Ignite 2015 報告(1)


マイクロソフトが北米にて実施する技術者向けイベントは、TechEd や SharePoint Conference、Exchange xxx、Microsoft Management Summit ・・・等いろいろとあったのですが、去年は MMS が TechEd と一緒になり、今年は他のイベントを含めて1つの大型イベントに集約して提供することになりました。

それが Ignite 2015

クラウドだけ、仮想化だけ、開発者だけとかではなく、マイクロソフトの総合力を見せつける場とも言えるイベントで、ブレークアウトセッションだけでも650 (※)を超えてそうです。 ※ 全セッション数1146から ハンズオンラボやExamなどを引いた値

そして今、シカゴにて、その Ignite に参加しています!!

月曜日の基調講演を見て、あらためて自分の会社の進化を体全体で感じることができ、気持ちの高揚を押さえきれないです。

日本から参加されているお客様とのコミュニケーションも楽しいですね、コミュニケーション重視で情報発信が遅れてますが(汗)

さて、私が関与しているテクノロジーだけでもいろいろと発表がありますが、取り急ぎ高添目線による簡単な補足説明込のサマリーをお伝えします。

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・まず、Azure の進化はもはや止められません ・・・IaaS も PaaS も含め、ベース技術の進化やクラウドサービスとしての最適化がどんどん進んでいます。各機能の進化もそうですし、Azure ExpressRouteOffice365 との入口になる話などは、マイクロソフトの総合力を着実にクラウドに反映している証でもあります。

・クラウドファーストで開発が進むベース技術の集合体= Windows Server 2016 の開発も進んでいて、SDN SDSHyper-V も様々な機能追加と共に新たな市場にむけたメッセージを出し始めています。

・その新たな市場の1つが コンテナで、Docker エンジンのWindows 版が載っている Windows Server Container はアプリケーションプラットフォームたる Windows Server の価値を高めます。アプリケーション展開も容易になるので、Windows Server ベースでのマイクロサービス化を進めるきっかけになりそうです。

・ただし、Docker エンジンは1つのOSを複数システムで使うため、複数のお客様が同時に利用するマルチテナントデータセンターに向かない部分が出てくる可能性もあります。そこで、Hyper-V 技術を使って環境の分離を進めた Hyper-V Container も出す予定です。 このHyper-V Container もマイクロサービスを使ったアプリケーションアーキテクチャー推進に寄与することでしょうし、マイクロサービスのインフラ版ともいえる Network Virtualization Function (NFV) SDS アプライアンスなどでも利用されていくことでしょう。

・そして、ご存知の通り、マイクロサービス化の時代に今のサーバーOSはちと大き過ぎます。そのため、極限まで小さくしたサーバーOS ”nano Server” も登場します。展開も楽、パッチも少なく、リブートも少なく、リブートするにしても超高速に再起動が完了するサーバーOS。次世代のWindows Serverと言っても良いと思います。

・また、Azure が持つポテンシャルを、社内でも、そしてクラウドベンダー様にもそのまま活用していただくために、Azure Pack あらため Azure Stack が 登場します。Azure Stack は、Azure の新ポータルベースのUIを持ち、Azure から生まれたソフトウェアベースのネットワークコンポーネントやストレージコンポーネントを社内でも使えるようにし、Azureがこれから力を入れるリソースマネージメント (IaaS や PaaS、ストレージやネットワーク設定をシステムワイドで管理する仕組み) をハイブリッドクラウド環境にて使いやすくしてくれるでしょう。

小さな仕組みを組み合わせながら効率的に活用していく”マイクロサービス” の概念を Azure Stack という言葉で表現した新しい取り組みの話でもあります。 基調講演のビデオでデモが見れます。

・運用管理も忘れてはなりません。Microsoft Operations Management Suite (OMS) の発表があり、これまでプレビューで提供していた Azure Operational Insights の機能を包含しつつコンセプトを大幅に拡張して、クラウドベースの運用管理SaaS に力を入れていきます。 管理サービスとしての対象はAzureにとどまらず、オンプレミスもAWS上のシステムも同様に管理していく予定です。

もちろん、オンプレミスの運用管理がすぐに不要になるわけではなく、ファブリックマネージメントや社内の仮想化基盤管理、稼働監視は継続的に System Center 2016 として提供される予定です。ユーザーとデバイス管理は Enterprise Mobility Suite (EMS)、サーバーやワークロード管理は OMS、セキュリティの要素はその両方から適切に提供するという2つの Suite を柱に、System Center 製品が周りを固める感じになりそうです。

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他にもいろいろとあるのですが、今日はとりあえずこの辺で。。。

ただ、数ある発表の中で、私の中で気持ちよく受け止められた言葉を紹介しましょう。

Cloud-inspired hybrid infrastructure

ワクワクしてくる言葉です。

まずは基調講演のビデオをご覧ください! https://channel9.msdn.com/Events/Ignite/2015/KEY01

日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 高添 修

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