オフラインアドレス帳 (OAB) について【後編】Outlook の参照先


こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
後編は、OAB をダウンロードせずに、サーバー上のグローバル アドレス帳の直接参照する設定のご紹介です。
前編はこちら

OAB を使用するメリットとデメリット
メリット : 外出先などで Outlook がオフラインの場合にもグローバル アドレス一覧 (GAL) を参照することが可能です。
デメリット : サーバー側での GAL の変更が行われても、クライアント側での自動更新は、前回のダウンロードから 24 時間経過後となるため、即時反映のためにはユーザーの操作でのダウンロードが必要です。

OAB を使用しているかどうかの確認方法
Outlook をオンライン モードで使用する場合、Outlook はローカルへの OAB のダウンロードは行わず、サーバー上の OAB を参照します。またOutlook キャッシュ モードを使用時にも、ローカルに OAB のダウンロードが完了していない場合にはサーバー上の GAL を参照する動作となります。
以下の手順で、ダウンロードをした OAB を参照しているのか、サーバー上の GAL を参照しているのか確認することができます。

– 手順
1. Outlook 2010 の [ホーム] タブ内の [アドレス帳](アドレス帳を開いたアイコンが左側に表示されています) をクリックします。
2. 別ウインドウとしてアドレス帳一覧が表示されます。
3. 右上の [アドレス帳] の下のドロップダウン リスト (既定では [グローバル アドレス一覧 – アカウント名] が表示されています) を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
4. 開いたウインドウ内の [現在のサーバー: ] を確認します。
ここで、サーバー名が表示されている場合には、サーバーを参照していることがわかります。
クライアント上の .oabファイルへのローカル パスが指定されている場合には、ローカルの OAB が参照されています。

既定の格納場所配下となります。
(Windows 7 の場合の例)
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\Offline Address Books\<ランダムな英数字>\

サーバー上のグローバル アドレス帳を直接参照する方法
キャッシュ モードであっても、以下の手順を行うことでサーバー上の  GAL を参照する動作に固定することができます。

1. 既にプロファイルが作成されて Outlook を起動したことがある場合は、「OAB を使用しているかどうかの確認方法」の手順に従って [現在のサーバー] にサーバーが表示されているか .oab ファイルへのパスが表示されているかを確認します。
.oab ファイルへのパスが表示されている場合は、エクスプローラーで該当のパスを開いて .oab ファイルをすべて削除します。
2. 以下のレジストリを作成し、Outlook の再起動を行います。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\XX.0\Outlook\Cached Mode
名前: DownloadOAB
種類: REG_DWORD
データ : 0
※ XX.0 部分については Outlook のバージョンに合わせて変更してください。
(Outlook 2010 は 14.0 となり Outlook 2013 は 15.0、Outlook 2016 は 16.0 となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Exchange\Exchange Provider
名前 : Limit SRS Incremental Download
種類 : REG_DWORD
データ : 0

名前 : Limit Manual OAB Download 
種類 : REG_DWORD
データ : 0

なお、上記のレジストリを設定することで OAB のダウンロードを完全に無効に制御できますが、手動でダウンロードを実行した場合には、以下のようなエラーが表示されます。
「タスク ‘xxx@xxx.xxx’ でエラー (0x800700005) が報告されました: ‘管理者によって設定されたダウンロード制限のサイズを超えているため、オフライン アドレス帳を更新できませんでした。後でやり直してください。’」

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