Windows Server 2016 テクノロジ入門 完全版はさすがの情報量!


年末に Windows Server 2016 テクノロジ入門 完全版という書籍が登場しました!

ws16book

https://www.amazon.co.jp/dp/4822298566

マイクロソフトによるWindows Server 2016への思いは以前から何度となく伝えてきました。製品が出てくる前に「すでにセミナーでしゃべっちゃったからなあ」という場面が何度かあり、少し早すぎたかなと思ったこともあります。ただ、実際に市場に投入された後にはあまり動けておらず、いろんな方からWindows Server 2016 への期待について教えてもらうにつけ、情報発信のタイミングの難しさを思い知らされます。

さて、そんな状況の中、面白い書籍が登場しました。

Windows Server 2016 に関する 機能紹介本はこれから多く出てくることでしょうが、Windows Server 2016を実際に触ってみようと思う方は、作業に入る前にこの本に目を通しておくとよいでしょう。

<<<著者は山内 和朗さん>>>

Windows の過去を知り、方向性を知り、最近の動きを知り、そして常に自分の目線で冷静にテクノロジーを解説できる人。

たとえば、この本の最初にMicrosoft Igniteという言葉が出てきます。なぜなら、このイベントこそWindows Server 2016が正式に世の中に登場したからです。

十分過ぎるほどの物量なので、わざわざ書く必要はなかったかもしれませんし、無理して文字数を増やそうなどとは微塵も思わなかったでしょう。

それでも、あの瞬間を大事にしてくれたことはとてもありがたく思っています。

また、Windows Server はサーバーOSですが、主要機能の中には Windows 10 の機能と連動するものも多くあります。そこで、この本ではクライアントOS側の話に近い部分も軽視をしていません。

実装をする人にとって、その両方を知っておくべきだと判断してくれたのでしょう。

ソフトウェアアシュアランス(SA) にまで触れてあるのは驚きましたが、Windows Server 2016 の Nano Serverを語る上では不可欠ということで、この本を執筆するにあたり面倒だなと思う部分まで細かく追及してくれた跡が残っています。

<<<これまでの積み重ね>>>

実際にWindows Server 2016を検証しようとして引っかかる点、山内さんは自らそこをクリアしながら情報を蓄積してくれているので、文章の端々に彼ならではのコメントやヒントのような文章が載っています。それらを斜め読みするだけでも勉強になります。

ちなみに、山内さんのブログは検証してすぐに書いてくれるので、苦しんだりオヤッと思ったりしたときにその感じを隠さず書いてくれます(笑)。解決すると修正もしてくれますし、私は現場のエンジニアさんの気持ちを理解するうえでもすごく参考になるブログなのですが、この書籍では、それらをきれいな言葉で読みやすくしてくれています。

<<<780ページ>>>

このページ数で、タイトルに「完全」と書いた意味が分かります。

たとえばActive Directory の項では、避けて通れないAzure ADとの同期などにも触れてくれています。あくまでもテクノロジ入門であるにもかかわらず、ポイントポイントが入門を超えているのです。

偶然ですが、私はちょうどお客様からの質問に答えるため Remote Desktop Services の情報収集をしていて、とても参考になりました。エンジニアとして新しいことにチャレンジする際には、検索をしながら情報を集めていくという作業をするでしょうが、ここまでまとめられていると、いろいろと調べる前にこの本を確認しておいたほうが効率的だと思いました。載っていない、この本だけでは足りない時に検索するという順番でもよいかとも思います。

それから、マイクロソフト系の技術を生業にしている企業様でWindows Server 2016を軸にしていかないといけない場合には、数名のエンジニアでこの本の読み合わせをしてもよい気がします。ざっくりとでもこの本に書いてある全体像を理解していれば、お客様との会話もスムーズに運ぶことでしょう。

書籍ってやっぱりいいですね!

日本マイクロソフト 高添

Comments (0)

Skip to main content