Outlook が予期せずオフライン状態で起動する

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   今回はキャッシュ モードが有効な Outlook が予期せずオフライン状態や切断状態で起動する現象についての記事です。 この状況に合致する場合、キャッシュ モード無効 (オンライン モード) の Outlook では起動自体が失敗する場合もあります。   Outlook 2016 では一部のシナリオに対して有効な動作変更が行われたバージョンが更新プログラムとしてリリース済みです。 具体的な適用方法などの詳細については後述いたします。   現象の概要 クライアント PC がネットワークに接続できる状態で、Exchange Server やネットワーク機器に障害が起こっていないにも関わらず Outlook が予期せずオフライン状態や切断状態で起動します。 [オフライン作業] ボタンでオンライン状態に戻すことができないか、戻すことができても Outlook 再起動後にオフライン状態が再発します。   キャッシュ モードが無効な (オンライン モード) の Outlook では起動自体が失敗する場合もあります。 なお、POP/IMAP アカウントなど Exchange アカウント以外のアカウントを設定した Outlook では発生しません。 Exchange Server やネットワークの障害を考慮から外すと、本現象の主な原因と対処方法には大きく分けて 2 つあります。   原因と対処…


Outlook 2013 以降ではプロファイル作成時に Exchange Active Sync 接続が試行される

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、Outlook 2013 以降ではプロファイル作成時に Exchange Active Sync 接続が試行される動作についてご紹介いたします。   Outlook 2013 以降では、Outlook.com 等の Exchange ActiveSync をサポートするサービスへの接続を考慮し Outlook プロファイル作成時に Exchange Active Sync 接続も自動的に行われるよう処理が追加されました。 この処理は MAPI 接続のプロファイル作成時にも自動的に行われ、また MAPI 接続の Autodiscover と Exchange ActiveSync の Autodiscover は同時に行われます。 Exchange Active Sync の Autodiscover 処理は MAPI 接続のための Autodiscover とは行われる接続なども異なります。 Title : Autodiscover for Exchange ActiveSync developers  …


Outlook 2016 でペースト (Ctrl+V) を間隔を空けずに連続して実行すると、メールの本文が表示されなくなる

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。本ブログでは以下の現象についてご説明します。 現象 Outlook 2016(Office 365 ProPlus を含む) で、以下の設定を変更後に本文内でペースト  (Ctrl+V) を間隔を空けずに連続して実行すると、他のすべてのメールの本文が表示されなくなる。   – 現象再現手順 1. Outlook 2016 を起動し、[新しい電子メール] を選択 [返信] または [転送] などでメールアイテムを編集モードで開きます。 2. [メッセージ] タブのメニュー [貼り付け]-[既定の貼り付けの設定] を選択します。 3. [詳細設定]-[切り取り、コピー、貼り付け] 配下の以下の4つのオプションを、既定から「テキストのみ保持」に設定して [OK] で閉じます。 ・同じ電子メール内 ・電子メール間での貼り付け ・電子メール間での貼り付け(スタイル定義が異なる場合) ・他のブログラムからの貼り付け 4. 任意の文字列を本文にコピー & ペーストします。※複数回同じ文字列を [Ctrl+V] を押し続けて連続する状態でペーストします。 5. [受信トレイ] 内の他のメールを閲覧します。 現象: メール本文が空白で表示されます。   現象発生条件 ※以下のオプションを変更していない場合には発生しません。また、ペーストの際、[Ctrl+V] を連打せずに、1 回ずつ実行すれば発生しません。…


かな入力モードで Office アドインから入力を行うと全角英数字が入力される

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、Office アドインを利用する際に発生する問題についてご紹介いたします。 – 現象 かな入力モードで Office アドインより入力を行うと、日本語ではなく全角英数で入力されます。 例 : メール本文でかな入力モードで Q のキーボードを押下すると「た」と入力されます。   Office アドイン上でかな入力モードで Q のキーボードを押下すると「q」と入力されます。   – 要因について Office アドインは表示される際に IE コンポーネントをフレームとして利用しています。 この動作において、かな入力を扱う際に不具合が生じ、正しく入力を行うことができません。 – 回避策 ・アドイン上で直接入力を行うのではなく、テキスト エディターなどに指定したい文字を入力後アドインにコピー ペーストする ・かな入力ではなくローマ字入力を利用する ・デスクトップ版 Outlook ではなく Outlook On the Web を利用する 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


