Outlook が予期せずオフライン状態で起動する

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   今回はキャッシュ モードが有効な Outlook が予期せずオフライン状態や切断状態で起動する現象についての記事です。 この状況に合致する場合、キャッシュ モード無効 (オンライン モード) の Outlook では起動自体が失敗する場合もあります。   Outlook 2016 では一部のシナリオに対して有効な動作変更が行われたバージョンが更新プログラムとしてリリース済みです。 具体的な適用方法などの詳細については後述いたします。   現象の概要 クライアント PC がネットワークに接続できる状態で、Exchange Server やネットワーク機器に障害が起こっていないにも関わらず Outlook が予期せずオフライン状態や切断状態で起動します。 [オフライン作業] ボタンでオンライン状態に戻すことができないか、戻すことができても Outlook 再起動後にオフライン状態が再発します。   キャッシュ モードが無効な (オンライン モード) の Outlook では起動自体が失敗する場合もあります。 なお、POP/IMAP アカウントなど Exchange アカウント以外のアカウントを設定した Outlook では発生しません。 Exchange Server やネットワークの障害を考慮から外すと、本現象の主な原因と対処方法には大きく分けて 2 つあります。   原因と対処…


Outlook 2013 以降ではプロファイル作成時に Exchange Active Sync 接続が試行される

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、Outlook 2013 以降ではプロファイル作成時に Exchange Active Sync 接続が試行される動作についてご紹介いたします。   Outlook 2013 以降では、Outlook.com 等の Exchange ActiveSync をサポートするサービスへの接続を考慮し Outlook プロファイル作成時に Exchange Active Sync 接続も自動的に行われるよう処理が追加されました。 この処理は MAPI 接続のプロファイル作成時にも自動的に行われ、また MAPI 接続の Autodiscover と Exchange ActiveSync の Autodiscover は同時に行われます。 Exchange Active Sync の Autodiscover 処理は MAPI 接続のための Autodiscover とは行われる接続なども異なります。 Title : Autodiscover for Exchange ActiveSync developers  …


かな入力モードで Office アドインから入力を行うと全角英数字が入力される

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、Office アドインを利用する際に発生する問題についてご紹介いたします。 – 現象 かな入力モードで Office アドインより入力を行うと、日本語ではなく全角英数で入力されます。 例 : メール本文でかな入力モードで Q のキーボードを押下すると「た」と入力されます。   Office アドイン上でかな入力モードで Q のキーボードを押下すると「q」と入力されます。   – 要因について Office アドインは表示される際に IE コンポーネントをフレームとして利用しています。 この動作において、かな入力を扱う際に不具合が生じ、正しく入力を行うことができません。 – 回避策 ・アドイン上で直接入力を行うのではなく、テキスト エディターなどに指定したい文字を入力後アドインにコピー ペーストする ・かな入力ではなくローマ字入力を利用する ・デスクトップ版 Outlook ではなく Outlook On the Web を利用する 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


[親展] メールを受信する場合、自動マッピングで追加されたメールボックスにて未読件数が表示されるが、該当メールが表示されない

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   フル アクセス許可の権限を持つユーザーの Outlook プロファイルに自動マッピングで追加されたメールボックス (共有メールボックスやユーザー メールボックス、リソース メールボックスなど) 上で、秘密度が [親展] に設定されたメールを受信すると、ユーザーは Outlook からこのメールを参照できません。 これは想定された動作です。 なお、自動マッピングが無効で、該当メールボックスを追加のアカウントとして追加した場合、本事象は発生しません。   秘密度が [親展] のメールは特殊なアクセス権 (非公開フラグ) により管理されており、追加のメールボックスと呼ばれる機能と同等の自動マッピングでは追加の設定を行わない限り参照ができない動作となります。 Outlook でフル アクセス許可の権限を持つユーザーが該当メールボックス上で [親展] のメールを参照するには、以下の方法があります。  Outlook on the Web をご利用する方法 自動マッピングを無効にし、Outlook にて該当メールボックスを追加のアカウントとして追加する方法 Outlook にて [ユーザーへ非公開アイテムのアクセス権] を付与する方法 (自動マッピング有効のまま) ※ Exchange Online のご利用環境の場合、Outlook on the Web かコマンドで設定する方法もありますので、補足の部分をご参照ください。   本ブログでは、上記の 3 番の方法をそれぞれご紹介します。  …


