プライベートクラウド 4つの要素における UI とワーフクローを CMDB ベースで動かす


私なりに考える、プライベートクラウドの目的プライベートクラウド構築のための4つの要素 (詳細はこちら ”サービス”と”リソースの自動管理””プロセス制御とワークフロー””UI & トリガー (ポータル)” )と投稿してきました。

あらためて、こちらが4つの要素です。

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サービスは仮想マシンだけでなく無限にあるという前提では、UI や プロセス制御が柔軟でなければならないとしてきました。

ただ、「この製品を使えばいい」と言い切ることもできず、結局は、仮想マシンの場合は・・・というありきたりなサンプルをお見せするにとどまっていました。

これは私にとってはなんとも歯がゆいことだったのです。

それが、ラスベガスで発表されたIT サービス管理製品の次期バージョンは、私の想像を超えた新しい解をくれました。

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それは、リクエスト(申請)をマネージメントするという機能です。

製品のPPTに Request Fulfillment や、Service Offering という言葉があったのは、単にリクエスト(申請)の画面を持っているだけではないからでしょう。

社内にあるリソースをサービスカタログとして利用者に提示し、利用者はそのカタログの中から必要なサービスを選択、それがリクエスト(申請) として発行され、承認ワークフローが動き出し、新しく何かを作るのであれば構成変更管理プロセスへとつながっていくという、一連の動作を包含しているわけです。

しかもそれが、CMDB を中心に、構成アイテムやワークアイテムとして処理されます。

こうすることで、プライベートクラウドの構成要素の管理と、そこから発生する運用のアクティビティがすべてCMDBを中心に回せるようになります。

どうでしょうか?

我々はプライベートクラウドという言葉に惑わされ、またしても「プライベートクラウド環境構築」と「運用」を切り離して考えてしまっていたのではないでしょうか?

ITIL や Microsoft Operation Framework (MOF)などの運用においては、標準化がとても重要ですし、CMDBを中心にすべての処理がテンプレートベースで動くとしたら、プライベートクラウドを利用するための処理全てが標準的なプロセスに乗るわけで、かなり理想に近づくのではないかと思います。

もちろん、テンプレートや申請画面を作るという事前の作業は増えます。

しかし、ベースが出来上がれば、後は少人数でイレギュラーな処理だけフォローするという理想の運用にもつながり、新しいサービス導入へと人的・金銭的・時間的リソースをさくことができるかもしれません。

そして出来上がった新しいサービスは、サービスカタログに掲載され、利用者は他のサービスと同様に申請をし、利用するというサイクルも出来上がります。

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理想はわかるけど・・・というご意見もあるかと思います。

ただ、そう思っている方のために、もう1つ実装された新しい機能についても触れておきましょう。

新しい CMDB には Runbook Automation のプロセスまで包含されます。

いきなり言われてもイメージがわかないかもしれませんが、Runbook Automation Activity というアクティビティがワークアイテムとして動くのです。

複数のシステムを連携させながら1つのプロセスを実行する Runbook そのものが、特定の構成アイテムやインシデント、構成変更管理IDと紐付けられて動作するとしたらどうでしょう。

Runbook そのものがインシデントから呼び出されているのであれば、Runbook のプロセス内に、わざわざインシデントを発行させるプロセスを組み込む必要がありません。

そう、最上位にRunbook があるのではなく、最上位には ITIL や MOF がいて、サービスマネージメントシステムが情報を蓄積・可視化し、その実行エンジンとしてRunbookや各種自動化の仕組みが動き出すようになるのです。

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これだけでもおなかがいっぱいなくらい面白い(はず)ですが、CMDB にさらに多くの情報が蓄積されますので、レポートも楽しみですよね。

サービスマネージメントには Data Warehouse がつきものですから、OLAP や 大容量データ処理に対応した Excel 2010 を使って情報を可視化してみたいです。

確かに検証はこれからです。まだベータが手に入っていないので、少しずつ情報を収集しながら、柔軟かつ高機能で、運用の無駄を徹底的に省ける基盤づくりを目指してみたいと思います。

日本マイクロソフト 高添

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