[アプリケーションを開始する] および [スクリプトを実行する] の処理を実行する仕分けルールが動作しない、または作成できなくなる


こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

Outlook 2016 (Office 365 ProPlus : クイック実行版) のビルドを更新すると、もしくは Outlook 2010 / 2013 / 2016 (Office Professional Plus 2016 : MSI 版) の特定の月以降にリリースされた更新プログラムを適用すると、セキュリティ強化のため、[アプリケーションを開始する] および [スクリプトを実行する] の処理を実行する仕分けルールが動作しないように変更されます。

 

どのように動作が変更となるか?

セキュリティ強化のため、以下の通り既定の動作が変更となります。

  1. [アプリケーションを開始する] および [スクリプトを実行する] の処理を実行する、既存の仕分けルールが動作しなくなります。
  2. [アプリケーションを開始する] もしくは [スクリプトを実行する] の処理を実行する、新規の仕分けルールを作成できなくなります。
    以下の通り、仕分けルール作成画面が変更となります。

変更前

変更後

 

動作が変更となる Outlook バージョン

・ Outlook 2016 (Office 365 ProPlus : クイック実行版)

月次チャネル : 2016 年 11 月 10 日 リリースのバージョン 1610 ビルド 7466.2038 以降を適用した環境

半期チャネル (対象指定) : 2017 年 2 月 22 日 リリースのバージョン 1701 ビルド 7766.2060 以降を適用した環境

段階的提供チャネル : 2017 年 6 月 13 日 リリースのバージョン 1701 ビルド 7766.2092 以降を適用した環境
※段階的提供チャネルは、2018 年 1 月より、半期チャネルという名前になります。

・ Outlook 2016 (Office Professional Plus 2016 : MSI 版)

バージョン 16.0.4534.1001 以降
セキュリティ更新プログラム KB3191883 (2017 年 5 月 2 日) および以降の更新プログラムを適用した環境

・ Outlook 2013

バージョン 15.0.4937.1000 以降
セキュリティ更新プログラム KB3191938 (2017 年 6 月 13 日) および以降の更新プログラムを適用した環境

・ Outlook 2010

バージョン 14.0.7189.5000 以降
セキュリティ更新プログラム KB4011196 (2017 年 10 月 11 日) および以降の更新プログラムを適用した環境

 

- Outlook バージョンの確認手順 (全バージョン共通)

1. Outlook を起動します。
2. Ctrl + Alt + Delete を同時に押下し、[タスク マネージャー] をクリックして起動します。
3. (Window 7 の場合) [プロセス] タブで Outlook.exe を右クリックして [プロパティ]-[詳細] タブをクリックします。
(Windows 8.1/10 の場合) [詳細] タブで Outlook.exe を右クリックして [プロパティ]-[詳細] タブをクリックします。
4. [製品バージョン] に記載のバージョンを確認します。

- 参考情報

ご利用の Outlook 2016 がクイック実行版と MSI 版のどちらをご利用になっているかは以下でご確認いただけます。

Title : クイック実行形式 (C2R) と Windows インストーラー形式 (MSI) を見分ける方法
URL : https://blogs.technet.microsoft.com/officesupportjp/2016/09/08/howto_c2r_or_msi/
※画面ショットでは Excel となっていますが、Outlook でも同じ方法でご確認いただけます。

Outlook 2016 (クイック実行版) のバージョンおよびビルドの履歴は以下よりご確認いただけます。

Title : 更新プログラム チャネル リリースのバージョン番号とビルド番号
URL : https://support.office.com/ja-jp/article/ae942449-1fca-4484-898b-a933ea23def7

Outlook 2010 / 2013 / 2016 (MSI 版) のバージョン履歴は以下よりご確認いただけます。

Title : Outlook and Outlook for Mac: Update File Versions
URL : https://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/31133.outlook-and-outlook-for-mac-update-file-versions.aspx

 

回避策

以下の通りレジストリを登録することで元の動作に戻すことができます。

(A) 手動でレジストリを登録する方法

1. Windows の [スタート] ボタンをクリック後に "regedit" と入力し、検索結果の regedit をクリックします。
2. 以下のキーを登録します。

キー : HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\xx.0\Outlook\Security
名前: EnableUnsafeClientMailRules
種類: REG_DWORD
値: 1 (有効)

※レジストリ キーのパス中にある xx は以下の通りです。
Outlook 2010 の場合 : 14
Outlook 2013 の場合 : 15
Outlook 2016 の場合 : 16

(B) グループ ポリシーで登録する方法

クライアント端末がドメインに参加している場合、グループ ポリシーにてレジストリの配布設定をすることで、管理者が制御することが可能です。

- サーバー側でのレジストリ配布手順

1.グループ ポリシー管理エディターを起動します。
2.[ユーザーの構成]-[基本設定]-[Windows の設定]-[レジストリ] を選択します。
3.[レジストリ] を右クリックし、[新規作成(N)]-[レジストリ項目] の順にクリックします。
4.[新しいレジストリのプロパティ] ダイアログの [全般] タブにおいて、各項目の値を以下のように指定します。
※キーのパスだけ Outlook のバージョンによって異なりますが、それ以外は同じ設定となります。
5.入力が終了しましたら [OK] で終了します。

- 上述の手順 4 の[新しいレジストリのプロパティ] ダイアログで指定する内容

アクション: 更新
ハイブ: HKEY_CURRENT_USER
キーのパス : Software\Policies\Microsoft\Office\xx.0\Outlook\Security
値の名前: EnableUnsafeClientMailRules
値の種類: REG_DWORD
値: 1

※レジストリ キーのパス中にある xx は以下の通りです。
Outlook 2010 の場合 : 14
Outlook 2013 の場合 : 15
Outlook 2016 の場合 : 16

- 参考情報

Title : How to control the rule actions to start an application or run a macro in Outlook 2016 and Outlook 2013
URL : https://support.microsoft.com/en-us/help/3191893/how-to-control-the-rule-actions-to-start-an-application-or-run-a-macro

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