[修正済み] KB4018376 (2018/5 Outlook 2013 更新プログラム) の IMAP サーバー接続時の不具合修正を有効にするには、レジストリ IMAPUIDRefactor が必要/修正を有効にすると、フォルダーが削除されない新たな不具合が発生するので注意

2018/8/24 更新: 2018 年 5 月の KB4018376 を適用しレジストリ IMAPUIDRefactor を作成した場合に発生するフォルダーを削除できない不具合は、2018 年 8 月の KB で修正を行ったため、記事を更新しました。 今後この不具合への対処を行う場合は、2018 年 8 月以降の Outlook 2013 更新プログラムを適用しレジストリ IMAPUIDRefactor を作成する方法で対処してください。   2018 年 5 月の Outlook 2013 更新プログラム KB4018376 には、UIDPLUS の拡張機能をサポートしていない IMAP サーバーに接続されている場合に、メール移動時にネットワーク エラーが発生すると、ネットワークが復元した後のサーバーとの同期の際に OST ファイル内の移動したメッセージが失われる不具合に対する修正が含まれています。 (英語版 KB4018376 から抜粋) Assume that Outlook 2013 is connected to an IMAP server that does not support…


Outlook でメールを保存または送信時に 「クライアントの処理が失敗しました」または「このアイテムを指定されたフォルダーに保存できません。」エラーが発生する問題

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 本ブログでは、以下の現象発生条件に該当する特定のメールを保存または送信時にエラーが発生し、保存、送信ができない現象についてご説明します。   現象発生条件 以下のすべての条件を満たす場合に発生します。 ・Windows 版 Outlook を Exchange Server にオンライン モードで接続して利用している環境 ・添付ファイルまたは本文に埋め込み画像があり、ファイル名に半角カタカナが利用されている場合 ・[下書き] フォルダーに保存したアイテムを開いて操作   現象 [下書き] フォルダーに保存されたアイテムを開き、編集後に [保存] または [送信] を実行すると以下のエラーが発生します。   「クライアントの処理が失敗しました。」とエラーが表示されます。   「このアイテムを指定されたフォルダーに保存できません。フォルダーが削除または移動されたか、またはフォルダーにアクセス権がないことが原因として考えられます。アイテムの既定のフォルダーにコピーを保存しますか?」とエラーが表示されます。   原因 Outlook および Exchange Server は、それぞれでメールなどのアイテムの保存、送信時に、アイテム内で使用している文字列から文字コードを決定するための自動判定処理が実装されています。 Outlook で任意に指定および自動判定された文字コードと Exchange Server が自動判定した文字コードが異なる場合、アイテムの文字コードを変換するための書き込み処理が発生しますが、この動作の一連の処理に問題があり、エラーが発生します。 例: 日本語版 Outlook の既定の文字コード設定は日本語 (JIS) ですが、その場合、アイテムに半角カタカナの文字を含む時の既定の文字コードの自動判定はそれぞれ以下となり、文字コードを変換するための書き込み処理が発生します。  Outlook – 日本語 (JIS) Windows コードページ…


インターネット接続性チェックが失敗する環境で Outlook 2013/2016 による先進認証が失敗する

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は Outlook 2013/2016 による先進認証に影響を与える Network Connection Status Indicator (NCSI) と Outlook の関係についてご説明します。   現象 Windows の NCSI によりインターネット接続性がないと判断されている場合、Internet Explorer よるインターネット コンテンツのブラウズなどが可能であっても、Outlook 2013/2016 による先進認証が失敗します。 NCSI がインターネット接続性なしと判断している場合、ライセンス認証や “Office へサインイン” など Office 共通の動作が失敗する場合もあります。   原因 先進認証ではクラウド上の認証プロバイダへのアクセスなどでインターネットへの接続が想定されます。 このため、Outlook 2013/2016 が先進認証時に使用する Office 共通のコンポーネントである MSO.dll において、認証前に NCSI によるインターネットの接続性を確認するロジックが存在します。このロジックにより、インターネット接続性がないという応答が NCSI から返った場合、先進認証ができないと判断され、結果的に認証が失敗します。   NCSI とは Windows の画面右下に表示されるインジケーターと呼ばれるアイコンのうち、以下の赤枠のアイコンが NSCI です。…


