WSUS で特定の Outlook 2010 更新プログラムに [削除の承認] を設定すると、クライアントで繰り返しアンインストールを要求される場合がある

WSUS では、特定の Outlook 2010 更新プログラムに [削除の承認] を設定してアンインストールを配信すると、クライアントで繰り返しアンインストールを要求される場合があります。 たとえば、こちらのブログ で紹介している不具合が確認された今月 2017/6 リリースの Outlook 2010 更新プログラム KB3203467 を WSUSで [削除の承認] に設定すると発生する場合があります。今回のブログではこの問題について説明します。 Outlook 2010 の更新プログラムの exeファイルには、特定の言語に依存しないコア パッケージの MSP ファイルと言語固有パッケージの MSP ファイルの 2 種類が含まれており、言語固有パッケージに変更がない場合は前月と同じ PatchGUID を持つ言語固有パッケージが含まれることに起因して発生します。Outlook 2013/2016 の更新プログラムの exe ファイルはこのような構成になっておらず  1 つの MSP ファイルにまとめられているため、この問題は発生しません。 現象 WSUS で特定の Outlook 2010 更新プログラムに [削除の承認] を設定してアンインストールを配信すると、クライアントで繰り返しアンインストールを要求される。 原因 Office の更新プログラムに対して以下のコマンドを実行すると、exeファイルに含まれるファイルを展開することができます。 <Outlook 2010 の更新プログラムの EXE…


Outlook の更新プログラムをコマンドでアンインストールする方法

Outlook の更新プログラムは、以下のようなコマンドでアンインストールすることができます。 KB 番号を指定して削除することができないため、PatchGUID (更新プログラムの GUID) と、現在インストールされている Office 製品の GUID を確認した上で、以下のコマンドを実行する必要があります。     msiexec /package {製品 GUID} /uninstall {更新プログラム GUID} ここでは、具体的な手順を Outlook 2010 の 2017/6 KB3203467 を例として説明します。他の更新プログラムについても同じ手順で行ってください。   1. インストールされている Office 製品 の GUID と更新プログラム の GUID を確認 1. スタート メニューの [プログラムとファイルの検索] (または [ファイル名を指定して実行]) で regedit と入力して実行し、レジストリ エディタを起動します。 2. 以下のレジストリ キーを右クリックしてエクスポートをクリックし、デスクトップなどに reg ファイルとして保存します。 32 ビット Windows…


Outlook 2007/2010 で 2017 年 6 月のセキュリティ更新プログラムを適用後、リッチ テキスト形式の添付ファイルが開けない

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   2017 年 6 月に公開された Outlook のセキュリティ更新プログラムを適用後、Outlook 2007/2010 でリッチ テキスト形式の添付ファイルが開けないという現象が発生しており、現在弊社内で調査中です。 本現象は Outlook 2007/2010 でのみ発生し、Outlook 2013/2016 では発生しません。 発生条件が限定されますが、Outlook 2013/2016 では別の現象が発生します。それらの現象についてはこちらの情報をご覧ください。 続報があり次第更新いたします。 2017/06/21 12:05 アップデート Outlook 2013/2016 で発生する別の現象についてのリンクを追加しました。 修正状況についての項目を追加しました。 現象 2017 年 6 月に公開された Outlook のセキュリティ更新プログラム (Outlook 2007 用は KB3191898、Outlook 2010 用は KB 3203467) を適用した Outlook 2007/2010 でリッチ テキスト形式で添付ファイルをダブルクリックして開こうとした際に、以下のメッセージが表示され、添付ファイルが開けません。   「このオブジェクトは Outlook で作成されましたが、このプログラムがお使いのコンピューターにインストールされていないか、応答していません。このオブジェクトを編集するには、Outlook…


