Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その5 Windows Phone 7 UI に見る、新しいプレゼン~

プレゼンTips、多くの方にご期待をいただいていたにもかかわらず、かなりご無沙汰ですいません。 こちらのページ↓の下の方に公開しているPPTについて、以前に投稿した通り、頑張って解説していこうと思います。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/sanka.mspx ~その1~はこちら ~その2~はこちら ~その3~はこちら ~その4~はこちら ================== 最近、セミナーをするたびに、手元にある Windows Phone 7 を見てもらっています。 私の前だからかわかりませんが、多くの人の顔が明るくなります(笑) で、その Windows Phone 7 では新しい UI が採用されていて、その 4 でも書いたプレゼンテーションのヒントが隠されています。。。 さて、新しい UI とは、パノラマ アプリケーションで採用されている パノラマ ページ というものです。 (用語の使い方はMSDNとかのサイトから探したんですが、間違ってたらすいません) 以下の2つのサンプルを見ていただければお分かりになるでしょうか? 通常、アプリケーションのページはデバイス上の1つの画面に収まるように作るわけですが、このパノラマという世界は1つの画面に収まらない大きな画面があり、その大きな画面の中の一部を Windows Phone 7 が表示するという形になっています。 もちろん、アプリケーションを開発される方は、中途半端で使いにくい画面の表示・推移は避けるでしょうが、クリックして違うページに飛ばすのではなく、1つのページの中で表示する場所を動かしていくというこのUIは、指のなぞってページを移動させていくスマートフォンとの相性がとても良い気がします。 ******* さて、今回の投稿のテーマはプレゼン Tips なので、本題に入りましょう。 今までのプレゼンテーション資料作成のノウハウには、小さな文字を使わないというものがあります。 「伝える」事が重要なプレゼンテーションにおいて、使う資料の文字が小さくて見えないなんて、そもそも何をしたいのか?と言われてしまうわけです。 が。。。プレゼン Tips の4でも書いた通り、プレゼンテーション中に”画面の拡大”という手法を使う事で、今までの常識は過去のものになりました。 拡大を使う方法では、1つのページで全体像を見せた上で、画面を切り替えずに(頭の中のイメージをリセットする必要なく) 各要素を大きな文字と絵で見せる事ができるようになります。 たとえば これ↓ クラウド利用に適しているパターンを4つ表示したスライドですが、小さ目の文字は12ポイント、グラフ内の文字にいたっては7ポイントとかです。 が、これが4ページに分かれたら、1つ1つの説明の時には理解しても、4つ目を聞く時に最初の1つ目が何だったのか忘れてしまうことだってあるでしょう。 それが1ページに収まると、プレゼンテーション資料の枚数も減り(聞く人にとってもメリット)、要素の関連性もはっきりし(聞く人にとってもメリット)、作り方によっては資料性(後で見てもわかりやすい=聞く人にとってもメリット)も含めることができるわけです。 ====…

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PowerPoint 2010 セクションに関する追加情報

先日、PowerPoint 2010 のセクションという機能を使って、1つのプレゼンテーション資料を複数のセクションに分けたり、各セクションに何分程度の時間をかけるかを意識することでプレゼンテーションのタイムキーピングが可能になるという事を書きました。 http://blogs.technet.com/b/osamut/archive/2010/09/07/3353870.aspx で、さっそく広島の松浦さんからご質問をいただいたのを試してみたのでご報告を。 ==== ① 「リハーサル」機能でセクションごとの時間を出したい      んー、これはできませんでした(^_^;) ② セクションごとに「画面切り替え効果」を設定したい。 はい、出来ちゃいました!! ③ セクション単位でのサムネイル印刷 上図のようなセクション別表示の画面からセクションを右クリックして印刷・・・というのは無理そうですね。 が、印刷の画面を表示すると、セクションが表示され、選択できるではありませんか!!! 該当するセクションを選んで、後はプリンタや印刷の設定をするだけで、32枚割り当て印刷・・・とかも可能になりますね! Office 開発を得意とする方がササッとカスタマイズすれば、セクションを右クリックして印刷につなげるのも難しくないんでしょうね。 ====== いやー、私も勉強になりました! 松浦さん、ありがとうございます!! マイクロソフト 高添