Outlook が実際に TLS 1.2 を使用した通信を行っているか確認する方法

2018/1/30 更新 : Network Monitor での確認方法を手順が少なく、プロキシを使用した環境でも有効な内容に変更しました。   こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 KB4057306 で公開しているように、Office 365 では 2018 年 3 月 1 日以降、TLS 1.2 での接続が必要となります。 前回、Windows 7 環境の Outlook が TLS 1.2 を使用した通信を行うために必要な準備を こちら の記事でご紹介しました。 今回は、Outlook が実際に TLS 1.2 を使用した暗号化通信を行っているかについて確認する方法をご紹介します。 はじめに 現在のところ Office 365 や Exchange Online の管理者側で TLS 1.2 を使用してクライアントからの接続が行われているか確認するレポート機能などは実装されていません。 現時点では、クライアント側で Network Monitor 3.4 で Outlook による通信のパケットをキャプチャして確認するのが確実な方法となります。 注意が必要な点…


Outlook のクイック検索で期待した検索結果が得られない、環境が変わったら検索結果が変わる

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Outlook と Exchange Server 環境において、期待した検索結果が得られないというお問い合わせや、環境が変わったら検索結果も変わったというお問い合わせをいただくことが多くあります。今回は、なぜそのような動作結果が発生するかについてご紹介します。 今回の記事で対象となるのは、クイック検索と呼ばれる以下の場所の検索機能です。 ※ [高度な検索] など別画面での検索については、詳細な動作が異なるため、検索結果が変わる場合があるのでご注意ください。 ワードブレイクについて 日本語は英語のように単語ごとにスペースの区切りが入らず、句読点を除けば文章が一続きで記述されます。 このため日本語検索においては、まずこの一続きの文章から検索用のキーワードを区切って検知する必要があり、この動作はワードブレイクと呼ばれます。 例えば、「彼は営業畑の人間だ」という文章を考えてみた場合、”彼” “は” “営業” “畑” “の” “人間” “だ” という風に分割されるのが理想的でしょうか。”営業畑” は一続きでまとめてもいいかもしれません。ただ、このように分割する処理をプログラムでロジカルに行うことは大変高度な処理となり、例えば “彼” “は” “営” “業畑” “の” “人” “間” “だ” というように、期待されないワードブレイクの結果になってしまう場合も考えられます。 ワードブレイクは Windows や Outlook、Exchange Server などマイクロソフトの製品に限った話ではなく、日本語検索を行うテクノロジー全般で考慮されているものと考えられます。 というのも、ユーザーが入力したキーワードから検索対象のデータすべてにフルテキストで検索を行おうとすると、どうしても検索の処理が遅くなってしまうためです。この対処として、あらかじめ検索対象のデータにワードブレイクを行って検索用のインデックスを保持しておく方が遥かに検索速度の向上が見込めるということになります。 ワードブレイクが必要となるタイミング では、どのような場合にワードブレイクが行われるのでしょう。 上述したように、検索対象となるデータ (Outlook、Exchange Server 環境においてはメールや会議アイテムの件名、本文、添付ファイルなど) から、検索用のインデックスを作成する場合が 1 つです。 Outlook と Exchange Server の環境においては、キャッシュ…


Outlook で IMAP のキャッシュ ファイルの保存先を変更する方法 (Outlook 2013 以降で [OST ファイルの既定の場所] ポリシーまたはレジストリ ForceOstPath を使用して既定の保存先を変更できない)

