[開封済みメッセージを送信しない] を設定しているにも関わらずメール削除時に特定の条件で未開封通知が送付される事象について


2017/7/25 追記:  対処方法を追加しました。

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

Outlook のオプション設定で 「開封済みメッセージを要求するメッセージを受信した場合: [開封済みメッセージを送信しない]」 をオンに設定しているにも関わらず、 [削除済みアイテム]-[フォルダーを空にする] または、[クリーンアップ ツール]-[削除済みアイテム フォルダーを空にする] を実行すると特定の条件で未開封通知が送付されるという問題と回避策についてご紹介いたします。

前提

・ UserA は UserB に 「開封確認の要求」 付きのメールを送信します。
・ UserB は Outlook のオプション設定で 「開封済みメッセージを要求するメッセージを受信した場合: [開封済みメッセージを送信しない]」 をオンに設定しています。

※[ファイル] タブ-[オプション]-[メール]-[確認] の [開封済みメッセージを送信しない]
image1

現象

以下の 2 つのシナリオで事象が発生することを確認しております。

シナリオ 1
1. UserA から UserB へ開封確認付きメールを送信します。
2. UserB が Outlook で受信したメールを未読のまま受信トレイ配下のサブ フォルダーに移動します。
3. 上記サブ フォルダーごと削除します。 (フォルダー内に未読のメールのまま存在)
4. [削除済みアイテム] フォルダーに移動された該当のサブ フォルダーを [ファイル] タブ-[情報]-[クリーンアップ ツール]-[削除済みアイテム フォルダーを空にする] を実行し完全削除します。
5. UserA へ該当フォルダーに存在した未読のメール (開封確認付きメール) の未開封通知が送信されます。

シナリオ 2
1. UserA から UserB へ開封確認付きメールを送信します。
2. UserB が Outlook で受信したメールを未読のまま受信トレイ配下のサブ フォルダーに移動します。
3. 上記サブ フォルダーごと削除します。 (フォルダー内に未読のメールのまま存在)
4. [削除済みアイテム] フォルダーに移動された該当のサブ フォルダーを [削除済みアイテム] フォルダーの右クリックで [フォルダーを空にする] を実行し完全削除します。
5. UserA へ該当フォルダーに存在した未読のメール (開封確認付きメール) の未開封通知が送信されます。

回避方法

以下のいずれかの方法で対処を行ってください。 

回避策 1
1. UserA から UserB へ開封確認付きメールを送信します。
2. UserB が Outlook で受信したメールを未読のまま受信トレイ配下のサブ フォルダーに移動します。
3. 上記サブ フォルダーごと削除します。 (フォルダー内に未読のメールのまま存在)
4. [削除済みアイテム] に格納された上記フォルダー上で右クリックし [フォルダーの削除] を実行します。(複数存在する場合は、個々に削除を実施します) 

image2

5. UserA へ未開封通知が送付されないことをご確認ください。


回避策 2

1. UserA から UserB へ開封確認付きメールを送信します。
2. UserB が Outlook で受信したメールを未読のまま受信トレイ配下のサブ フォルダーに移動します。
3. 上記サブ フォルダーごと削除します。 (フォルダー内に未読のメールのまま存在)
4. [削除済みアイテム] に格納された上記フォルダーで右クリックし [すべて開封済みにする] をクリックします。(複数存在する場合はすべてのフォルダーで実施します
image3

5. [削除済みアイテム] 配下にあるすべてのフォルダーのメールが既読になっていることを確認し、[ファイル] タブ-[情報]-[クリーンアップ ツール]-[削除済みアイテム フォルダーを空にする] または、[削除済みアイテム] の右クリックで [フォルダーを空にする] を実行します。
6. UserA へ未開封通知が送付されないことをご確認ください。

 

対処方法

意図しない開封済みメッセージが送信者へ返信されることを防ぐためには、トランスポート ルールにより該当するメッセージを削除することで制御が可能となります。
具体的には、未開封通知であることを示す "未開封:" や "Not read:" を件名に含む開封通知のみを削除するトランスポート ルールを作成することになります。
以下、トランスポート ルールによる設定の手順をご案内させていただきます。

Exchange 管理シェルで以下のコマンドを実行すると、未開封通知であることを示す文字列を件名に含む、開封通知のみを削除するトランスポート ルールが作成されます。
※ ルール名は "DeleteNRN" としておりますが、任意の名前に変更いただくことも可能です。

例)
-------------------
New-TransportRule "DeleteNRN" -SubjectContainsWords "未開封:","Not read:" -MessageTypeMatches "ReadReceipt" -DeleteMessage $true
-------------------

- 補足説明: 言語について
未開封のまま削除されたことを通知するメッセージの件名は日本語の場合、"未開封: <件名>" であり、英語の場合 "Unread: <件名>" となります。
クライアント環境に依存して未開封のまま削除されたことを通知するメッセージが英語となる場合がございます。
このため、日本語と英語両方のトランスポート ルールを作成する手順をご案内させていただきました。

- 参考情報
New-TransportRule コマンドについて詳しくは以下の弊社技術情報を併せてご参照ください。

タイトル : New-TransportRule
URL : <http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb125138(v=exchg.150).aspx>

意図しない開封済みメッセージが送信者へ返信されることを防ぐためには、トランスポート ルールにより該当するメッセージを削除することで制御が可能となります。
具体的には、未開封通知であることを示す "未開封:" や "Not read:" を件名に含む開封通知のみを削除するトランスポート ルールを作成することになります。
以下、トランスポート ルールによる設定の手順をご案内させていただきます。

Exchange 管理シェルで以下のコマンドを実行すると、未開封通知であることを示す文字列を件名に含む、開封通知のみを削除するトランスポート ルールが作成されます。
※ ルール名は "DeleteNRN" としておりますが、任意の名前に変更いただくことも可能です。

例)
-------------------
New-TransportRule "DeleteNRN" -SubjectContainsWords "未開封:","Not read:" -MessageTypeMatches "ReadReceipt" -DeleteMessage $true
-------------------

- 補足説明: 言語について
未開封のまま削除されたことを通知するメッセージの件名は日本語の場合、"未開封: <件名>" であり、英語の場合 "Unread: <件名>" となります。
クライアント環境に依存して未開封のまま削除されたことを通知するメッセージが英語となる場合がございます。
このため、日本語と英語両方のトランスポート ルールを作成する手順をご案内させていただきました。

- 参考情報
New-TransportRule コマンドについて詳しくは以下の弊社技術情報を併せてご参照ください。

タイトル : New-TransportRule
URL : <http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb125138(v=exchg.150).aspx>

 

本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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