WSUS から最新の Office 更新プログラムが配信されるように構成する方法

Office 製品では、こちらのブログ記事 でも説明していますようにできる限り最新に更新してご利用いただくようお願いしています。 今回は、WSUS を利用して Office 製品の更新プログラムを配信している場合に、すべての更新プログラムを配信する方法と、最新の更新プログラムだけを配信する方法をご紹介します。 通常は WSUS からすべての更新プログラムを配信するよう構成します。この場合は、各クライアントで最新に更新するために必要な最新の更新プログラムだけが適用されます (Office 製品の更新プログラムは累積更新プログラムであるためそれ以前の更新をすべて含みます)。適用されていないすべての更新プログラムが順次配信されて適用される動作になるわけではありませんので、ご安心ください。 ディスク容量を節約したいなどの事情がありすべての更新プログラムを承認したくない場合は、最新の更新プログラムだけを配信するよう構成してください。 手順 1. 利用しているバージョンの Office 用の更新ビューを作成 1-1. WSUS サーバーで、[管理ツール] の [Windows Server Update Services] を開きます。 1-2. 左の一覧で、[Update Services]-[<WSUS サーバー名>] にある [更新プログラム] を右クリックし、[新しい更新ビュー] をクリックします。 1-3. [ステップ 1] で [更新は特定の製品用です] にチェックします。 1-4. [ステップ 2] で [任意の製品] をクリックし、[すべての製品] のチェックを外してから利用しているバージョンの Office (例: Office 2016) にチェックし、 [OK] をクリックします。…


Outlook が原因でセッション数が増加する? 実際の動作と対処方法

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   Exchange Online 環境などで、Outlook によるセッション数増加についてのお問い合わせをいただくことがよくあります。 Exchange Online を含む Exchange Server 2013 以降の環境では、Outlook による接続プロトコルは MAPI over HTTP もしくは RPC over HTTP が使用され、接続するメールボックスが多いほどセッション数が増えるため、ネットワークの管理者には Outlook によるセッション数が大きな関心となります。   それでは、Outlook による実際のセッション数はどうなっていて、また、セッション数を低減する方法はないのでしょうか。 今回はそういった内容についてご紹介いたします。   Outlook の [接続状態] では実際の TCP セッション数は確認できない Outlook 起動中 Windows 画面右下に表示されている Outlook のインジケーター (小さなアイコン) を ctrl を押しながら右クリックすると、[接続状態] のメニューが選択できます。 この [接続状態] では下図のように Outlook による各接続が確認できます。 今回の…


[ログオン情報を毎回入力する] を強制させたい

こんにちは。Outlook サポート チームです。 お客様から、Outlook を起動したときに毎回ログオン情報 (認証情報) を入力させるようにしたいというお問い合わせをいただくことがあります。 結論から申し上げますと、制御が可能なシナリオは限定されます。 お問い合わせをいただいた際には、後述の方法をご案内することがありますが、これらの方法でも、接続方式、認証方法などに依存し、完全に制御することはできません。     [ログオン情報を毎回入力する] 設定について Outlook の Exchange アカウントに [ログオン情報を毎回入力する] という設定項目があります。 これは Outlook 上で [ログオン ネットワーク セキュリティ] の名称となっている RPC による認証を制御するための項目であり、RPC の認証時に毎回ユーザー名とパスワードのダイアログを表示するための設定です。 つまり RPC の認証を行わない MAPI over HTTP プロトコル使用時や、Exchange Online のように RPC が匿名認証 (認証を行わない) で、認証を HTTP に任せている RPC over HTTP ではこの設定は有効ではありません。 Exchange Server 2010 まで使用されていた旧来の RPC/TCP での接続時や、RPC の認証も行うオンプレミスの…


Outlook のフォルダーに直接投稿しているExcel/Word などのファイルを選択して[クイック印刷][返信][転送][コピー]などのメニューを選択しても動作しない

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Outlook では、メールアイテムに添付しなくても、Public Folder など Outlook で表示しているメールボックスや PST のフォルダーに、Excel や Word などのファイルを直接投稿 (保存)することができます。 このような使用方法をしている場合に、Outlook にてリモートでコードが実行される脆弱性が見つかり、2017 年 4 月の更新プログラムで、一部の機能を無効化する修正を行いました。 この修正の影響で、直接投稿しているファイルに対してはこれまでには動作していたメニューを選択しても、何も実行されないといった動作となります。 ※ Outlook のアイテム(メール、投稿、連絡先、予定表など)を選択している場合は、該当のセキュリティの問題はございませんのでこれまで通り動作します。   詳細については、以下をご確認ください。   2017 年 4 月の更新プログラムの説明 Outlook のフォルダーに直接ファイルが投稿されている場合、そのファイルに対して、Outlook にてリモートでコードが実行される脆弱性が見つかり、悪用される可能性が高いため  2017 年 4 月の更新プログラムにてセキュリティ ホールの修正を行いました。 緊急度が高いため機能のみ無効化したという背景があり、無効化した機能のメニューは表示され選択可能な状態です。 本来であれば、メニューも削除するまたはメニューを選択した際に実行できない旨メッセージを表示するなど、ご使用者様からみて分かりやすいように修正するべきですが、これら追加の修正の予定につきましては現時点では未定となっております。   無効化した機能をご使用されていたお客様には、突然の動作変更によりご不便をおかけいたしますが、より安全に製品をご利用頂くための変更であることについて何卒ご理解を頂けますようお願いいたします。   なお、どのようなときにリモートコードが実行されてしまうのか、それを抑止するためにどのような修正を行ったのかなど詳細につきましては、公開するとその情報がさらに悪用される可能性があるため、以下のサイトで公開している以上の情報は非公開となります。   – 関連する情報 本修正は Outlook 2007/2010/2013/2016 で行っております。 Title : CVE-2017-0106…