Outlook に設定されている IMAP アカウントのキャッシュ ファイルは保存先を変更することができないため、保存先を変更したい場合は以下のいずれかの方法で PST ファイルの既定の保存先を変更してから Outlook プロファイルを作成し直す必要があります。 Outlook 2010 以前では IMAP アカウントのキャッシュ データの保存先が PST ファイルでしたが、Outlook 2013 以降では OST ファイルに変更されています。しかし、Outlook 2013/2016 の内部では現在も PST ファイルとして扱われているため、申し訳ございませんが [OST ファイルの既定の場所] ポリシーやレジストリ ForceOstPathでは制御できません。Outlook 2010 以前と同様に以下のいずれかの方法で PST ファイルの既定の保存先を変更する必要がありますのでご注意ください。 方法 1. [PST ファイルの既定の場所] ポリシー [ユーザの構成] の [Microsoft Outlook 201X]-[その他]-[PST 設定] にある [PST ファイルの既定の場所] を [有効] に設定し、変更先の場所を指定する。 Outlook の管理用テンプレートの設定方法については、こちらのブログ記事 をご覧ください。 方法 2….


Exchange Online 環境の Outlook における MAPI over HTTP 接続時の最低要件と使用可能なバージョン

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Exchange Online 環境での Outlook による RPC over HTTP 接続のサポート終了日である 2017 年 10 月 31 日が迫ってきました。 今回は Exchange Online へ MAPI over HTTP で接続する際の最低要件と、MAPI over HTTP を使用可能なバージョンについてご紹介します。   Exchange Online へ接続するための最低要件 Exchange Online へ接続するための最低要件については、2017 年 10 月 31 日の RPC over HTTP のサポート終了についてご案内している KB3201590 からリンクしている、こちら の情報をご覧ください。(2017/11/07 追記 : Outlook 2010 については不足していた MSO.dll…


Exchange Server 2010 利用環境で Outlook (2010/2013/2016) から予定表を追加する際に、OWA 側に表示されない場合がある

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、Exchange Server 2010 環境で Outlook から追加した予定表が OWA 側に表示されないという事象について解説します。   概要 Exchange Server 2010 利用環境で Outlook (2010/2013/2016) から予定表を追加する際に、OWA 側に表示されない場合があります。 なお、本事象は Exchange Server 2013 以降の Exchange Server に接続して利用している場合に、発生することはこれまでに確認されておりません。 ▼ Outlook から舞黒花子さんの予定表を追 ▼ OWA から確認しても舞黒花子さんの予定表は表示されていない 原因 Outlook から追加した予定表情報を保持しているプロパティが異なる場合に発生することが確認されております。 本動作については、Exchange Server 2010 側の動作によるものですが、既に延長サポートの製品であり、製品の修正を行うことができないため、以下の方法で対処いただきますようお願いいたします。   対処方法 ・予定表を追加する場合には OWA から作業を行う   本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


Outlook の更新プログラムをコマンドでアンインストールする方法

Outlook の更新プログラムは、以下のようなコマンドでアンインストールすることができます。 KB 番号を指定して削除することができないため、PatchGUID (更新プログラムの GUID) と、現在インストールされている Office 製品の GUID を確認した上で、以下のコマンドを実行する必要があります。     msiexec /package {製品 GUID} /uninstall {更新プログラム GUID} ここでは、具体的な手順を Outlook 2010 の 2017/6 KB3203467 を例として説明します。他の更新プログラムについても同じ手順で行ってください。   1. インストールされている Office 製品 の GUID と更新プログラム の GUID を確認 1. スタート メニューの [プログラムとファイルの検索] (または [ファイル名を指定して実行]) で regedit と入力して実行し、レジストリ エディタを起動します。 2. 以下のレジストリ キーを右クリックしてエクスポートをクリックし、デスクトップなどに reg ファイルとして保存します。 32 ビット Windows…


