[同期の失敗] について


こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

今回は、Outlook の [同期の失敗] フォルダーに出力されるログについてご紹介します。

 

[同期の失敗] フォルダーについて

[同期の失敗] フォルダー ([同期の問題] と表示される場合もあります) は、Outlook でフォルダー一覧を表示したときにナビゲーション ウィンドウに表示されるフォルダーです。

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Outlook でキャッシュ モードを使用している場合、初回起動時にサーバーから取得した情報を、クライアント端末にオフライン フォルダー ファイル (以下 OST ファイル) として保存します。
その後、サーバーとの整合性を保つため、定期的にサーバー上のメール ボックスに接続して OST ファイルを同期します。
ここで、同期作業に失敗した場合に、[同期の失敗] フォルダーに同期エラーが記録されます。

こうした同期の失敗はネットワークやサーバーの応答が一時的に遅れた場合や、タイムラグによって発生するものもあり、必ずしも障害によって発生するものではありません。
正常に同期できている場合でも、チェックするタイミングによって同期エラーが記録されます。
そのため、エラーに記載されているような問題が実際に発生していない場合は、無視いただいて問題ありません。

一方、同一のエラーが繰り返し記録される場合は、問題が生じている可能性がありますので、以下の回避策をお試しください。

同期エラーの回避策

同期エラーの回避策としては、一般的に以下の 2 つの方法があります。

a) 最新の修正プログラム適用
b) OST ファイル再作成

a) 最新の修正プログラム適用
過去に Outlook で同期エラーが不適切に記録される問題があり、修正されています。

例えば、[0-130] の同期エラーについては、以下の修正を適用することで不要な出力が抑制されます。

<Outlook 2010 の場合>
文書番号 : 2878254
タイトル : Description of the Outlook 2010 hotfix package (Outlook-x-none.msp): April 8, 2014
URL : http://support.microsoft.com/kb/2878254

<Outlook 2013 の場合>
文書番号 : 2878323
タイトル : Description of the Outlook 2013 hotfix package (Outlook-x-none.msp): April 8, 2014
URL : http://support.microsoft.com/kb/2878323

Office の修正プログラムは累積更新であるため、基本的にはそれ以前にリリースされたすべての修正を含みます。
そのため、上記の修正プログラムは、それ以降にリリースされるすべての修正プログラムに含まれます。

今後も関連した修正が行われる可能性がありますので、是非その時点の最新の修正プログラム適用をご検討ください。

b) OST ファイル再作成
同期エラーは、OST ファイルに破損が生じていることで記録される場合があります。
その場合、以下の資料にご案内しております「オフライン Outlook データ ファイル (.ost) を再作成する」に記載の手順にて OST ファイルを再作成し、現象回避するかご確認ください。

タイトル : オフライン Outlook データ ファイル (.ost) のアイテムを開く、またはインポートする
URL : https://support.office.com/ja-jp/article/オフライン-Outlook-データ-ファイル-ost-のアイテムを開く、またはインポートする-A584963E-A66D-4D9D-8845-31CB270F6880

上記方法で回避しない場合、個別にサポートにお問い合わせいただくことをお勧めします。

同期エラーの例

ここでは、いくつか、同期エラーの例と内容についてピックアップしてご紹介します。

◇ パターン 1
     一部の削除の同期が失敗しました。
     [80070005-508-80070005-130]
     オブジェクトを処理するためのアクセス権がありません。 フォルダーの連絡先か、システム管理者に連絡してください。

     一部の削除の同期が失敗しました。
     [0-130]

     一部の削除の同期が失敗しました。
     [8004010F-501-8004010F-130]

これらは一般的に、OST ファイルに存在するアイテムと、サーバーのメール ボックスのアイテムに不整合がある場合に記録されます。

◇ パターン 2
      フォルダーの同期中にエラーが発生しました
      [80070005-508-80070005-560]
      オブジェクトを処理するためのアクセス権がありません。 フォルダーの連絡先か、システム管理者に連絡してください。

アイテムのダウンロード処理で、アクセス権がないためにアクセスできずにエラーが発生した場合などで記録されます。
アクセス権の設定に問題ないかご確認ください。

◇ パターン 3
   エラーのため停止しました。
     [80004005-501-4B9-940]
     クライアントの処理に失敗しました。

フォルダーの階層情報の同期の際に、サーバー上のデータと、クライアントの OST ファイルの間に不整合が発生した場合に記録されます。

同期エラーを定期的に削除する方法

Outlook における [同期の失敗] フォルダーへのログの保存は必要な動作でもあるため、動作を制御する機能はありません。
また、[同期の失敗] フォルダー自体を削除/非表示にすることもできません。

そのため、ログの記録が不要な場合は、[古いアイテムの整理] の機能などによる削除をご検討ください。

タイトル : 古いアイテムの整理の設定について
URL : https://support.office.com/ja-jp/article/古いアイテムの整理の設定について-444bd6aa-06d0-4d8f-9d84-903163439114

関連の参考情報

文書番号: 2606009
タイトル : Sync Issues folder for Outlook contains warnings such as “Synchronization of some deletions failed”
URL : http://support.microsoft.com/kb/2606009/en-us (英語サイト)
URL : http://support.microsoft.com/kb/2606009/ja (翻訳サイト)

→ 前述のパターン 1 (「一部の削除の同期が失敗しました」エラー) について説明した技術情報となります。
削除しようとしたアイテムがサーバー上で見つからなかった場合などで記録され、不要なログ出力については記載の修正プログラムで回避いただけます。

文書番号 : 2637470
タイトル : “80004005-501-4B9-560” synchronization error logs in the Outlook Sync Issues folder
URL : http://support.microsoft.com/kb/2637470/ja (翻訳サイト)

→ [80004005-501-4B9-560] の同期エラーについて説明した技術情報です。
回避策として、記載の通り、Exchange Server 2010 sp2 ru3 をご案内しております。

タイトル: 同期エラー フォルダ
URL: http://office.microsoft.com/ja-jp/outlook-help/HP010102440.aspx

→ こちらは Outlook 2007 の記事となりますが、同期エラーの各フォルダーについての記載があります。

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