Outlook 2013 で [アクセス許可] の封筒アイコンをクリックするとエラーとなることがある


こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
今回は AD RMS から Azure RMS に移行後に Outlook でエラーが発生した場合の解消方法を解説します。

事象
Outlook 2013 [アクセス許可] の封筒アイコンをクリックすると以下のエラーが表示される。
[アクセス許可 ▼] のクリックではエラーは発生しない。

Information Rights Management のテンプレートが見つかりませんでした。管理者にお問い合わせください。」

原因
DefaultServer の値に依存して発生します。
Outlook では内部的にテンプレートの一覧を取得し、その一覧から DefaultServerに合致するサーバーのテンプレートを取得いたします。
テンプレートをご利用でない場合、テンプレートの取得ができず、結果としてエラーが発生いたします。
この現象は AD RMS から Azure RMS に移行し、テンプレートがない環境で発生することを確認しております。

回避策
* 事前に Outlook やその他の Office 製品を終了しておきます。
1. %localappdata%\Microsoft\MSIPC GIC ファイルをメモ帳などで開きます。
2. MS-DRM-Server <NAME> >フィールドの値を確認し、コピーします。
     <NAME> の値が複数あり "Microsoft DRM Server Self Enrollment Service" である場合、既定値がそのまま入っている状態となりますので、この値以外の値をご利用ください。
     この値以外に複数の値が存在する場合、AD RMS 構成時の証明書の発行者の表示名をご確認いただくか、不明な場合には弊社サポートにお問い合わせください。
3. レジストリエディタを起動します。
4. 以下のレジストリへ移動し、DefaultServer の値を、手順2 で確認した値に変更します。
    
Outlook 2013 : HKCU\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\DRM
     Outlook 2013 : HKCU\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\DRM
5.
レジストリエディタを終了します。
6. Outlook を再起動し、事象の回避をご確認ください。

- DefaultServer レジストリについて
DefaultServer レジストリに格納される値はアドレスとして意味を持つものではなく、発行者の表示名が格納されているものとなり、値は任意の文字列となります。
そのため、変更しても実際の AzureRMS サーバーへのアクセスに影響を及ぼすものではございません。

Office 以外の RMS(Sharing Application) などでは基本的に下記のレジストリ情報を用いるため、DefaultServer の値の変更の影響は受けません。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSIPC
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\MSDRM
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\MSIPC
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Microsoft.IPViewerChildMenu

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