WSUS から最新の Office 更新プログラムが配信されるように構成する方法

Office 製品では、こちらのブログ記事 でも説明していますようにできる限り最新に更新してご利用いただくようお願いしています。 今回は、WSUS を利用して Office 製品の更新プログラムを配信している場合に、すべての更新プログラムを配信する方法と、最新の更新プログラムだけを配信する方法をご紹介します。 通常は WSUS からすべての更新プログラムを配信するよう構成します。この場合は、各クライアントで最新に更新するために必要な最新の更新プログラムだけが適用されます (Office 製品の更新プログラムは累積更新プログラムであるためそれ以前の更新をすべて含みます)。適用されていないすべての更新プログラムが順次配信されて適用される動作になるわけではありませんので、ご安心ください。 ディスク容量を節約したいなどの事情がありすべての更新プログラムを承認したくない場合は、最新の更新プログラムだけを配信するよう構成してください。 手順 1. 利用しているバージョンの Office 用の更新ビューを作成 1-1. WSUS サーバーで、[管理ツール] の [Windows Server Update Services] を開きます。 1-2. 左の一覧で、[Update Services]-[<WSUS サーバー名>] にある [更新プログラム] を右クリックし、[新しい更新ビュー] をクリックします。 1-3. [ステップ 1] で [更新は特定の製品用です] にチェックします。 1-4. [ステップ 2] で [任意の製品] をクリックし、[すべての製品] のチェックを外してから利用しているバージョンの Office (例: Office 2016) にチェックし、 [OK] をクリックします。…


Outlook が原因でセッション数が増加する? 実際の動作と対処方法

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   Exchange Online 環境などで、Outlook によるセッション数増加についてのお問い合わせをいただくことがよくあります。 Exchange Online を含む Exchange Server 2013 以降の環境では、Outlook による接続プロトコルは MAPI over HTTP もしくは RPC over HTTP が使用され、接続するメールボックスが多いほどセッション数が増えるため、ネットワークの管理者には Outlook によるセッション数が大きな関心となります。   それでは、Outlook による実際のセッション数はどうなっていて、また、セッション数を低減する方法はないのでしょうか。 今回はそういった内容についてご紹介いたします。   Outlook の [接続状態] では実際の TCP セッション数は確認できない Outlook 起動中 Windows 画面右下に表示されている Outlook のインジケーター (小さなアイコン) を ctrl を押しながら右クリックすると、[接続状態] のメニューが選択できます。 この [接続状態] では下図のように Outlook による各接続が確認できます。 今回の…


Outlook 2013/2016 でリッチテキスト形式で複数ファイルを添付して送信すると、添付ファイルの名前と内容が入れ替わりファイルが開けない

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Outlook 2013 または Outlook 2016 の 2017 年 2 月または 3 月の更新プログラムを適用している Outlook から、リッチテキスト形式で複数ファイルを添付して送信した際、添付ファイルの名前と内容が入れ替わる問題が発生します。 現象の発生条件および対処方法については以下をご確認ください。   現象 Outlook 2013/2016 で複数ファイルを添付すると、添付ファイルの名前と内容が入れ替わる問題が発生します。 この時に、拡張子まで入れ替わった場合には、添付ファイルが開けない現象となります。 本現象は、以下の発生条件で発生しますが、条件を満たしている場合でも 100 %  発生する現象ではございません。   現象発生条件 – Outlook のバージョン 本現象は MSI 版の Outlook 2013/2016 でのみ発生し、クイック実行版では発生しません。 Outlook 2010 では発生しません。   – メール形式 リッチテキスト形式でのみ発生し、HTML 形式およびテキスト形式では発生しません。   – 原因の発生原因となる更新プログラム 本現象は以下の 2017 年 2…


古いアイテムの整理の基準日、自動整理のタイミング、対象外となるパターンについて

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、古いアイテムの整理の基準日を変更する方法、自動整理が行われるタイミング、整理の対象外となるパターンについてご説明します。 ■ 古いアイテムの整理の基準日について 古いアイテムの整理の既定の基準日は更新日となっていますが、後述の ArchiveIgnoreLastModifiedTime レジストリによって受信日に変更することが可能です。 ArchiveIgnoreLastModifiedTime レジストリ設定前後の基準日は以下の通りです。   設定前 (既定の基準日) =============== メッセージ: 受信日時または更新日時のうちの新しい日付 予定表 : 更新日時または予定、イベント、会議の開催日時のうちの新しい日付 タスク: 完了日または更新日時のうちの新しい日付。完了とマークが付いていないタスクはアーカイブされません。 メモ : 更新日時   設定後 ===== メッセージ : 受信日時 予定表 : 予定、イベント、会議の開催日時 タスク: 完了日。完了とマークが付いていないタスクはアーカイブされません。 メモ : 更新日時   基準日を変更するレジストリ =================== キーのパス: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\xx.0\Outlook\Preferences キー名: ArchiveIgnoreLastModifiedTime 種類: REG_DWORD 値: 1 ※レジストリ キーのパス中にある xx は以下の通りです。…