終日の予定が空き時間と表示されるので、既定の [公開方法] を変更したい

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 [終日] のオプションがチェック オンの予定として作成した場合と、チェック オフで作成した場合とで、[公開方法] の既定値の動作が異なるというお問合せや、予定表アイテムの [公開情報] の既定値を変更設定できるかというお問合せを多くいただくことがあります。 結論からお伝えすると、[公開方法] の既定値はアイテムの種類によって固定化されているため、変更する方法はありません。 また、[公開方法] の選択肢として、新しい候補を追加できるかや、既存の”仮の予定”や”外出中”候補の項目名を変更できるかというお問い合わせもありますが、こちらも固定化されているため、カスタマイズすることはできません。 今回はこれらに関連する動作ついてご説明します。   Outlook に予定を追加する際、[終日] のチェックのオン/オフで、Outlook はそれが “予定“ なのか “イベント” なのかを判断します。 また、“予定“ なのか “イベント“ なのかで、公開方法の既定値が異なります。   [終日] のチェックがオフの場合、タイトルバーには ”予定” と表示され、公開方法の既定値は [予定あり] となります [終日] のチェックがオンの場合、タイトルバーには ”イベント” と表示され、公開方法の既定値が [空き時間] となります   なぜ “イベント“ が既定で [空き時間] となるかについては、以下のように定義されていることに起因します。   イベントの詳細 通常、イベントは 1 回だけ発生し、1 日または数日間続く場合がありますが、 誕生日や記念日などの例年のイベントは年に…


Excel/Word/テキストなどのファイルを選択して、右クリックメニューから[送る]-[メール受信者] を実行した際に Outlook のメール本文が文字化けする問題

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Excel/Word/テキスト形式など、ディスクに保存されているファイルを選択して、右クリックメニューから[送る]-[メール受信者] を実行した際に Outlook のメール本文が文字化けする問題が発生します。 本問題は、特定の環境でのみ発生しますが、現時点では制限事項となっています。 詳細につきましては以下をご確認ください。   現象 – 現象再現手順 1. ファイルを選択し、右クリックします。 2. 表示されたメニューで [送る]-[メール受信者] をクリックします。 – 現象 手順 1 で選択したファイルが添付された状態で、Outlook の新規メールウィンドウが開きますが、上記の操作を実行した場合には、自動で以下の文章が挿入されます。 「次のファイルまたはリンクを添付して、メッセージを送信する準備ができました:”添付するファイル名” 」 現象発生時は、自動挿入される文章が文字化けした状態となります。 現象発生条件 本問題は、Outlook と Exchange Server の以下のバージョンの組み合わせで、キャッシュ モード オフで接続している場合にのみ発生します。 – Outlook のバージョン Outlook 2007/2010 でのみ発生し、Outlook 2013 以上では発生しません。 – Exchange のバージョン Exchange 2013 CU14 以上で発生しますので、Exchange 2016 および Exchange Online…


Outlook 2016 では構成情報を直接記入するローカル XML がサポートされない

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は Outlook における AutoDiscover においてローカル XML を参照させる場合にご留意いただきたい内容についてご紹介します。 まず、前提となる AutoDiscover の機能についてですが、Outlook は AutoDiscover によりサーバーから構成情報を取得する動作を行います。 AutoDiscover で取得される情報には以下のようなものがあり、サーバー側で動的に変更される可能性のある情報を最新の状態で取得することを目的に設計されています。 ・メールボックスへの接続に必要なサーバー名 ・接続に使用可能なプロトコル ・メールボックスの GUID (Exchange Server 2013 以降)、 ・空き時間情報の取得などに使用される Exchange Web Service (EWS) の URL ・オフライン アドレス帳のダウンロード URL ・パブリック フォルダー接続のための情報 ・フル アクセス許可により自動マッピングされるメールボックスの情報 ・他 Exchange 環境の Outlook は Exchange Server の AutoDiscover 仮想ディレクトリにアクセスして、サーバーが生成した構成情報を XML ファイルの形式で取得します。 Outlook による…