[親展] メールを受信する場合、自動マッピングで追加されたメールボックスにて未読件数が表示されるが、該当メールが表示されない

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   フル アクセス許可の権限を持つユーザーの Outlook プロファイルに自動マッピングで追加されたメールボックス (共有メールボックスやユーザー メールボックス、リソース メールボックスなど) 上で、秘密度が [親展] に設定されたメールを受信すると、ユーザーは Outlook からこのメールを参照できません。 これは想定された動作です。 なお、自動マッピングが無効で、該当メールボックスを追加のアカウントとして追加した場合、本事象は発生しません。   秘密度が [親展] のメールは特殊なアクセス権 (非公開フラグ) により管理されており、追加のメールボックスと呼ばれる機能と同等の自動マッピングでは追加の設定を行わない限り参照ができない動作となります。 Outlook でフル アクセス許可の権限を持つユーザーが該当メールボックス上で [親展] のメールを参照するには、以下の方法があります。  Outlook on the Web をご利用する方法 自動マッピングを無効にし、Outlook にて該当メールボックスを追加のアカウントとして追加する方法 Outlook にて [ユーザーへ非公開アイテムのアクセス権] を付与する方法 (自動マッピング有効のまま) ※ Exchange Online のご利用環境の場合、Outlook on the Web かコマンドで設定する方法もありますので、補足の部分をご参照ください。   本ブログでは、上記の 3 番の方法をそれぞれご紹介します。  …


[6/13 更新/解決済み] Outlook 2016 で添付ファイル付きのリッチテキスト形式のメールを転送しようとするとエラーが発生し、送信できない

2018/6/13 更新 : バージョン 1805 (ビルド 9330.2118)  で修正したため、対処方法を追加しました。 現象 クイック実行版の Outlook 2016 で添付ファイル付きのリッチテキスト形式のメールを転送しようとするとエラーが発生し、送信できない。 “このアイテムを送信できません。操作は失敗しました”   発生条件 バージョン 1804 (ビルド 9226.2114) 以降の Outlook 2016 にて発生することを確認しております。   再現手順 1. リッチテキスト形式のメールを作成する 2. 任意のファイルを添付する 3. 送信する 4. 上記メールを受信する 5. [転送]ボタンなどから転送し、送信しようとすると、以下エラーメッセージが表示され、送信できない “このアイテムを送信できません。操作は失敗しました”   対処方法 月次チャネルのバージョン 1805 (ビルド 9330.2118) にて修正しております。 *ただちに更新を行うには [ファイル] タブ-[Office アカウント]-[Office 更新オプション] から [今すぐ更新] をクリックし、更新後に バージョン 1805 (ビルド…


【修正済み】Outlook で検索リボン メニューの [未読] が動作しない

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 本ブログでは、検索リボンメニューの [未読] が動作しない現象について説明します。 2018/10/19 更新: この不具合は Exchange Online にて修正されました。 現象発生条件 Windows 版 Outlook 2016 以上を Exchange Online にキャッシュ モードで接続して利用している環境で発生します。 ・キャッシュ モード オフ (オンライン モード) で接続している場合には発生しません。 ・Outlook 2013 以前のバージョンでは発生しません。 現象 [未読] をクリックしても、未読メールが正しく表示されません。 原因 Outlook 2016 以上 を使用して Exchange Online にキャッシュ モードで接続している場合、以下の 2 種類の検索が動作します。 1. FAST Search 2. Windows Search などを使用した旧来の検索 本現象は、FAST Search…


Outlook でメールを保存または送信時に 「クライアントの処理が失敗しました」または「このアイテムを指定されたフォルダーに保存できません。」エラーが発生する問題