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Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その6 PowerPoint 2010 のセクション~

私が使っているプレゼンテーションのコツを紹介するシリーズです。久々ですいません。 ~その1~はこちら ~その2~はこちら ~その3~はこちら ~その4~はこちら ~その5~はこちら ************* Tech・Ed 2010 も終わりましたが、今回は Windows Intune のセッションを二人で担当することになり、PowerPoint 2010 の新しい機能を使ってみました。 それがこちら↓で、PowerPoint の1つのファイルの中をセクションで分けるというものです。 もう少し大きくしてみましょう。 そう、Windows Intune のセッションを「導入部」「Windows Intuneとは?」「Windows Intune の管理サービスの利用」・・・とセクション分けをしたわけです。 セクションを作るのはとっても簡単でしたし、スライドをセクション間で移動するのもドラッグ&ドロップで出来ちゃいました。 ==== さて、既に気づいている方もいるかと思いますが、今回はセクション毎に何分という時間の情報も入れることで、70分というセッションをどのような時間感覚で進めようとしているのかを共有したりしていました。 もちろん、予定通りにいくとは限らないのですが、「あるセクションで時間を使い過ぎたら、他のセクションで短縮を試みる」といった調整を意図的に、しかも細かくできるようになるので、妙な安心感の中でセッションに臨むことができました。 しかも、セクション毎コピーしたりすることもできるため、スライドを流用することが多い私にとっては手放せない機能となっています。 プレゼンテーション資料を作る方にはおすすめです! **** 「だけど、Office 2010 を持ってないんだよね」という方のために追加で情報を。。。 この「セクション機能」が出てくる前から気になっていたのですが、Microsoft Office Lab の PPTPrex というものがありまして、おそらくセクションの前身ではないかと思える機能を持っています。(ある意味、セクション機能よりも高度です) http://www.officelabs.com/pptplex これらを見ていると、1つ1つの地道な研究の積み重ねが重要だと、あらためて感じさせられますし、Office の「誰にも負けない」という強い意志を感じます。 マイクロソフト 高添

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Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その5 マイクの位置と語尾~

こちらのページ↓の下の方に公開しているPPTについて、先日も投稿した通り、細かく解説していこうと思います。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/sanka.mspx ~その1~はこちら ~その2~はこちら ~その3~はこちら ~その4~はこちら ************* 8TIPS なので、8回の投稿にしたかったのですが、全然だめです(^_^;) もう気にせずにどんどん書いていくことにするので、お気になさらずに。。。 さて、今回はマイク位置と語尾についてです。 プレゼンテーションにおける致命的なミスは、「声が小さい」「声が聞こえない」と言われてしまう事です。 “伝えたいからプレゼンしている” にも関わらず、相手が時間を割いて聞いてくれているにも関わらず、そもそも声が届いていなければ内容以前の問題と言われても仕方がありませんね。 また日本語の場合、結論が語尾によって左右されることも多いので、語尾をはっきり発音しないのは聞こえないに近いということも覚えておきましょう。 特に早口な方、緊張すると早口になってしまうという方は語尾だけでもしっかり・ゆっくりと話しをしてみましょう。 きっと、伝わり方が大きく変わるはずです。 内容の前に声が、そして言葉が届くこと。。。 これらは、ライトニングトークのように、あまり慣れていない方がお話しをされる時には起こしやすいミスなので、是非注意をしていただけると良いと思います。 とはいえ、緊張して早口になってしまう初々しさは見ていて楽しいものでもありますが(笑) ーーーー ちなみに私は、ハンドマイクの方が好きです。 なんとなくですが、重みのあるものを持っている時の安心感やマイク=発声というのが私の中で結びついているというか、落ち着きます。 そして、ハンドマイクの場合、口とマイクの距離が一定していないと聞きづらいのですが、私は常にあごの上(下唇の下あたり)にくっつけて話しをしています。 たぶんカラオケでも同じなので、たんなる癖なのかもしれませんが。。。その癖のお蔭で、ハンドマイクを使用したセミナーで「声が聞こえない」と言われたことはありませんし、音が大きくなったり小さくなったりすることもありません。 ピンマイクだと、会場によってマイク精度が違っていたり、スクリーンを見た時とデモをするために下にあるマシンを見た時で声の入り方が変わったりもしますから、そこも気を付けた方がよいポイントですね。。。 余談ですが、新宿のセミナールームのピンマイクはどうも声が入りにくいので、極力ハンドマイクを使うようにしています。 デモをスムーズにするよりも、一日もしくは半日のセミナーを通して声を届けることが先だと思っているので。 来年、マイクロソフトとして品川に引っ越した際には、今のセミナールームよりも良いピンマイク環境になっている事を願ってまして、新しいセミナールームで最初に確かめるポイントの1つになることでしょう。 そういえば、去年のTech・Edのキーノートに関して社内で内容を詰めていた時、本部長さんがゆっくり話すことについてすごく意識していたのを思い出しました。基本中の基本というわけですね。 ーーーーー 私、人前で話をすることに慣れるまでは「いつものペースで話しをしたい」と思っていましたが、プレゼンって「いつも」とは違うんですよね。だから緊張していても不思議ではないし、いつも通りに話せなかったからといって問題なわけでもありません。 いつもと違うテンションだからこそ伝わるものもある、、、そう考えてプレゼンをしてみるのもいいと思います。 マイクロソフト 高添