以前のバージョンで使用していたパブリック フォルダーへのショートカットやハイパーリンクが使用できない

こんにちは。Outlook サポート チームです。 Outlook 2007 までは使用できていたパブリック フォルダーのショートカットやハイパーリンクが Outlook 2010 以降では使用できなくなってしまった、とお問合せをいただくことがあります。 Outlook 2010 以降では、ショートカットの機能は廃止されており、リンクも段階的に機能を廃止しているため、Outlook 2007 以前に使用していたこれらの機能を Outlook 2010 以降ではそのまま使用することはできません。 今回はこれらの機能についてと廃止された背景についてご紹介いたします。   パブリック フォルダーへのショートカット について (.xnk) パブリック フォルダーへのショートカットの実態は xnk ファイルとなりますが、この xnk ファイルは危険がある可能性があるファイルとして、利用を意図的にブロックしております。 Outlook 2007 までは、xnk 拡張子ファイルを Outlook へ関連付ける設定が可能でしたが、Outlook 2010 以降ではこの関連付けの設定も行うことができないよう、製品仕様が変更になりました。 具体的には、Outlook.exe の起動スイッチのうち、/x という xnk ファイルを開くためのスイッチが削除されているため、使用できません。 そのため、Outlook 2010 以降では、パブリックフォルダへのショートカットをご利用になれるような設定はございません。   パブリック フォルダーへのハイパーリンク (outlook:\\ プロトコル) Outlook 2007 以前と Outlook…


Outlook 2013/2016 でリッチテキスト形式で複数ファイルを添付して送信すると、添付ファイルの名前と内容が入れ替わりファイルが開けない

日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 Outlook 2013 または Outlook 2016 の 2017 年 2 月または 3 月の更新プログラムを適用している Outlook から、リッチテキスト形式で複数ファイルを添付して送信した際、添付ファイルの名前と内容が入れ替わる問題が発生します。 現象の発生条件および対処方法については以下をご確認ください。   現象 Outlook 2013/2016 で複数ファイルを添付すると、添付ファイルの名前と内容が入れ替わる問題が発生します。 この時に、拡張子まで入れ替わった場合には、添付ファイルが開けない現象となります。 本現象は、以下の発生条件で発生しますが、条件を満たしている場合でも 100 %  発生する現象ではございません。   現象発生条件 – Outlook のバージョン 本現象は MSI 版の Outlook 2013/2016 でのみ発生し、クイック実行版では発生しません。 Outlook 2010 では発生しません。   – メール形式 リッチテキスト形式でのみ発生し、HTML 形式およびテキスト形式では発生しません。   – 原因の発生原因となる更新プログラム 本現象は以下の 2017 年 2…


2017 年 6 月 1 日より、Outlook for iOS/Android で Exchange アカウント タイプを用いて Exchange Online へ接続することはできなくなります

2017/4/19 更新: Q1. と Q2. の内容を更新しました。Q7. を追加しました。 こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 全ての Exchange Online をご利用いただいているユーザー様は、2017 年 6 月 1 日より、Outlook for iOS/Android で Exchange アカウント タイプを用いて Exchange Online へ接続することはできなくなります。   Title : Office 365 のお客様向けクライアント アクセス ルールのアップデート URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4013974/update-of-client-access-rules-for-office-365-customers ※「Outlook for iOS および Outlook for Android の変更に伴う影響」 の項目をご確認ください。 今回はこの動作変更についてよくある質問とそれに対する回答をまとめました。   Q1. 影響を受けるユーザーは、どのようなユーザーですか ? A1….


