Windows Server 2008 R2 と Windows 7 の SP1 提供開始。

ちょっとばかり投稿が遅くなりましたが、とうとう出ました!

https://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/r2/sp1.mspx

(ご存知の通り、x64 版の SP1 は、Windows 7 も Windows Server 2008 R2 も同じモジュールです)

さて、これで Dynamic Memory と RemoteFX が利用できるようになります。

Dynamic Memory は、これです↓

image

こちらは各仮想マシンの設定画面で、今まで「各仮想マシンに対して割り当てるメモリ容量=固定値」だったのを、「スタートアップ RAM」と「最大 RAM」の2つを設定できるようになったわけです。

これだけでも何ができるか?はイメージできるのではないかと思います。

簡単に説明すると、仮想マシンはスタートアップに設定されたメモリ量で起動され、必要に応じて最大に設定されたメモリ(の中で、利用できる物理メモリの限界)まで増加でき、不要になったメモリは減らすことができるというものです。

ポイントは黄色でマークした ”利用できる物理メモリの限界” というところでして、オーバーコミットのように見えてオーバーコミットではありません。

物理メモリ以上のことをコンピューターに要求するオーバーコミットにはやはり無理があるので、「物理マシンに搭載した物理メモリを最大限活用する」という現実的な処理に特化したわけです。

詳細はこちらをご覧ください。必見のビデオです!

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/events/gg462952.aspx

****

RemoteFX についてはこちらをご覧ください↓

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/events/video/gg566453

仮想マシンの中でミサイルも飛行機も飛ばせますし、VDI も次のステップへと変わっていくかもしれません。

そして、我々が VDI に力を入れることで、Citrix さんとの協業もさらに進化していくことでしょう!

RemoteFX の面白さを知れば知るほど、Citrix さんの凄さもわかりますから。

(余談ですが、SCVMM 2012 は Xen の管理も、NetScaler 連携も意識されています)

ちなみに、RemoteFX については、NVIDIA さんのお力添えをいただいて、私自身テストをしているところです。

・利用しているグラフィックカードは、NVIDIA Quadro 4000 https://www.nvidia.co.jp/object/product-quadro-4000-jp.html

・まだ使いこなせていないけど、手元にあるGPGPUは、Tesla c1060 https://www.nvidia.co.jp/object/tesla_c1060_jp.html

こちらについては、別途ご報告させていただきます。

是非お試しください!

日本マイクロソフト 高添