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Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その4 拡大ツールを活用しようの巻~

こちらのページ↓の下の方に公開しているPPTについて、先日も投稿した通り、細かく解説していこうと思います。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/sanka.mspx ~その1~はこちら ~その2~はこちら ~その3~はこちら ************* 今日は、上記PPTでは触れなかったプレゼンテーション時の拡大ツールについてお伝えしたいと思います。 ※ 実は名古屋のイベントにご参加いただいた方からご質問をいただいたので、これもお伝えすべきだと考えました。 さて、拡大ツールのメリットは、「画面を拡大して大きく見せること」だけではありません。 私が拡大ツールを多用する理由はこちらです。 自分が話しをしたいところをクローズアップさせる 「参加者」と「プレゼンターである私」がスライドの同じ場所を見ている状態を作ることができる (親切に見えて実は参加者にはわかりにくい) レーザーポインタを使用しなくてよい 1枚のスライドに多くの情報を詰め込むことができる 元来、プレゼンテーション資料のフォントサイズは大きい方がよいとされていました 諸説あると思いますが、20ポイントが1つの指針で、できれば20以上、どんなに小さくても16という感じだったと思います しかし、フォントを大きくすると、1枚のスライド内で表現できる情報量は少なくなります 「プレゼンテーションだからそれでいい」 そう。資料を見てもらうのがゴールではなく、資料を見ながら”しゃべりで伝える”からプレゼンテーションですから・・・ とはいえ、手元に残る資料にはできる限り情報が載っていてほしいという声もあります ちなみに、大きいフォントで、多くの情報を伝えようとすると、枚数を増やすことになりかねません これが厄介です よほど練られたシナリオでなければ、ページをめくるたびに前に伝えたものは薄れていきます  そこで出てくるのが拡大ツールの有効活用です 拡大ツールありきのプレゼンテーションスライドの場合、フォントの大きさにはあまりこだわりません それよりも、1枚のスライドで伝えたいものは1枚に収めることを重視します たとえばこちら これは特殊な例ですが、このスライドを複数枚に分けてしまったら、意味が薄れてしまうのは目に見えています でも、拡大ツールを使うと、各項目をつなぐ線の意味も含めて解説していくことができます 中心点がどこにあり、そこから派生して何がおき、それが更に何かを生み出している。。。みたいな 特に、全体像から詳細に落としていくような説明の場合には、有効でしょう というように、「プレゼンテーションだからフォントを大きく」という時代は終わりました。 これによってプレゼン手法も、そして資料作りそのものにも変化が起きてくるはずです。 もちろん「フォントを小さくすればよい」というわけでもないので、「ページに最低限何を盛り込むべきか?」という視点からスライド作りをスタートさせ、出来上がったスライドにプレゼンテーションを合わせればよいでしょう。 ちなみに、動きを見てもらいたいものについては、フォーカスではなく今まで通りアニメーションを駆使するとよいでしょう。 今までのプレゼンテーションのノウハウ、拡大ツールを使った新しいプレゼンテーション、そしてアニメーション、この3つをうまく組み合わせながら、参加者の頭の中にいかにスムーズにイメージを残していくかを考えてみるとよいでしょう。 ************* えらく前置きが長くなってしまってすいません。 拡大ツールの話しでしたね。 私がいつも使っているのは Zoomit(ズームイット) というツールです。 マイクロソフトが提供している無償ツールの中に Sysinternals というツール群がありますが、 http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb842062.aspx (Process Explorer などは結構有名なのではないかと) Zoomit はその中の1つで、上記ページやこちらからダウンロードできます。 http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897434.aspx (日本語ページのスクリーンショットはバージョン…

