セキュリティ更新プログラム MS14-022 for SharePoint 2013 について


SharePoint サポートチームの川添です。

セキュリティ更新プログラム MS14-022 が先日公開されました。公開されたセキュリティ更新プログラムの内容は、リモートでコードが実行される問題を修正したもので、各 SharePoint サーバー、Office Web Apps、SharePoint Designer 用の更新プログラムが提供されています。

2014.7.24 更新

2014.9.26 更新

マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-022 – 緊急

Microsoft SharePoint Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2952166)

この更新プログラムは SharePoint Server 2013 にも提供されており、3 つのプログラムが上記ページで公開されています。このセキュリティ更新プログラムを適用した後は、SharePoint 製品更新ウィザードを実行することが必要になりますが、その際に問題が発生することが報告されています。今回の投稿ではその問題と対処方法について紹介します。

発生する問題

MS14-022 で提供される SharePoint Server 2013 用のセキュリティ更新プログラム 3 つ (2863856, 2863863, 2863829) を、Service Pack 1 未適用の環境にインストールした後、SharePoint 製品構成ウィザードを実行すると、実行に失敗する。また、サイトにアクセスをするとページが表示できない。

Microsoft SharePoint Foundation 2013 (sts) (2863856)

Microsoft SharePoint Foundation 2013 (wssloc) (2863863)

Microsoft SharePoint Server 2013 (coreserverloc) (2863829)

表示されるエラー メッセージの一例 :

Exception: アセンブリ 'Microsoft.SharePoint.WorkflowServices, Version=15.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c' からの型 'Microsoft.SharePoint.WorkflowServices.WorkflowServiceApplicationProxy' にあるメソッド 'Upgrade' に実装が含まれていません

問題の発生原因

この問題は、MS14-022 の 3 つの SharePoint Server 2013 用セキュリティ更新プログラムを適用することにより、コンポーネント間のモジュールのバージョンの整合性が取れなくなるために発生します。上記のプログラムでは sts、wssloc、coreserverloc という 3 つの名称が記載されていますが、これは SharePoint の内部モジュールの名称を指します。同じような現象は、SharePoint Server 2013 に対して、SharePoint Foundation 2013 Service Pack 1 のみを適用し、SharePoint Server 2013 Service Pack 1 を適用していない状況でも発生します。

特に、Workflow Service Application を利用している場合に問題が顕在化しますが、Workflow Service Application を使用していない場合であっても、この問題は潜在しています。

また、SharePoint Server 2013 に Service Pack 1 を適用している場合には、この問題は発生しません。

問題の対処方法

SharePoint Server の更新プログラムはアンインストールすることができません。SharePoint Server 2013 も、例外ではありません。そのため、この問題に対処するためには、以下の対処を行います。(6/1/2014 時点)

追加の更新プログラム (2880963) を適用する

MS14-022 で公開されているセキュリティ更新プログラムに加え、追加の更新プログラム (2880963) (osfserver) を適用します。この更新プログラムを適用することにより、モジュール間のバージョンの整合性が解消され、SharePoint 製品構成ウィザードの問題、サイトアクセスへの問題が解消されます。

現在、サポート技術情報の更新処理を進めていますので、更新が行われ次第、この投稿をアップデートしてお知らせします。

2014.7.24 更新内容

MS14-022 に関するサポート技術情報が更新されました。更新されたサポート技術情報は、以下の 2863856 になります。

以下に更新箇所を抜粋していますが、更新プログラム 2880963 を適用するよう追加されました。なお、"SharePoint Foundation 2013 を実行している場合は" とありますが、この追加の更新プログラム 2880963 は、SharePoint Server 2013 をインストールされている環境に必要になります。(SharePoint Foundation は、SharePoint Server に内包されています)

[MS14-022] SharePoint Foundation 2013 セキュリティ更新プログラムについて (2014 年 5 月 13 日)

—– 抜粋 —–

Microsoft SharePoint Foundation 2013 を実行している場合は、更新プログラム 2880963 もインストールする必要があります。

—– 抜粋ここまで —–

2014.9.26 更新内容

MS14-050 の適用後に、類似の現象が発生する可能性があります。その場合には、同様に更新プログラム 2880963 を適用して問題に対処します。


Comments (0)

Skip to main content