AutoDiscover のテストによるトラブルシュート その2 (自分自身以外のメールボックス)

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 前回の記事では、Outlook による AutoDiscover のテストとトラブルシュートについてご紹介しました。 今回は、そのテストを少し発展させて、自分以外のメールボックスへの AutoDiscover のテスト方法についてご紹介します。   なぜこうしたテストが必要か 前回の記事では、AutoDiscover で使用される URL の一部が SMTP アドレスの @ マーク以降の文字列から決定されることをご紹介しました。 この動作から、以下のような環境では自分自身のアドレスによる AutoDiscover が成功していても、 他のメールボックスへの AutoDiscover が失敗する場合もあり、後述するような問題が発生する場合があります。 ・ 1 つのメールボックスに複数の SMTP アドレスが割り当てられており、それぞれのアドレスのドメイン部分の文字列が異なる ・ 組織内で複数のドメインやサブ ドメインを使用しており、自分自身と接続しようとしているメールボックスにおいて SMTPアドレスのドメイン部分の文字列が異なる ・ Exchange Online 環境で独自ドメインではなく、xxxx.onmicrosoft.com の形式で AutoDiscover が必要となった (もしくはその逆)   発生が予想される問題 ・他ユーザーや共有メールボックス、会議室などのリソース メールボックスの予定表が開けない、開くのに時間がかかる ・アーカイブ メールボックスが開けない、開くのに時間がかかる ・Exchange Server 2013 環境以降で使用可能なモダン パブリック…


AutoDiscover による自動構成のテストを実施してトラブルシュートを行う方法

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Exchange 接続を行う Outlook において、Outlook 2007 と Exchange Server 2007 から AutoDiscover と呼ばれる機能が登場しました。 この機能は Exchange 環境で極めて重要な役割を果たす機能であり、近年 Exchange Server 環境で Outlook を使用する場合は必須となりました。 具体的には、Exchange Online を含む Exchange Server 2013 以降の環境で Outlook を使用する場合は AutoDiscover が必須となっており、また Outlook 2016 からは接続する Exchange Server のバージョンを問わず AutoDiscover が必須となりました。 Outlook は内部的に以下のような様々な状況で AutoDiscover を実行し、Exchange Server から必要な構成情報を取得します。 ・ アカウント設定ウィザードにおける自動セットアップ ・ 空き時間情報の参照 ・ 自動応答の設定…


Outlook を Exchange Online 環境などに接続して使用している場合、アカウント設定、起動、予定表の参照に時間がかかる問題の対処方法

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 主に Exchange Online 環境で多いお問合せとなりますが、Outlook を使用しているときに、以下のような現象が発生する場合があります。 今回はそうした場合に有効な対処方法をご紹介いたします。   現象 ・ Outlook の電子メール アカウントの設定に時間がかかる ・ Outlook の起動に時間がかかる ・ Outlook で他人の予定表を表示するのに時間がかかる ・ 予定表の共有依頼の操作で Outlook がハング・応答なしになる   原因 お客様環境のネットワークなどの構成に起因して Outlook による AutoDiscover において、一部の URL への接続試行が失敗するまでに時間がかかるために発生します。 上記の例以外にも、Outlook は内部的に様々な状況で AutoDiscover を実行するので、AutoDiscover に時間がかかる構成下では Outlook のパフォーマンスが低下する原因になる可能性があります。   Outlook の AutoDiscover によるアクセスは、Outlook のバージョンや更新プログラムの適用状況による追加の機能における差異もありますが、基本となる動作としては以下の順番で実行され、成功するとその時点で処理は終了します。 サービス接続ポイント (ドメイン参加している場合に AD より URL を取得する。) HTTPS…