ハイブリッド環境で Outlook 2010 利用時に認証エラーが発生し、認証ダイアログが表示されることがある

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 ハイブリッド環境にて Outlook 2010 を利用する際に認証ダイアログが表示される事象について紹介いたします。 事象 ハイブリッド環境にて Outlook 2010 利用時に認証ダイアログが表示されることがある。 資格情報を入力すると認証ダイアログは消えるが、資格情報を端末に保存していても認証ダイアログが表示される事象が再発することがある。 発生条件 ・ オンプレミス Exchange は 基本認証以外(NTLM /Negotiate 認証) を使用し、Exchange Online は基本認証を使用している。 ・ Outlook 2010 を利用している ・ 自分自身のメールボックスはオンプレミス Exchange サーバーにあり、Exchange Online ユーザーの予定表を参照している。 原因 Outlook 2010 をご利用の場合の制限事項となります。 詳細) オンプレミス ユーザーが、Exchange Online 側にメールボックスがあるユーザー の予定表にアクセスする場合、Exchange Online 側に AutoDiscover を実施します。 この時 Exchange Online への認証が必要になりますので認証方式は基本認証となりますが、Outlook 2010 をご利用の場合オンプレミス…


予定表機能を利用しないよう制御する方法

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。   スケジュールは別のソフトで管理しているなどの理由から、Outlook の予定表の機能を無効にしたいというお問い合わせをいただくことがあります。 結論から言えば、Outlook の予定表機能を完全に無効にすることはできません。   制御したい場合には、以下の方法があります。 (A) Outlook on the Web (OotW) を使用する Exchange Server に接続している環境の場合、Web を介して Outlook on the Web (以下 OotW) での利用が可能ですが、OotW であれば、管理者によって予定表を利用できないように制御することができます。 完全に予定表を利用できないように制御したい場合は OotW を利用することをご検討ください。   (B) メニューの非表示 / 無効化設定により予定表機能を抑止する Outlook では予定表を完全に利用できないようにすることはできませんが、予定表の機能をできる限り利用できないようにメニューなどの UI を制御することができます。   (C) 予定表フォルダーにアクセス権を設定し、他のユーザーから予定表を参照できないようにする Outlook から他のユーザーの予定表を参照できないように制御することができます。   それぞれの具体的な設定方法をご紹介します。   (A) Outlook on the Web…


【修正済み】C2R 版 Outlook 2016 で検索ができない

2017/3/29 : 本事象を修正したバージョンがリリースされましたので [回避策] 、[調査状況] セクションを更新しました。 こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 C2R 版の Outlook 2016 にて下記の現象が発生することを確認しております。 本事象につきましては、現在修正に向けた対応を進めている段階となります。 情報のアップデートや修正が確定しましたら本 Blog でも情報を更新いたします。 現象 2017 年 3 月 9 日にリリースいたしました Current Channel バージョン 1702 以降にバージョンアップすることで、バージョンアップ前の Outlook で利用していた PST に対しての検索が失敗します。 別の環境で作成した PST を開いて利用する場合や、バージョンアップ後に新規に作成した PST に対しては検索を行うことが可能です。 原因 2017 年 3 月 9 日 もしくは 14 日にリリースいたしました Current Channel バージョン 1702 の修正プログラムが原因で発生します。…


Outlookのメッセージファイル(.msg)とテンプレートファイル(.oft)との違い

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポートチームです。 Outlook でメッセージを保存する際の形式として、メッセージファイル (.msg) とテンプレートファイル (.oft) があります。 メッセージファイル (.msg) とテンプレートファイル (.oft) について、Outlook での使用用途は以下のように使い分けています。        msg : 受信したメッセージおよび送信済みメッセージをローカルに保存するためのファイル      oft : 送信前のメッセージや受信したメッセージをテンプレートとして使用するためのファイル   これらのファイルのフォーマット自体は同じであり、拡張子を変更しただけで開くことができます。 メッセージファイル(.msg)として作成前のメッセージを保存し、それをテンプレートとして使用することもできます。 しかしながら、弊社では msg ファイルのテンプレートとしての使用は推奨しておりません。   メッセージファイル(.msg)のテンプレートとして使用した場合、以下のような問題が発生する可能性があります。   – 取り消しメッセージで誤って別のメッセージが取り消される – 開封確認通知や配信確認通知が別のメッセージと関連付けられる – 本来削除されるべきプロパティが削除されず送信される   これは、拡張子によって Outlook の動作が以下のように変わることに起因しています。       msg : メッセージを表示する際にプロパティに変更を加えない。              上書き保存するとファイルシステムの msg ファイルが変更される。     oft : 送信に不要なプロパティやメッセージごとに一意である必要があるプロパティは削除、変更される。…


