迷惑メールの判断に使用されるレベル (SCL 値) について

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 迷惑メール フィルターに関する文書などで “SCL” という言葉が出てくることがありますが、これは、SCL (Spam Confidence Level) レベルと呼ばれるメッセージ プロパティになり、迷惑メールの仕組みを理解するうえで重要なプロパティとなります。 今回のブログでは受信したアイテムに付与されているSCL レベルの確認方法を紹介します。 ■ SCL とは? SCL は、スパム対策機能を実行している Exchange サーバーがメールを受信した時にメッセージに付与するプロパティとなります。 このプロパティ値により、Outlook は迷惑メール フィルターを適用するかどうかを判断します。 -1 の場合  : Outlook の迷惑メール フィルターは適用されず、常に安全なメールとして受信トレイに配信されます。 0 から 9 の場合 : Outlook の迷惑メール フィルターが適用され、迷惑メールの判断基準に沿って振り分けされます。 そのため、迷惑メールとして振り分けされたくないメールに関しては、Exchange サーバー側のトランスポート ルールにて SCL 値に -1 を付与するよう設定することで回避することも可能です。 SCL が -1 にも関わらず迷惑メールと振り分けされてしまう既知の問題についてはこちらの Blog 記事をご覧ください。 ■ SCL レベルの確認方法…


Exchange 2013/Exchange Online に接続する Outlook 2007 で SCL -1 を割り当てているメールが迷惑メールに仕分けられてしまう

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 特定のメールが迷惑メールに振り分けられないようにするための Exchange Server での対処として、トランスポート ルールにより SCL に -1 を割り当てるというものがあります。しかし、Exchange Server 2013/Exchange Online で利用している場合に SCL -1 を割り当てていても迷惑メールに仕分けられる場合があるという KB2885002 の問題があります。この記事ではこの問題について説明します。(この問題は Outlook 2007 ではどのバージョンでも発生し、Outlook 2010 では Outlook.exe が 14.0.7116.5000 未満、Outlook 2013 では Outlook.exe 15.0.4605.1000 未満の場合に発生する問題です) 現象 Exchange Server 2013 または Exchange Online と Outlook 2007 の組み合わせで利用している場合に、迷惑メールではないことを明示的に指定するために Exchange サーバーのトランスポート ルールで SCL (Spam Confidence Level) に…