Office によるオンライン コンテンツの使用を禁止している環境で Outlook 2013 の更新プログラムの適用後に Exchange アカウントの設定が失敗する


こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

Outlook 2013 の更新プログラムを適用後、Office 2013 で実装された Office 固有の認証システムと
Office のオプション設定の組み合わせにより、Exchange アカウントの設定が失敗するという問題と回避策についてご紹介いたします。

現象
2014 年 9 月以降に公開された Outlook 2013 の更新プログラムを適用後、Exchange アカウントの設定が失敗します。

発生条件
以下の条件を両方満たす場合に発生します。

・Outlook.exe の詳細バージョンが 15.0.4649.1000 以降 (2014 年 9 月以降リリースの Outlook 2013 の修正プログラムを適用した Outlook 2013 環境)
・Office アプリケーションによるオンライン コンテンツを参照する動作を停止するために以下の UseOnlineContent レジストリを 0 に設定している

   キー : HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common\Internet
   名前 : UseOnlineContent
   種類 : REG_DWORD

原因
Office 2013 には従来の Windows の機能を利用した認証とは別に、Office固有の認証システムが実装されており、Outlook 2013 では 2014 年 9 月以降に公開された更新プログラムにより、この認証システムを既定で使用するようになっております。

Office 固有の認証システムは以下のような認証を Office 365 などのクラウド上で可能とするための新しい認証システムとなります。
・ 多要素認証
・ Azure Active Directory 認証ライブラリによる認証
・ スマートカード認証

Office 固有の認証システムを使用する際に一部情報の初期化に失敗する問題があることから本現象が発生します。
この問題については弊社内で調査中のステータスとなっております。

回避方法
本事象について現時点では個別の修正プログラムは公開しておりませんが、以下のいずれかの方法にて回避することが可能です。

回避策 1.
アカウント設定ウィザードで [戻る] をクリックして再度設定を行う

回避策 2.
UseOnlineContent レジストリを 1 もしくは 2 に設定する

回避策 3.
以下のレジストリを追加することにより、Office 固有の認証システムではなく、従来の Windows の認証システムを用いて認証を行うように変更する

キー: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Exchange
種類: REG_DWORD
名前: MsoAuthDisabled
データ : 0x00000001 (10 進数 : 1)

なお、このレジストリを追加しても、前述したような特別な認証方法を使用することがない限り、特に予想される問題はございません。

本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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