複数行テキストのリスト列を作成する

SharePoint サポートの 末崎 (スエザキ) です。

 

本稿では、SharePoint 2013 のカスタムリストなどにリスト列を複数行テキストで追加、編集した際の動作についてご説明させていただきます。

 

あるカスタムリストに列を複数行テキストで作成することがあると思います。

以下、列の作成画面です。

 

 

また、作成した列の種類を変更することもあると思います。

以下、既存の列の編集画面です。

 

 

お気づきになられましたでしょうか。

 

列の作成時には、テキストの種類として「書式なしテキスト」「拡張リッチ テキスト」を選択できますが、編集時には「リッチ テキスト」が増えています。

SharePoint 2013 では、リスト列を複数行テキストで作成する場合、「拡張リッチ テキスト」の利用をお勧めしているため、列の作成時に「リッチ テキスト」を選択することができません。

ただし、以前のバージョンの SharePoint では、「書式なしテキスト」と「リッチ テキスト」、「拡張リッチ テキスト」を作成することが可能でした。

以前のバージョンの SharePoint で作成されたリストの種類変更などに対応するための互換措置として、列の編集画面に「リッチ テキスト」が残されているとご理解いただければ幸いです。

 

タイトル:リスト内の列見出しのテキストの書式を変更する

アドレス:https://support.office.com/ja-jp/article/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E5%86%85%E3%81%AE%E5%88%97%E8%A6%8B%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E6%9B%B8%E5%BC%8F%E3%82%92%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%99%E3%82%8B-6f376710-16db-4469-82e3-ebbe17a52172

 

なお、「拡張リッチ テキスト」は、Web ベースの文字列 (ハイパーリンクなどに対応) を使用できます。

「リッチ テキスト」は、拡張リッチ テキストの機能として上記に劣りますが、文字スタイルなどは変更できます。

 

リッチ テキスト列を扱う複数行編集ツールについて

SharePoint 2013 のリストの編集には「クイック編集」や「Access で開く」が利用できます。

(リストの編集に関連する情報として こちら も参照いただけます)

 

「クイック編集」 (javascript) は Web ベースの文字列に対応しており、Access はテキストベースの文字列に対応しています。

テキストの種類によって利用できる文字列に違いがあり、リストの編集方法によって制限があるのが現在 (2015/10/19) の状況となります。

以下、リストの編集動作の可否 (○=編集可、×=編集不可) をグラフにしたものです。

なお、以前の SharePoint で利用したデータシートビュー (ActiveX) では、「Access で開く」と同様の編集動作になります。

  

 

今回の投稿は以上です。