【結論】 Microsoft iSCSI Target を無償提供
多くを語る必要はなさそうですね
Microsoft は、Storage Server のオプションとして数十万円もしていた iSCSI Target を無償でダウンロードできるようにしました!
Microsoft iSCSI Software Target Download
ファイバーチャネルによる SAN の良さはあると聞きますが、コスト削減を目指して仮想化導入を決めた企業にとって iSCSI という選択肢は現実のものとなりました。
そして、この iSCSI Target は、Windows Server をストレージに変えるソフトウェアとなりますので、Windows の操作に慣れている方であれば、ハードウェアストレージに詳しくなくても導入が可能です。
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さて、どうやって使うのかが知りたい方は、こちらの資料をご覧ください。
セッション資料:
Hyper-V 2.0 & Microsoft VDI の環境を一から作る
高添 修
[PDF→] [XPS→]
少し前に私がやっていたセミナーの資料で、上記 iSCSI Target のインストールから接続方法、Hyper-V のライブマイグレーション環境の作成までの手順を追ったものになります。
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少しだけ解説をしておきましょう。
この iSCSI Target は、6.5MB 程度のモジュールで、インストールは1~2分。
そして、インストール後に作る LUN は VHDファイルそのものになります。
VHDファイルにiSCSI経由でアクセスすると、なぜか共有ストレージに見えていて、フェールオーバークラスタ環境が作れるわけです。
「VHD は仮想化技術そのものである。」と言えばよいでしょうか。
すぐにはイメージがわかないと思いますが、一度触れば意味が分かります。
そして、無償化されたのでいつでも使えます。
是非、一度使ってもらえるとうれしいです。
念のため、本社側の発表に使われたサイトも掲載しておきます。
https://blogs.technet.com/b/virtualization/archive/2011/04/04/free-microsoft-iscsi-target.aspx
日本マイクロソフト 高添