重複除去万歳! デモ環境は Windows Server 2012 R2 Hyper-V ベースで作るべし!!

Windows Server 2012 R2 ストレージの重複除去ですが、笑っちゃうくらい効きます(笑)

ファイルサーバーや VDI 環境でしかサポートしないことになっているから、普通は Hyper-V ベースのサーバー仮想化基盤では使わないのですが、デモ環境とか検証環境とか、自らが柔軟に対応できる環境であれば使わないと損!としか言いようがありません。

なぜかというと、私のデモ環境には1台の物理マシン上に仮想マシンが12台~15台動いています。

”やりたいこと” と ”必要なストレージ容量” が比例して大きくなっていくんです。

128GB+512GBのSSDが載っていますが、Hyper-Vのデモで仮想マシンを作ったりしていると、ディスクがすぐに足りなくなってしまい、メモリ 32GB のハイエンドなノートPCの場合、ストレージ容量がボトルネックになってしまっていました。

開発環境のおもりをしているエンジニアさんなどは、数TB~数十TBという単位になるかもしれませんが、容量不足という観点だと同じような状況ではないかなと思います。

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で、Windows Server 2012 R2 のストレージ機能です。

こちら私のデモ環境です ↓ ↓

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仮想マシンが12台配置してあるボリュームの容量が・・・

なんと 52.3GB!! 重複除去率 81% !!

うそでしょ?

いえいえ、本当なんです。

正直に言いますと、仮想マシンを一旦保存状態にして、Start-Dedupjob コマンドをたたいた後の話です。

仮想マシン達を保存状態から起動させると・・・

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それでも76% 73.1GB。

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基本的には「おまかせ設定」でよいですが、ずっと動かしていると 60% (130GB程度) くらいまで除去率が落ちてくるので、たまに保存して DedupJob !

同じOSだからではありますが、SCVMMやSCOM,SQL ServerにAzure Pack の Webサイト達が動いているので、全く同じ環境をコピーしただけということではありません。

今では、32GBのメモリが載っているノートPCであれば、512GBの SSD じゃなくて256GBくらいでよさそうだな・・・なんてことになっています。

思わず笑いが出ますよ!

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いきなり実環境で使うのが怖いかもしれません。

であれば、最初に書いた通り、デモや検証環境で使ってみてはいかがでしょうか?

コマンドや注意点、ストレージの階層化については、後できちんと投稿しておきますね。

日本マイクロソフト 高添

P.S. Windows インフラエンジニア ビギナーズDay で、小塚さんがデモをしていた内容です!