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Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その3~

こちらのページ↓の下の方に公開しているPPTについて、先日も投稿した通り、細かく解説していこうと思います。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/sanka.mspx ~その1~はこちら ~その2~はこちら **** で、今日はこの話。 3.「イメージしてもらえるように物語を語る」 これは、私のプレゼンテーションの特徴の1つかもしれません。 実際に、気持ちよく話ができた!!と思える時は、プレゼンテーションが1つの物語として語れた時だったりします。 途中に出てくる製品やテクノロジ(機能)はあくまでも物語の要素でしかありません。 まずは1つの物語として高い完成度を目指します。 ただし、ダラダラとつながっているだけでもダメで、読んだ後に納得感がある短編小説を作る感じでしょうか。。。 例えば40分のセッションだったとして、プレゼンのすべての内容を丸暗記できる人って少ないと思います。これは小説でも同様なはずです。ただ、小説の中には心に残るシーンがあり、インパクトのある登場人物や時代背景などが頭に残り、読んでよかったと思えると私は考えています。 (ちなみに、短編小説を作ったことはありません(笑)) なお、私のプレゼン資料、Agendaを作るのは最後です。 **** まずは、 ネタになる情報や伝えたいメッセージを洗い出します 考えがまとまらない時は、ノートに (マインドマップ的に) 放射線状に情報を書きだしていきます 私の場合は、出社時もしくは帰宅時の電車で揺られている時が一番集中できます それらのネタから、”山”になる(盛り上がる)点を選びます 多過ぎても、少な過ぎてもいけません また、セッションの対象者が違えば ”山” は変わります ”山”をどのようにつなぐか・・・を考えながら、1つの物語(ストーリー)を考えます 時には2つ、3つのパターンを用意することもあります 思いつく時はいくつでも、そうでない時は1つも浮かびません 思いつく時にわざわざ1つに制限しなくてもよいです きっと、その時に洗い出した自分の考えやストーリーは別の場所(お客様と話しをするときなど)で役立つので 出来上がった ストーリーがセッションの対象者にとって価値があるものかを再検討します ストーリーはきれいでも、盛り上がりに欠けるという場合には、再度ネタを探します ストーリーがしっくりしない場合は、再度ストーリーを考え直します ストーリーが決まったら、PPT を作ります 私の場合、社内にあるいろんなスライドから使えそうなものをピックアップします 無理して作りません なぜなら、山(メイン)になる機能などは、どこから持ってきても華やかだからです これが英語のスライドであっても、説明さえ加えれば十分という場合も多いです 日本語化することでスライド全体のイメージが崩れる場合は英語のまま使うこともあります 常に複数のストーリー展開を意識しておくと、どこにどんなスライドがあるかはすぐにわかるようになります これが資料作りのスピードアップにつながります ストーリーに合わせて並べ替えます ストーリーの展開上足りない部分は、新しくスライドを起こします 技術解説が複雑な場合、わかりやすくするための「噛み砕きスライド」を作ることが多いです また、各要素をストーリーに仕上げていく「つなぎスライド」はセッション毎に違うので作ることが多いです この「つなぎスライド」によってプレゼンテーション資料を物語へと変化させるため、非常に重要です 私の場合、最初(導入部)の数枚と山を盛り上げるためのつなぎスライド数枚にかなりの時間を割きます まとめを作ります 私が学んだ限りでは、Key Takeaways (持って帰ってほしいポイント)を書くことになっています…

