SCVMM2012 の Dynamic Optimization が動きました!!

1台の物理マシンで SCVMM2012+Hyper-V を試してたんですが、数日前、手元に新しいマシンが来たので、Hyper-V を 2台に増やしました。

で、昨日の夜には、さらにもう1台を iSCSI マシンとして追加し、既存の環境をフェールオーバークラスタ化してみることに。。。

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SCVMM2008R2 まではやろうと思いつつ出来てなかった検証なんですが、SCVMM2012 は管理されている環境をクラスタ化することも簡単にできました。

管理ツールの画面を見ると Uncluster ボタンもあるので、クラスタからマシンを外すこともできるようです。

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で、ここまでの環境を作った目的は、Live Migration と Dynamic Optimization の2つです。

まずは CSV 環境の上に 仮想マシンを1台作って、Live Migration の検証です。

Live Migration については、特に新しい機能ではないので、SCVMM2012 でも普通に動きました。

実際に動いている(といっても処理はしていませんが) Windows Server 2008 R2 マシンのマイグレーションが 15秒で終わってしまったという「うれしい誤算」以外は予定通りです。

もしかすると第2世代 Intel Core i7 マシンが効いているのかもしれません。

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検証環境の話に戻すと、もともと 1台目の Hyper-V には仮想マシンとしての SCVMM2012 や Citrix さんの NetScaler が、2台目の Hyper-V 上には Server App-V のテストをするために仮想マシンが 6 台動いているのでバランスが悪いんですよね。さらに、Live Migration 可能な仮想マシンも 2台目の Hyper-V 上で動作させ、Dynamic Optimization の設定をしておきました。

現在の製品では System Center Operations Manager (SCOM) で監視をし、その情報を受け取った SCVMM が仮想マシンを移動させることはできますが、SCVMM2012ではSCOM無しでも実現できるというあれです。

せっかくなので、アグレッシブさを High に!

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で、何が起こるかよくわからず、何となくディスクアクセスが増えた気がしたのでしばらく画面をにらんでいたのですが、動きも無く。。。あきらめ半分でお水を取りにキッチンに行って帰ってきたら、なんと。。。

SCVMM2012 のジョブの画面に Run the dynamic optimizer の文字が・・・

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でも、何にも変わってない気がすると思ったら、仮想マシンが1台自動で Live Migration してました!!!

動いてたんですね、Dynamic Optimization!!

この後は、手動で仮想マシンを元の 2台目の Hyper-V に移動、しばらくすると自動的に1台目のHyper-Vへ、そして・・・と繰り返すことができ、Dynamic Optimization が動いていることも確認できたというわけです。

Optimize Hosts ボタンを押すと手動でも実行してくれます。

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で、この際には以下のような画面も表示してくれました。

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さて、来週のセミナーは環境を作っていくところからやろうと思っているので、ここまでは見せられないかもしれません。。。

これをやらないにしても、時間との闘いがまっていますし、「自動でやれます」というデモは見た目のインパクトはとても薄いので(笑)

当日の進行状況にもよりますが、SCCM や SCOM のお話をしてもらっている間(ミニセッション中)にうまく環境を作れるといいですね。

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で、PPTは1枚も出来ていません。

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通勤時間中に紙のノートビッシリとシナリオを考えておいたので、これから頑張って作ろうと思います。

6/8 が楽しみになってきました!!!

日本マイクロソフト 高添