

参考情報

以下の情報はオンプレミスの SharePoint を対象にしていますが、SharePoint Online でも同様にご参考にいただけます。

タイトル : ブラウザー対応ドキュメントの既定のオープン動作を設定する (SharePoint 2013 と組み合わせて使用するOffice Web Apps)
アドレスhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee837425(v=office.15).aspx

 

まとめ

以下の条件を満たす場合に、リスト アイテムの添付ファイルをブラウザーのメニューからダウンロードすることはできません。この場合は、Office Online のダウンロード機能をご利用ください。

・サイト コレクション機能の "既定でクライアント アプリケーションでドキュメントを開く" が無効

・添付ファイルが、Office ファイル (.docx.xslx など)

 

また、サイト コレクション機能の "既定でクライアント アプリケーションでドキュメントを開く" をアクティブ化することで、添付ファイルをダウンロードする動作を変更することができます。

ただし、ドキュメント ライブラリ、及び各種リストの添付ファイルをクリックした場合の動作が変更されるので、設定変更を実施される場合は予めご留意ください。

 

今回の投稿は以上です。

本情報の内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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