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 本ブログでは、以下の現象発生条件に該当する特定のメールを保存または送信時にエラーが発生し、保存、送信ができない現象についてご説明します。   現象発生条件 以下のすべての条件を満たす場合に発生します。 ・Windows 版 Outlook を Exchange Server にオンライン モードで接続して利用している環境 ・添付ファイルまたは本文に埋め込み画像があり、ファイル名に半角カタカナが利用されている場合 ・[下書き] フォルダーに保存したアイテムを開いて操作   現象 [下書き] フォルダーに保存されたアイテムを開き、編集後に [保存] または [送信] を実行すると以下のエラーが発生します。   「クライアントの処理が失敗しました。」とエラーが表示されます。   「このアイテムを指定されたフォルダーに保存できません。フォルダーが削除または移動されたか、またはフォルダーにアクセス権がないことが原因として考えられます。アイテムの既定のフォルダーにコピーを保存しますか?」とエラーが表示されます。   原因 Outlook および Exchange Server は、それぞれでメールなどのアイテムの保存、送信時に、アイテム内で使用している文字列から文字コードを決定するための自動判定処理が実装されています。 Outlook で任意に指定および自動判定された文字コードと Exchange Server が自動判定した文字コードが異なる場合、アイテムの文字コードを変換するための書き込み処理が発生しますが、この動作の一連の処理に問題があり、エラーが発生します。 例: 日本語版 Outlook の既定の文字コード設定は日本語 (JIS) ですが、その場合、アイテムに半角カタカナの文字を含む時の既定の文字コードの自動判定はそれぞれ以下となり、文字コードを変換するための書き込み処理が発生します。  Outlook – 日本語 (JIS) Windows コードページ…


[修正済み] ADAL が有効な Outlook 2016 環境で異なるアカウントの 2 つ目のプロファイルの作成に失敗する

2018/8/8 更新 :  バージョン 1803 で修正しましたので、対処方法を更新いたしました。 こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 ADAL が有効な環境でクイック実行 (Click to Run, C2R) の Outlook 2016 を利用している際に [コントロール パネル]–[ユーザー アカウント]-[メール]-[追加] より 2 つ目の Outlook プロファイルを作成できない事象を弊社にて確認しており、現在調査中です。 対処方法といたしまして、以下にご案内する手順にて Outlook プロファイルを作成くださいますようお願いいたします。   本事象につきましては、以下のサイトでも公開しております。    Title : 最近の Outlook for Windows の問題に関する修正プログラムと解決策 –    URL : https://support.office.com/ja-jp/article/ecf61305-f84f-4e13-bb73-95a214ac1230    ※「メール メッセージ、添付ファイル、および機能に影響するその他の Outlook の問題」 セクションの、”ADAL が有効なテナントで異なるアカウントの 2 つ目のプロファイルを作成できない…


インターネット接続性チェックが失敗する環境で Outlook 2013/2016 による先進認証が失敗する

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は Outlook 2013/2016 による先進認証に影響を与える Network Connection Status Indicator (NCSI) と Outlook の関係についてご説明します。   現象 Windows の NCSI によりインターネット接続性がないと判断されている場合、Internet Explorer よるインターネット コンテンツのブラウズなどが可能であっても、Outlook 2013/2016 による先進認証が失敗します。 NCSI がインターネット接続性なしと判断している場合、ライセンス認証や “Office へサインイン” など Office 共通の動作が失敗する場合もあります。   原因 先進認証ではクラウド上の認証プロバイダへのアクセスなどでインターネットへの接続が想定されます。 このため、Outlook 2013/2016 が先進認証時に使用する Office 共通のコンポーネントである MSO.dll において、認証前に NCSI によるインターネットの接続性を確認するロジックが存在します。このロジックにより、インターネット接続性がないという応答が NCSI から返った場合、先進認証ができないと判断され、結果的に認証が失敗します。   NCSI とは Windows の画面右下に表示されるインジケーターと呼ばれるアイコンのうち、以下の赤枠のアイコンが NSCI です。…


Outlook が実際に TLS 1.2 を使用した通信を行っているか確認する方法

2018/1/30 更新 : Network Monitor での確認方法を手順が少なく、プロキシを使用した環境でも有効な内容に変更しました。   こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 KB4057306 で公開しているように、Office 365 では 2018 年 3 月 1 日以降、TLS 1.2 での接続が必要となります。 前回、Windows 7 環境の Outlook が TLS 1.2 を使用した通信を行うために必要な準備を こちら の記事でご紹介しました。 今回は、Outlook が実際に TLS 1.2 を使用した暗号化通信を行っているかについて確認する方法をご紹介します。 はじめに 現在のところ Office 365 や Exchange Online の管理者側で TLS 1.2 を使用してクライアントからの接続が行われているか確認するレポート機能などは実装されていません。 現時点では、クライアント側で Network Monitor 3.4 で Outlook による通信のパケットをキャプチャして確認するのが確実な方法となります。 注意が必要な点…


