Azure RemoteApp サービス提供終了に関して


ハイブリッドをテーマにしたイベントやセミナーの中で、度々紹介してきた Azure RemoteApp ですが、サービスを閉じつつ、Citrixさんとの協業による新しいサービスへと移行を進めることになりました。

Application remoting and the Cloud

期待してくれていたお客様やパートナー様には大変申し訳ありません。

ただ、私なりに今手に入る限られた情報と向き合った結果、良き時代が終わる・・・といった感じではなく、あらためてRemoteでアプリケーションを動かすこととクラウドの関係を見直し、Citrixさんと共に新しい時代をスタートさせようとしていると捉えていただきたく思うに至りました。VDI市場でのCitrixさんの強さは皆さんもご存知でしょうし、マイクロソフトだけで進めるよりも市場へのインパクトは大きいですから。。。

日本のスペシャリスト前島による状況の整理とコメントもありますので、必ずこちらもお読みいただければと思います。

Azure RemoteApp 提供終了と今後に関する補足

そして、私自身が感じてきたことについても書かせて下さい。

私自身、VDI市場にはまだまだポテンシャルはあると思いますが、VDIのイベントやセミナーでクラウドという言葉がほとんど出てこないことに違和感を感じ、イベントの関係者にもそのようなコメントをさせていただいたことがあります。クラウド化がゴールだというつもりは全くありませんが、ワークスタイル変革にも重要な役割を果たすであろうソリューションの1つとして、セキュリティをテーマにしたソリューションの1つとして、スピード感というか変革の匂いというか、そういうものが感じられなかったのです。

もちろん、VDI自身が持つ「オンプレミスにアプリと情報と閉じ込めておきたい」という思惑と、クラウドという外へ出すシナリオとのギャップはあるでしょう。それでも、日本の大手企業様、最近ではメガバンク様ですらもOffice365というクラウドサービスをご利用いただける時代になりましたし、これまでのVDIの思惑に囚われすぎたり、クラウドが持つポテンシャルを無視するようでは、VDI市場のポテンシャルを自ら弱めてしまうのではないだろうかと考えたりもしたのです。

そこでRemoteApp!と行きたいところでしたが、上記サイトにもいろいろと書かれている通り、Citrixさんとの協業による RemoteApp の良さを包含した新しいマネージドサービスも登場するようですし、もうすぐ正式リリースするWindows Server 2016 のVDIをAzure上で展開するというシナリオも残っています。フルマネージドサービスのメリットとデメリットは VDI on Azure と Azure RemoteApp を比較された方にはご理解いただいていると思いますが、VDIを知り尽くしたCitrixさんのマネージドサービス XenApp "Express" には期待をしましょう。

そして、クラウドから配信されたアプリケーションがどこまでリモートを意識せずに利用できるのか?という問いに、クラウドは簡単に応えることができるという点もご理解いただきたく、まずは Microsoft Azure のマーケットプレースからCitrixさんの XenApp 環境(トライアル)を展開してみてください。トライアルではありますが、山本のブログにある通りとっても簡単に展開でき、あっという間にクラウド上のアプリを様々なデバイスから利用できるようになります。

Azure 上にMS VDIを構築するための Quick Start Template は Githubにもあがっていますので、インフラエンジニアさんがクラウドっぽいオートメーションを楽しむこともできます。また、今後は Azure VM にNVIDIAさんのGPUが使える Nシリーズが登場し、最近巷ではやり始めている GPU-VDI もMicrosoft Azureで受け止められるようになります。

まだまだ進化の途中ではありますが、新しく生まれてくるソリューションをみんなで大いに楽しめればと思います。

日本マイクロソフト 高添


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