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Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その2~

明日のSharePointセミナーのデモにようやく目途が立ちました!!!!!! ということで、こちらのページ↓の下の方に後悔しているPPTについて、先日も投稿した通り、細かく解説していこうと思います。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/sanka.mspx ~その1~はこちら **** で、今日はこの話。 2.「立ち位置共有」「ちょっと上」「ちょっと違う人」 簡単に言ってしまうと「プレゼンをする上で、正しい自己紹介をする」という話しです。 自己紹介は、参加者の期待値をコントロールするために非常に重要な時間となります。 === さて、もう少し具体的に書いていきましょう。 自己紹介でやるべきは「立ち位置共有」です。 (皆さんもやっているとは思いますが) セッション前には必ず、参加者が何を聞きたくて会場にまで来てくれたかを想像しておきます。 そして、自己紹介の時間を使い、参加者の「なぜお前が話をしているんだ? 」という疑問に答えてあげる必要があります。 例えば、ある製品の技術的な話しを聞きに来た参加者に対して、「私は、その製品を担当するエンジニアです」というのは正しい自己紹介です。 それでは、相手が技術的な内容ではなく、特定業種の事例を知りたかったらどうでしょう? 同じように「製品担当エンジニアです」と伝えますか? 私ならエンジニアという言葉をやめて、製品担当であることと、立場的にお客様がほしいであろう情報を持っている事を伝えるはずです。「私は製品を担当しておりまして、多くのお客様とお話しをさせていただいています。いろんな業種のお客様がどのような使い方をして成功したかも知っているので、お役にたてるのではないかと思います。」みたいな感じでしょうか。 担当であるという事実だけでも”話をする立場にある” と伝える効果はありますが、せっかくなので、更にもう一歩踏み込んだ自己紹介をして、相手にとって自分が何を提供できるのかを伝えるとよいでしょう。 それができた時、下を向いていた参加者の顔が一瞬上がったり、セッションを聞いてくれる姿勢が変わったりもしますからお互いに得られる成果も大きいです。 結局のところ、事前に状況をイメージできる想像力が大事なのかもしれません。 === それからもう1つ。 あなたがセッションを聞く側だとしたら、自分よりもレベルの低い人から話を聞きたいと思いますか? やはり違いますよね。 あなたは他の人と接する時、自然に相手を分析(値踏み?)しているのではないかと思います。 悪気があっての事ではないですが、相手が上か下か?自分にとって役に立つかどうか?その人とのコミュニケーション上のリスクは何か?などなど瞬時に考えて、そのセミナーにおける自分の立ち位置を決めていると思います。 この立ち位置は、セッションを聞く姿勢にも表れてくることになるので、話をする側のあなたは、いかに相手に自分を認めさせるかが重要です。 ただ、誰でもプレゼンの場合、参加者と比べて明らかにレベルが高いとは言い切れない場合も多いでしょう。 だからこそ、ちょっと上を目指して自分を演出するわけです。 自分が持っている情報・経験・人脈・家系・資格、なんでも構いません。私の経験からすると、セミナー内容とは全く関係のない自慢話しが相手に響いているなんてこともあったりします。 ちなみに、「ちょっと上」になれない時にどうするかというと、”ちょっと違う”を演出します。 趣味・特技・出身地・見た目・ヒゲやボウズ・実家の稼業・特殊な経験などがあればいいですが、それすらない場合は他人任せで乗り切りる事も出来ます。 例えば、「隣の席に変な人がいるんです」というだけで、”違い”は演出できるわけです。自分と違う経験をしている人から話を聞くというのはワクワクするものですからね。 ===== 今日は長くなってしまったのですが、最後に、私が考える自己紹介の悪い例について紹介しておきます。 私の場合、セミナーの時に部署名を言いません。私はマイクロソフトを背負い、”マイクロソフトのエバンジェリスト”という立場を使って多くの方にメッセージを伝えたいと思っているからです。 **** マイクロソフト株式会社の中の デベロッパー&プラットフォーム統括本部という部署の中にある IT Pro テクノロジー推進本部 というチームに所属する エバンジェリスト 高添です。 **** これもある意味正しい自己紹介なのかもしれませんが、プレゼンにおいて、相手側の疑問「なぜお前が話をしているんだ?」に答えるために部署名は必要ないことも多いです。もちろん、特定業種、特定の技術・製品を担当しているならば・・・、それがセッションの中で活かされる可能性があるのならば、最初に伝えておくほうがよいでしょう。 でも、自分の肩書を長々と読み上げるような自己紹介をする人は、そもそもプレゼン慣れしてないなあと思わせてしまうので、一度ご自分の自己紹介を考えてみてください。 ちなみに、(ごくまれな例ですが)私が開発者向けに話をすることになったときは、立ち位置共有に使える可能性があるので「デベロッパー&プラットフォーム統括本部」という部署名を入れることにしています。なんとなくでもよいので、デベロッパーからプラットフォームまで広範囲に扱っている部隊から来たんだなと思ってもらえれば後がやりやすくなるので。。。 ご存知の通り、名刺に書いてある部署名をどこまで伝えようとプレゼンの中では小さな出来事かもしれません。が、参加者に対する自分の立ち位置を明確にするという当たり前のことができていれば、自己紹介すら変わってくるということをお伝えしたいと思いました。 かなり上から目線で書いているように思えるかもしれませんが、私もまだまだ発展途上です。…