Office によるインターネットへの接続を管理者が禁止した環境で Outlook を起動するたびに認証ダイアログが表示される、認証が失敗する現象の対処方法

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回の記事ではタイトルの現象でお困りのお客様には朗報となる Office 2016 機能追加についてご紹介します。 概要 Outlook を含む Office アプリケーションには、ヘルプやオンライン テンプレートなど、インターネット上のコンテンツへのアクセスを制御する設定項目が存在します。 これらの設定項目の場所、詳細や制御方法については こちら の記事をご覧ください。 上記ブログ記事内でご紹介しているように、管理者は UseOnlineContent レジストリを 0 に設定することにより、Office アプリケーションによるインターネット上のコンテンツへの接続を禁止することが可能です。 一方で、Outlook 2013/2016 は認証時に MSO.dll と呼ばれる Office の共通コンポーネントを使用した認証を行いますが、UseOnlineContent が 0 に設定された環境では、インターネットへの接続性がないと判断される動作となり、認証時に必要な処理が一部中止され、基本認証において保存された資格情報が使用されず Outlook 起動時に毎回認証ダイアログが表示されたり、先進認証では認証自体が失敗するという問題が発生します。 これらの問題の一部についてご紹介しているのが こちらの KB3060280 となります。 なお、この現象は Outlook 2010 では発生しません。 これらの現象は、MSO.dll による認証が多要素認証や先進認証といった近代的な認証方法を実現するため、インターネットへの接続が必要なタイミングがあることを前提にした設計により発生していました。 また、Office 2013 では多要素認証なども使用できなくなることを前提に、MSO を使用した認証を無効化したり、UseOnlineContent を 0 以外の値に変更するという回避策しか存在していませんでした。 これらの Office 2013 環境に関する情報は…


Outlook のクイック検索で期待した検索結果が得られない、環境が変わったら検索結果が変わる

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Outlook と Exchange Server 環境において、期待した検索結果が得られないというお問い合わせや、環境が変わったら検索結果も変わったというお問い合わせをいただくことが多くあります。今回は、なぜそのような動作結果が発生するかについてご紹介します。 今回の記事で対象となるのは、クイック検索と呼ばれる以下の場所の検索機能です。 ※ [高度な検索] など別画面での検索については、詳細な動作が異なるため、検索結果が変わる場合があるのでご注意ください。 ワードブレイクについて 日本語は英語のように単語ごとにスペースの区切りが入らず、句読点を除けば文章が一続きで記述されます。 このため日本語検索においては、まずこの一続きの文章から検索用のキーワードを区切って検知する必要があり、この動作はワードブレイクと呼ばれます。 例えば、「彼は営業畑の人間だ」という文章を考えてみた場合、”彼” “は” “営業” “畑” “の” “人間” “だ” という風に分割されるのが理想的でしょうか。”営業畑” は一続きでまとめてもいいかもしれません。ただ、このように分割する処理をプログラムでロジカルに行うことは大変高度な処理となり、例えば “彼” “は” “営” “業畑” “の” “人” “間” “だ” というように、期待されないワードブレイクの結果になってしまう場合も考えられます。 ワードブレイクは Windows や Outlook、Exchange Server などマイクロソフトの製品に限った話ではなく、日本語検索を行うテクノロジー全般で考慮されているものと考えられます。 というのも、ユーザーが入力したキーワードから検索対象のデータすべてにフルテキストで検索を行おうとすると、どうしても検索の処理が遅くなってしまうためです。この対処として、あらかじめ検索対象のデータにワードブレイクを行って検索用のインデックスを保持しておく方が遥かに検索速度の向上が見込めるということになります。 ワードブレイクが必要となるタイミング では、どのような場合にワードブレイクが行われるのでしょう。 上述したように、検索対象となるデータ (Outlook、Exchange Server 環境においてはメールや会議アイテムの件名、本文、添付ファイルなど) から、検索用のインデックスを作成する場合が 1 つです。 Outlook と Exchange Server の環境においては、キャッシュ…


