Outlook 2016 で NTFS 以外 (FAT32 や exFAT) のドライブに対する複数の添付ファイル保存が失敗する


こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

今回の記事では Outlook 2016 による複数の添付ファイル保存時に発生する問題についてご紹介します。


現象

Outlook 2016 で複数の添付ファイルを [すべての添付ファイルを保存] メニューで保存しようとすると、ファイル システムが NTFS 以外 (FAT32 や exFAT) のドライブに対する保存時にエラーとなり、2 つ目以降の添付ファイルの保存が失敗します。

原因

Outlook はセキュリティ向上を目的として、外部の差出人から受信したメールの添付ファイルを保存する際に AES Marker と呼ばれるフラグを設定する動作を行います。AES Marker が設定されたファイルは、Windows のエクスプローラーでファイルのプロパティを表示すると「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。…」という表示が行われ、ブロックを解除しない限り安全ではないファイルとして扱われます。

Outlook で「外部の差出人」の判別が可能なのは Exchange Server 環境となっており、POP/IMAP アカウントではすべてのメールが外部からの受信メールとして扱われ、すべての添付ファイル保存時に AES Marker の設定が行われます。

なお、AES Marker は NTFS の代替ストリームという機能を用いて実現しているため、FAT32 や exFAT に保存したファイルには設定できません。

ここで、FAT32 や exFAT のドライブに複数の添付ファイルを保存しようとする際の Outlook 2016 の内部動作に問題があり、今回の現象が発生します。

暫定の回避策

・NTFS のドライブに添付ファイルを保存する
・NTFS 以外のドライブに添付ファイルを保存したい場合は 1 つずつ保存するか、一度 NTFS のドライブに添付ファイルを保存後に移動する

調査状況

現象が発生する Outlook 2016 の詳細バージョンも含め、本現象についてはマイクロソフト内で調査中のステータスです。


本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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