仮想化の”効能”と”大罪”

今、福岡です!

サッカー日本代表の試合も気持ちよく終わり、明日の資料作りも終わりまして、たまっていた想いを投稿せねばと思い立ちました。

というのも、なんだか忙し過ぎて(^_^;) 一部の方から「高添はどこにいます?」みたいに言われてしまっているようなので、ちゃんとここにいる事を宣言しようかなと(笑)

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さて、まずは5月31日のセミナーで皆さんにお話をした内容から、ちょっと過激な発言を1つ。

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仮想化が良い技術であることは多くの方がご存知だと思います。

もちろん私は、その仮想化を推進してきた一人ですから、誰よりも良さを知っているつもりです。

ただ、最近、仮想化は大罪を犯してしまったのではないかと思うようになりました。

それは、「仮想環境を整えれば IT の運用も良くなる」と勘違いをさせてしまったからです。

仮想マシンのプロビジョニングやライブマイグレーション、動的なリソースの最適化などは、確かに運用フェーズで行われることなのですが、仮想化自体が IT全体からすると一部に過ぎないので、仮想化だけで全てを良くしようとするには無理があるにも関わらず、そのような話に触れることはなく。。。

結局は、企業のIT投資における「仮想環境の構築」と「運用基盤の整備」のバランスを大きく崩してしまった気がするのです。

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しかも、多くの企業が進めようとしている一般的なプライベートクラウド構築は、セルフサービス機能付きの仮想化でしかなく・・・

どうしよう?

と悩んでいても仕方が無いですし、そこに気づいている方が多いとは思えない現状を目の当たりにすると、恐怖心をあおるくらいのメッセージが必要だと考えて「大罪」という言葉を使いました。

まだ、アンケートの結果が出ていないようなので、良い反応をしてくれた方がどれだけいたかはわかりません。

今やっている事を否定されたと怒ってしまった方がいるかもしれません。

でも、恐怖心をあおるだけでなく、、普通に実装可能であることまでお伝えできたので、イベントの後に前向きに検討したいとご連絡をいただいた方もいらっしゃいまして、少しだけホッとしたところです。

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この勢いは無くしたくないので、あらためて、マイクロソフトが考える(高添が考える?)本来の運用について何度かに分けて書こうかなと思ってます。

日本マイクロソフト 高添