クイック実行版 Outlook 2016 のバージョン 1706 ~ 1708 で Outlook アドインで導入したコンテキスト メニューが表示されない

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Office 365 ProPlus の Outlook 2016 (クイック実行版) の一部のバージョンで、右クリックでコンテキスト メニューを表示する Outlook アドインが動作しない事象が発生します。 ※Office 2016 Professional Plus の Outlook 2016 (MSI 版) では、事象の発生は確認されていません。 なお、クイック実行版と MSI 版とを見分ける方法については以下のブログをご確認ください。 Title : クイック実行形式 (C2R) と Windows インストーラー形式 (MSI) を見分ける方法 URL : https://blogs.technet.microsoft.com/officesupportjp/2016/09/08/howto_c2r_or_msi/ ※画面ショットでは Excel となっていますが、Outlook でも同じ方法でご確認いただけます。   事象の詳細 – 事象が発生していない時の状況 まず、下図に事象が発生しない時の状況を示します。 アイテムに含まれる連絡先の部分を右クリックした際に、[My Dynamic Menu] というコンテキスト メニューを表示する Outlook…


Outlook 2016 で NTFS 以外 (FAT32 や exFAT) のドライブに対する複数の添付ファイル保存が失敗する

2018/3/28 更新: 本問題についての修正を含んだバージョンが Office 365 ProPlus 月次チャネルで配信開始されました。Outlook 2016 バージョン 1803 以降で本動作は修正されています。 こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回の記事では Outlook 2016 による複数の添付ファイル保存時に発生する問題についてご紹介します。 現象 Outlook 2016 で複数の添付ファイルを [すべての添付ファイルを保存] メニューで保存しようとすると、ファイル システムが NTFS 以外 (FAT32 や exFAT) のドライブに対する保存時にエラーとなり、2 つ目以降の添付ファイルの保存が失敗します。 原因 Outlook はセキュリティ向上を目的として、外部の差出人から受信したメールの添付ファイルを保存する際に AES Marker と呼ばれるフラグを設定する動作を行います。AES Marker が設定されたファイルは、Windows のエクスプローラーでファイルのプロパティを表示すると「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。…」という表示が行われ、ブロックを解除しない限り安全ではないファイルとして扱われます。 Outlook で「外部の差出人」の判別が可能なのは Exchange Server 環境となっており、POP/IMAP アカウントではすべてのメールが外部からの受信メールとして扱われ、すべての添付ファイル保存時に AES Marker の設定が行われます。 なお、AES Marker は NTFS…


Outlook で IMAP のキャッシュ ファイルの保存先を変更する方法 (Outlook 2013 以降で [OST ファイルの既定の場所] ポリシーまたはレジストリ ForceOstPath を使用して既定の保存先を変更できない)

Outlook に設定されている IMAP アカウントのキャッシュ ファイルは保存先を変更することができないため、保存先を変更したい場合は以下のいずれかの方法で PST ファイルの既定の保存先を変更してから Outlook プロファイルを作成し直す必要があります。 Outlook 2010 以前では IMAP アカウントのキャッシュ データの保存先が PST ファイルでしたが、Outlook 2013 以降では OST ファイルに変更されています。しかし、Outlook 2013/2016 の内部では現在も PST ファイルとして扱われているため、申し訳ございませんが [OST ファイルの既定の場所] ポリシーやレジストリ ForceOstPathでは制御できません。Outlook 2010 以前と同様に以下のいずれかの方法で PST ファイルの既定の保存先を変更する必要がありますのでご注意ください。 方法 1. [PST ファイルの既定の場所] ポリシー [ユーザの構成] の [Microsoft Outlook 201X]-[その他]-[PST 設定] にある [PST ファイルの既定の場所] を [有効] に設定し、変更先の場所を指定する。 Outlook の管理用テンプレートの設定方法については、こちらのブログ記事 をご覧ください。 方法 2….


