認証ダイアログが表示されず、オフライン起動となってしまう (プレゼンテーション中の機能制限)


Outlook を起動する際、起動時に認証ダイアログが表示されず、オフライン起動となってしまう原因の一つに、プレゼンテーション中の機能制限があります。この記事では、この動作について説明します。

 

現象

Outlook を起動時に認証ダイアログが表示されないため、画面右下のステータスバーには 「パスワードの入力が必要です」と表示されオフライン起動となる。

 

capcher2010

 

Outlook をキャッシュ モードでご利用の場合、サーバーに接続できなくてもキャッシュされたアイテムを表示し Outlook が起動可能となっていますが、その際はオフライン状態で起動しているため送受信できていないことにユーザーが気づかないことがあります。

(オンライン モードでは、サーバーに接続できない場合は Outlook を起動できません。)

 

原因

以下の状態であるときは、Outlook 使用時の認証ダイアログの表示は制限されます。

制限される状態の条件は、Office のバージョンによって異なります。

 

Office 2007 まで

1) Outlook PowerPoint のプレゼンテーション状態であることを認識した時

Powerpoint はプレゼンテーションを実行中かどうかの情報を Office 共通のメモリに記録します。

Outlook は認証ダイアログを出そうとするとき、この情報を確認しています。

そしてプレゼンテーション状態となっていれば、認証画面を出さない動作となります。

 

Office 2010 以降 ※以下のいずれかの状態

1) Outlook PowerPoint のプレゼンテーション状態であることを認識した時

(上述の通りです)

Powerpoint はプレゼンテーションを実行中かどうかの情報を Office 共通のメモリに記録します。

Outlook は認証ダイアログを出そうとするとき、この情報を確認しています。

そしてプレゼンテーション状態となっていれば、認証画面を出さない動作となります。

 

2) OS 側のプレゼンテーション モードがオンの状態

Office 2010 以降、アプリケーション (PowerPoint) のプレゼンテーション状態だけではなく、OS 側のプレゼンテーション モードを認識して、ユーザーがプレゼンテーションを実施している状態と判断するように動作変更になりました。

OS 側のプレゼンテーション モードがオンになっている場合、認証ダイアログの表示が制限される動作になります。

 

対処方法

1) Outlook PowerPoint のプレゼンテーション状態であることを認識した時

この場合、プレゼンテーション中にも認証を出すよう動作を変更する設定はないため、回避策は Outlook の起動時にPowerPoint スライドショーを実行しないこととなります。

ユーザーが手動で実行しているときに限らず、ログオンスクリプトなどで、自動的に実行している場合なども注意が必要です。

 

2) OS 側のプレゼンテーション モードがオンの状態

以下のレジストリ設定を行うことにより、Windows プレゼンテーション モードが有効な場合にも認証ダイアログが表示される動作に変更できます。

 

キー : HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common\General

値の名前 : DoNotQueryUserNotificationState

データ型 : REG_DWORD

: 0x00000001 (10 進数 : 1)

 

参考

OS 側のプレゼンテーション モードについては、以下の公開情報でも紹介しておりますのであわせてご覧ください。

 

Title: Windows プレゼンテーション モードの使用時、Outlook 2010 のプロファイル作成や起動に失敗する

URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2841427

 

本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

 

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