半角で送信した文字が受信側で全角になる

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポートチームです。 半角カナで送信した文字が受信側で全角カナになっているというお問い合わせをいただくことがありますが、これはエンコードに ISO-2022-JP を使った場合の想定された動作です。 今回はこの動作とその回避策についてご紹介します。   半角カナで送信した文字が受信側で全角カナになる可能性のある設定 Outlook の [文字設定のオプション] が以下の設定になっているときに発生します。   [ファイル] タブの [オプション]-[詳細設定]-[文字設定オブション] で ・ [送信メッセージのエンコード方法を自動選択する] のチェック がオン ・ [送信メッセージのエンコード方法を自動選択する] のチェック がオフで、送信メッセージで優先使用するエンコード方法: が [日本語 (JIS)] になっている ・ [送信メッセージのエンコード方法を自動選択する] のチェック がオフで、送信メッセージで優先使用するエンコード方法: が [日本語 (JIS) 1 バイト カタカナ使用可] になっている   文字設定のオプションで上記の設定をしている場合には、半角カタカナが全角カタカナに変換されることがあり、その動作は想定された製品の動作となります。   半角カナが全角カナに変換されるシナリオ 組織内の受信者か、組織外の受信者かで、同じエンコード方法を指定しても、半角カナで送付可能な場合と、全角カナに変換される場合があります。 これは送信される際に使用されるコードページが異なるためです。 Outlook が Exchange Server に接続の環境で、どんな場合にどのコードページが使用され変換されてしまうのか、以下にまとめました。 なお、既定の設定の [自動選択] が有効な場合、[日本語…


古いアイテムの整理の基準日、自動整理のタイミング、対象外となるパターンについて

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は、古いアイテムの整理の基準日を変更する方法、自動整理が行われるタイミング、整理の対象外となるパターンについてご説明します。 ■ 古いアイテムの整理の基準日について 古いアイテムの整理の既定の基準日は更新日となっていますが、後述の ArchiveIgnoreLastModifiedTime レジストリによって受信日に変更することが可能です。 ArchiveIgnoreLastModifiedTime レジストリ設定前後の基準日は以下の通りです。   設定前 (既定の基準日) =============== メッセージ: 受信日時または更新日時のうちの新しい日付 予定表 : 更新日時または予定、イベント、会議の開催日時のうちの新しい日付 タスク: 完了日または更新日時のうちの新しい日付。完了とマークが付いていないタスクはアーカイブされません。 メモ : 更新日時   設定後 ===== メッセージ : 受信日時 予定表 : 予定、イベント、会議の開催日時 タスク: 完了日。完了とマークが付いていないタスクはアーカイブされません。 メモ : 更新日時   基準日を変更するレジストリ =================== キーのパス: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\xx.0\Outlook\Preferences キー名: ArchiveIgnoreLastModifiedTime 種類: REG_DWORD 値: 1 ※レジストリ キーのパス中にある xx は以下の通りです。…


AutoDiscover のテストによるトラブルシュート その2 (自分自身以外のメールボックス)

こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 前回の記事では、Outlook による AutoDiscover のテストとトラブルシュートについてご紹介しました。 今回は、そのテストを少し発展させて、自分以外のメールボックスへの AutoDiscover のテスト方法についてご紹介します。   なぜこうしたテストが必要か 前回の記事では、AutoDiscover で使用される URL の一部が SMTP アドレスの @ マーク以降の文字列から決定されることをご紹介しました。 この動作から、以下のような環境では自分自身のアドレスによる AutoDiscover が成功していても、 他のメールボックスへの AutoDiscover が失敗する場合もあり、後述するような問題が発生する場合があります。 ・ 1 つのメールボックスに複数の SMTP アドレスが割り当てられており、それぞれのアドレスのドメイン部分の文字列が異なる ・ 組織内で複数のドメインやサブ ドメインを使用しており、自分自身と接続しようとしているメールボックスにおいて SMTPアドレスのドメイン部分の文字列が異なる ・ Exchange Online 環境で独自ドメインではなく、xxxx.onmicrosoft.com の形式で AutoDiscover が必要となった (もしくはその逆)   発生が予想される問題 ・他ユーザーや共有メールボックス、会議室などのリソース メールボックスの予定表が開けない、開くのに時間がかかる ・アーカイブ メールボックスが開けない、開くのに時間がかかる ・Exchange Server 2013 環境以降で使用可能なモダン パブリック…