Exchange Online 環境の Outlook における MAPI over HTTP 接続時の最低要件と使用可能なバージョン

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Exchange Online 環境での Outlook による RPC over HTTP 接続のサポート終了日である 2017 年 10 月 31 日が迫ってきました。 今回は Exchange Online へ MAPI over HTTP で接続する際の最低要件と、MAPI over HTTP を使用可能なバージョンについてご紹介します。   Exchange Online へ接続するための最低要件 Exchange Online へ接続するための最低要件については、2017 年 10 月 31 日の RPC over HTTP のサポート終了についてご案内している KB3201590 からリンクしている、こちら の情報をご覧ください。(2017/11/07 追記 : Outlook 2010 については不足していた MSO.dll…


クイック実行版の Outlook 2016 で POP や IMAP のアカウントを設定すると「問題が発生しました」エラーで失敗する

2017/10/11 コントロール パネルの [Mail (Microsoft Outlook 2016)] アイコンを従来のアカウント設定画面に戻したため、内容を更新しました。 2018/03/27 アカウント追加画面も新しい画面に変更されていることを追記しました。 2018/04/02 Windows 10 ストアアプリ版の Outlook では、コントロール パネルに [Mail(Microsoft Outlook 2016) (32 ビット)] アイコンが表示されないことを追記しました。 Office 365 ProPlus や Office 365 Solo などのクイック実行版の Outlook 2016 の新しいビルドでは、以下の画面がシンプルな新しい画面に変更されました。 ・Outlook 2016 初回起動時のアカウント設定画面 ・Outlook 2016 の [ファイル] タブ-[アカウント設定]-[アカウント設定]-[新規] からのアカウント追加画面 この新しいアカウント設定画面では、サーバーが自動構成できるように構成されている場合はメールアドレスを入力するだけで設定を完了できるようになります。 しかし、弊社ではこの新しいアカウント設定画面から SMTP 認証を必要としないメールサーバーに接続する POP や IMAP のアカウントを設定する際に、以下のいずれかのエラーが発生して失敗する問題が発生することを確認しています。 ↑指定した暗号化方式を使用して送信 (SMTP) サーバーに接続できませんでした。送信 (SMTP)…


Exchange Server 2010 利用環境で Outlook (2010/2013/2016) から予定表を追加する際に、OWA 側に表示されない場合がある

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、Exchange Server 2010 環境で Outlook から追加した予定表が OWA 側に表示されないという事象について解説します。   概要 Exchange Server 2010 利用環境で Outlook (2010/2013/2016) から予定表を追加する際に、OWA 側に表示されない場合があります。 なお、本事象は Exchange Server 2013 以降の Exchange Server に接続して利用している場合に、発生することはこれまでに確認されておりません。 ▼ Outlook から舞黒花子さんの予定表を追 ▼ OWA から確認しても舞黒花子さんの予定表は表示されていない 原因 Outlook から追加した予定表情報を保持しているプロパティが異なる場合に発生することが確認されております。 本動作については、Exchange Server 2010 側の動作によるものですが、既に延長サポートの製品であり、製品の修正を行うことができないため、以下の方法で対処いただきますようお願いいたします。   対処方法 ・予定表を追加する場合には OWA から作業を行う   本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


[Outlook 2016 解決済み] 先進認証方式である Active Directory Authentication Library (ADAL) を使用しているとセーフモード起動で接続できない

2018/4/12 Outlook 2016 については、バージョン 1708 (ビルド 8431.2079) で修正を行いましたので、回避策セクションを更新しました。 こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は  ADAL 認証を利用している際、セーフモード起動では接続できない問題について紹介します。 事象 Outlook 2013 または Outlook 2016 より 先進認証方式である Active Directory Authentication Library (ADAL) を利用して Exchange Server  に接続する際、セーフ モード起動では接続することができません。   キャッシュ モード オフ(オンライン モード)の場合: 以下のメッセージが表示され、Outlook が起動できません。   キャッシュ モード オンの場合: 弊社で認識している動作としては Outlook の起動はできますが、Exchange Server に接続できないきない状況になります。 原因 ADAL 認証を行う場合、Outlook は Office 共通の認証コンポーネントを使用しますが、セーフ モードで起動した場合には…