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2/12(金) MSのセミナーで5分だけ話しをしてみませんか?

今日は2010年初のセッションで、大阪のFSAS様主催のクラウドセミナーで仮想化やプライベートクラウドの話をしてきました。 話し慣れているとはいえ、もともと人前が苦手なので(^_^;)、最初はちょっと緊張しました・・・ と、息をつく間もなく関東へ戻り、今週金曜日の SharePoint セミナーに向けて今日は寝れないなあと覚悟したところです。 === さて、2月12日は Tech Fielders セミナーなのですが、ライトニングトークに参加される方がお一人だけですので、ちょっとチャレンジしてみたいんだけど。。。という方がいたら遠慮なく応募してくださいね。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/community/LT/default.mspx 内容は仮想化でなくても大丈夫ですから。 それに、マイクロソフトが集客したセミナーで登壇者の側に立てるというのも面白い経験だと思いますし、こういうチャンスを使って自分を試す癖をつけておくと、いざという時に一歩踏み出せるのではないかと思っています。 もちろん、ライトニングトークで話をするだけならセミナーへの参加者登録も、私のセミナーを聞く必要はありません。 今回の30分のミニセミナーは 日本CA様から Replication について話をしてもらうことになっていまして、Hyper-V の仮想マシンデータを遠隔地に同期させるという話しは非常に面白いはずなので、そこからの参加でOKです。 昼間は仕事をして、夕方からミニセッションをちょっと聞いて、LTで5分話して、懇親会でワイワイやる。。。 結構充実した1日になりそうな気がします(笑) ※ ついでに、2月26日のご応募もお待ちしております。 マイクロソフト 高添

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Dr.高添の”誰でも”プレゼン 8 TIPS ~その1~

