Outlook 2016 で開封確認を要求するメッセージを受信した際に、開封済であることを送信者に返信しても送信者に届かない現象


日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

Blog では Outlook 2016 で開封確認を要求するメッセージを受信した際に、開封済であることを送信者に返信しても送信者に届かない現象の動作について説明します。

 

機能について

Outlook は送信したメッセージを受信者が開封したかどうかを確認できるよう、メッセージ送信時、受信時に以下の機能に対応しています。

 

  • メッセージ送信時: 受信者がメッセージを読んだことを確認する開封確認メッセージを要求する機能。
    メッセージ ウィンドウのメニューの [オプションタブ]-[開封確認の要求] をチェック オンでメールを送信できます。

 

  • メッセージ受信時: 開封確認メッセージを要求するメッセージを閲覧した際に開封確認メッセージの返答を送信する機能(返答しない設定も可能です)。
    Outlook ウィンドウのメニューの [ファイルタブ]-[オプション]-[メール] をクリックして、画面右側の [確認] のオプションで既定の設定を変更可能です。
    既定の設定では [開封済みメッセージを送信するかどうかを毎回確認する] となりますので、開封確認付きメッセージを閲覧する際に、返信するかしないかのメッセージが表示されます。

 

この機能を開封確認通知と呼びます。

 

現象

Outlook 2016 で開封確認を要求するメッセージを受信し、開封確認メッセージを元のメッセージの送信者に返信しても、送信者に開封確認メッセージが届かない場合があります。

 

現象発生条件

送信経路上に Envelope-From NULL のメッセージを廃棄するサーバーが存在する場合、Outlook 2016 で開封確認メッセージを返信すると発生します。

 

現象の動作説明

Outlook 2016 の開封確認通知の実装は、インターネットの開封確認通知の仕様を規定している RFC 3798 に準拠しています。

RFC 3798 では開封通知の差出人である Envelope-From (SMTP セッションの MAIL FROM) NULL でなければならないと定義されています。

Outlook 2016 はこの定義に基づき開封確認メッセージを送信する際は MAIL FROM NULL で送信する動作となっており、本動作は Outlook 2016 の仕様となります。

本動作により、例えば、経路上の SMTP サーバーで Envelope-From NULL のメールの送信または受信を許可していないといった動作仕様の場合、開封確認メッセージを送信しても、元のメールの送信者に開封確認メッセージが到着しないといった現象が発生します。

 

対処方法

Outlook 2016 では、開封確認メッセージを送信する際に MAIL FROM にアドレスを指定して送信するオプションや、メール送信時のメールヘッダーで Envelope-From を追加指定するような機能は実装していません。

したがいまして、メールサーバー側での対応が必要となります。 

 

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