メッセージの取り消し機能について


2016/11/18 更新 メッセージ取り消しが成功する条件に Exchange Online の低優先メールについての内容を追記しました。

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

Outlook には、送信したメッセージを取り消したり、任意のメッセージに置き換えたりすることができる "メッセージの取り消し" という機能があります。

今回はこの機能について紹介いたします。

 

"メッセージの取り消し" 機能とは?

送信済みアイテムの [メッセージ] タブ –[アクション]-[メッセージの取り消し] を実行することにより、受信者のメールボックスから削除する動作を行います。

対象のメッセージを受信者のメールボックスから削除する他に、任意のメッセージに置き換えるオプションもあります。

この時、”メッセージの取り消し” 機能が成功するにはいくつかの条件があり、メッセージの取り消しを必ず保証するものではありません。

 

メッセージ取り消しの動作

メッセージの取り消しは以下の流れで行われます。

 

1. メッセージの送信者が Outlook の送信済みアイテムから取り消したいメッセージを開き、[アクション]-[メッセージの取り消し] から取り消しの操作を行う。

2. 送信者の Outlook がメッセージ取り消し要求の通知を送信する。

3. 受信者の Outlook 2. の通知を受信し、条件を満たしている場合はメッセージの取り消しを実行する。※条件と実行については後述します。

4. 1. [受信者ごとに取り消し状況を確認する] のチェックを入れて取り消しの操作を行った場合は、受信者の Outlook から取り消し結果が送信され、送信者へ通知される。

※任意のメッセージに置き換えるオプションの処理の流れも同様となります。

 

メッセージ取り消しが成功する条件

メッセージの取り消しが成功するには、以下の条件を満たしている必要があります。

 

条件 1. 受信者が Outlook Exchange サーバーに MAPI 接続している。

条件 2. 取り消し対象のメッセージが受信者の Outlook 上のフォルダーに未読の状態で存在している。

条件 3. 条件 2 のフォルダーに取り消し要求のメッセージも存在している。

条件 4. Outlook に想定外の影響を及ぼすセキュリティ ソフトやアドインなどの外的要因が存在しない。

 

※以下のような場合には “メッセージの取り消し” 機能は動作しないか、失敗します。

Outlook Web Access (OWA) を利用している場合

POP 接続や IMAP 接続アカウントの場合

・ 受信者が組織外の場合 (外部の Exchange Server Exchange 接続をしている)

・ 既読のメッセージ

・ 仕分けルールなどでメッセージが個人用フォルダーにある場合

・ 取り消し対象のメッセージと、取り消し要求のメッセージが別のフォルダーにある場合

・ Exchange Online の低優先メール機能の学習により、取り消し要求が低優先メール フォルダーに振り分けられた場合

 

メッセージの取り消しの実行

メッセージの削除や置き換えの処理が実行されるタイミングは、以下の a),b),c) のいずれかとなります。

 

a) Outlook によって自動処理が実行された。

Outlook の自動処理によるメッセージの取り消しが行われるには、以下の条件を満たしている必要があります。

 

a-1). 自動処理のオプション設定がオンになっている。(既定ではオンとなります)

 

<Outlook 2010/2013>

[ファイル] タブ -[オプション]-[メール]-[確認]-[会議出席依頼、会議出席依頼への返信、を自動処理する]

 

<Outlook 2007>

[ツール]-[オプション]-[初期設定] タブ -[メール オプション]-[確認オプション]-[会議出席依頼を自動処理する]

 

a-2). メールボックス上の同一フォルダー内に取り消し対象のメッセージと取り消し要求のメッセージが存在する。

個人用フォルダー上では自動処理は行われません。

このとき、オンライン モードではメッセージが格納されているフォルダーが受信トレイである必要があります。

キャッシュ モードではメールボックス上のフォルダーであれば受信トレイ以外でも自動処理が行われます。

 

a-3). コンピュータが待機状態にある。

メッセージの取り消し処理は、取り消しのメッセージを受信トレイに受信した後、バックグラウンドの優先度の低いタスクとして約 30 秒から 10 分の間に行われます。

バックグラウンドで実行されるのは、ユーザーの入力、Outlook、他のアプリケーションの処理を優先的に実行し効率よくリソースを割り当てるようにするためです。

 

a-4). 複数の Outlook 1 つのメールボックスに接続することによる排他制御が働いていない。

複数の Outlook により 1 つのメールボックスに接続した場合、Outlook の自動処理の競合を防ぐため、Outlook ではスニファ ロックと呼ばれるロック状態が発生し、特定の端末以外では自動処理が行われない状態となります。

 

b) 受信者が Outlook 上で取り消し通知をクリックした。

受信者が Outlook 上で取り消し通知をクリックして実行する場合とは、受信者側の Outlook で自動処理のオプション設定がオフになっている場合や、自動処理がオンの場合でも実行されるまでの待機中にユーザーが取り消し要求のメッセージをダブルクリックした場合です。

 

c) Social Connector アドインが有効な状態でアイテムをプレビューした。(Outlook 2013 を除く。)

Social Connector アドインについては、Outlook 2010 では、既定で有効化されている Microsoft Social Connector アドインの動作により、取り消し要求のメッセージをプレビューした際もメッセージの取り消しが実行されます。

Outlook 2013 Outlook Social Connector 2013 では動作が変更されており、こうした動作は発生いたしません。

 

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