プライベートクラウドがパブリッククラウドの入り口になる


先程、プライベートクラウドにおける社内課金について書きました。

【プライベートクラウド】 社内課金の工夫で最適化推進 – 高添はここにいます – Site Home – TechNet Blogs

その中で、社内の IT 予算を制御するという事についても軽く触れました。

それについては追加でお伝えしておいた方が良いと思う事があります。

それはパブリックなクラウドの存在についてです。

数年前、私もお客様も「サーバーを仮想化する理由」を探していました・・・が、今では仮想化してはいけないものは何か?について考えるようになりました。

そして今、「クラウド化する理由」を考え、探しているということをダブらせて考えると、数年後にはクラウド化してはいけない理由を考えているかもしれません。

それほどクラウドは身近になってきています。

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話を戻しましょう。

企業がパブリックなクラウドを使うためにはクラウドベンダーとの契約が必要になります。

契約処理そのものは購買部門が行う事になるかもしれませんが、社内の IT 部門は、その契約の前にその事実を知る努力をしてください。

なぜかというと、利用者がパブリックなクラウドを使おうとしていた場合、もしかすると社内のリソースを利用した方が良い可能性もあるからです。

逆に、プライベートクラウドに利用申請があがってきたとしても、システムによってはパブリックなクラウドのリソースを使った方が効率的な場合もあるでしょう。

これからは、ハイブリッドクラウドと呼ばれるこの仕組みを最大限りようすることを求められるわけです。

しかし、「それは購買部門の仕事だから」と言って関与を避けてしまったら、社内のITを担当している部門としての存在価値に疑問符が付きかねません。

たとえリソースが外部であったとしても、関与ることで利用部門の意思を読み取り、社内に向けたコンサルテーションをすることができれば、時代の流れにあった IT 部門の姿が見えてくる事でしょう。

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実はここからが本題なのですが、以前プライベートクラウドには4つの要素(プライベートクラウド構築のための4つの要素)があると書きました。そして、サービスは無限にあると。

この考え方を使うんです。

具体的に言うと、プライベートクラウドにおけるサービス(右側2つ)が社内にある必要はないのです。

左2つの要素である UI とワークフローの部分を工夫して、社内の利用者が申請をだし、IT部門はその要求を適切に実現してあげればよいだけなのです。

要は、利用者からはプライベートクラウドに見ていてるけど、実はパブリックな(もしくはハイブリッドな)クラウドによって実現されていてもよいのです。

プライベートクラウドにおける UI とワークフローが IT 予算の流れを制御するツールになりうるということですね。

このように、UI とくにワークフローの部分については、社内のIT利用を戦略的に誘導・制御していく上でとっても重要であることがお分かりいただけたのではないかと思います。

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えらく大きな話になってしまってうかもしれせんが、プライベートクラウドという言葉は実はどうでもよくて、今プライベートクラウドという言葉で議論されているものは、社内のIT部門が今後どのようにITに向き合っていくのかという話に近いのかもしれませんね。

日本マイクロソフト 高添

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