こちらのページ↓の下の方に公開しているPPTについて、先日も投稿した通り、細かく解説していこうと思います。 http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/sanka.mspx **** まずは簡単なところからスタートしましょう。 1.「はずさなければよい」「裏切らない」 セミナー(勉強会も含む)やイベントに成果を求めると、誰からも認められるような結果(一発当てよう)を目指したくなります。でも、”誰でも”プレゼンでは「はずさなければよい」と考えましょう。 当たった時のメリットと外した時のリスクを天秤に掛けるようなプレゼンではなく、まずは はずなさい(常に及第点を取れるようにする)ことが大事です。 その上で、どれだけ相手に伝えられるかを自分なりに工夫していくことで、当たりに少しでも近づける努力をしましょう。 それでいいんです。 ==== で、当てたいと思う人がよく間違いを起こすのが集客用の文言です。 成果を求めれば集客も気になりますから、思わず、実際に話す内容とは違ってでも人が呼べそうなキャッチーなタイトルを付けたくなるでしょう。 しかし、よく考えてみてください。 大勢呼ぶ事だけがゴールなわけではありません。来てくれた人に伝えたい事を伝え、共感を得て次の動きにつなげてもらう事がゴールの場合も多いのではないでしょうか。 納得して帰ってもらえればゴール達成、しかし、不満足が多い状態に陥ってしまえば人を呼んだことが逆効果になる可能性もある。 であれば、”人を呼ぶためだけ”の、内容とかけ離れたタイトルを付けるのはとてもリスクが高いと考えざるを得ません。 そのリスクを背負ってでも人を呼ばなければならない時は、その場に対応できるプロに話をしてもらいましょう。 ちなみに、しゃべり慣れた人(プロ)は、その場で期待値コントロールをしていきます。「この人たちは違う内容を聞きに来たんだろう・・・」と状況をわかった上で、参加者に嫌な思いをさせずにタイトルとは違う内容を覚えて帰ってもらうことができるわけです。 でも、この投稿はあくまでも”誰でも”できるプレゼンを目指していますから、あえて書きます。 あなたがご自身をしゃべりのプロだと思っていないのであれば、正直なタイトルと素直な内容にしましょう。 誰に何を聞いてほしいのか?そのために自分がどんな話をしようとしているのか?それをできる限り正確に、事前に参加者に伝える努力をするんです。 そうすれば、少々話が下手であっても胸を張って話ができますし、相手にとって得るものが多くは無くても、次のチャンスはあるでしょう。 逆に、参加者を裏切ってしまったら、次は企画をすること自体きつくなります。 ==== ブログなので私の事を書いておきます。 私は仕事柄、他の人に比べたら話し慣れている方だと思いますし、ある程度の期待値コントロールはできるようになりました。 それでも、正直なタイトルと素直な内容にはこだわっています。なぜなら、アンケートに「期待した内容と全然違った」なんて書かれる可能性を減らしたいからです。 それも、アンケート結果(数値)が低くなるからという単発的な理由以上に、次が怖いのです。 私は人として仕事をしている以上、スピーカーと参加者の信頼関係が重要だと思っています。確かに、エバンジェリストという仕事は、イベントやセミナーで一方的に話をしているように見えるかもしれません。しかし、雑誌やWebの記事も含めて外向けの活動量が多いため、一人のお客様とどこでいつ接点を持てるかは予想ができません。 そうなると。 あの人は人を呼ぶためには何でもする。。。と思われたら、次に私のセミナーを聞きたいと思ってもらえなくなるし、内容的に仕方なく聞いてくれたとしても、スピーカーと参加者の間の信頼関係が崩れていては、本来のゴールであるその気になってもらうまでの道のりが遠くなります。 そう、そもそも何をしたかったのか?をあらためて考えれば、私は裏切れないのです。 ==== ということで、もし勉強会などを開こうとしていたら、それを継続的にやりたいのであれば、裏切らないようにしましょう。 そして、何度も繰り返していれば、裏切らないというのがどの程度の範囲なのか、自分自身の力でどこまでならフォローができるのかなど、徐々に見えてくるでしょう。 マイクロソフト 高添

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