プライベートクラウド構築ツール SCVMM Self-Service Portal 2.0 (VMM SSP 2.0) の日本語化
まずは本題から。。。
こちらをご覧ください。
気付きました?
そう、英語でしか提供されないことになっている VMM SSP 2.0 の日本語の画面です !!
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さて、Tech・Ed では、多くの方にご参加いただいた 「プライベートクラウド構築講座」セッションですが、タイトルで風呂敷を広げ過ぎたからか、一部デモがうまくいかなかったからか、どうもすっきりしない感じで終わってしまいました。
タイトルは、私にセッションを依頼してきたメンバーによって作られたものですが、その大風呂敷に応えようとはしたのですけどね。
私もまだまだということです(^_^;)
それから、もう1つすっきりしなかった理由は、VMM SSP 2.0 を理解しきれていなかった事だったかもしれません。
もちろん、どんなツールであっても100% 理解するというのは難しいですし、自分で触りながら理解していく必要があるのですが、無償というこのツールの位置付けや開発中であるということなどから更に状況は厳しかったです。
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で、とにかく触り倒すしかないと思いました。
そして触っていて気づいたのは、VMM SSP 2.0 が用意しているカスタマイズの仕組み = Action XML という PowerShell スクリプトをいじる事以外にも、やろうと思えばいろいろできるということでした。
その1つがTech・Edでもお話をした通り、SQL Server データベースです。
このツールは .NET Framework のワークフローエンジンを利用した Web ペースの .NET アプリケーションなのですが、実は SQL Server のストアドやジョブをうまく活用して作られているので、SQL に登録されたストアドやジョブの設定をいじることで各社に合わせた動作をさせることができたりするんです。
たとえば、社内課金に利用されるチャージバックコストのデータは1年で削除される仕様になっています。
削除の前にデータを他の場所に保存しておくとか、チャージバックの処理を削除前に必ず行うような運用にするとか、やり方はいろいろあるのですが、SQL Server 側のジョブを変更することで削除のタイミングを遅らせたり、削除させない仕様に変更したりもできるわけです。
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Tech・Ed までの間でできたのは、上記に加えて、チャージバックコスト計算をきちんとスライド化することくらいでしたが、その後も Program Files の中身を見ていて気づいたことがありました。
それが、日本語化についてです。
VMM SSP 2.0 をインストールした環境がある方は、「Program Files\Microsoft System Center Virtual Machine Manager Self Service Portal 2.0\Portal\App_GlobalResources\」というフォルダの中をご覧ください。
以下の2つのファイルがあり、この2つが、表示に関わる部分の情報を持っています。
- DDTKWebUIErrors.resx
- DDTKWebUIResources.resx
最初に掲載した日本語のUIは、2番目の DDTKWebUIResources.resx ファイルをいじったものです。
本来ならば、マイクロソフトの標準ルールに乗っ取って日本語化をしなければならないのですが、正直私一人でそこまでは難しい状況にあります。
よって、一部を日本語化して試してみている程度であることはご了承いただきたいのですが、今私の手元にあるファイルは一時的にこちらで共有しておきますので、手元にある環境のファイルと置き換えてみてください。
そうすれば一部は日本語化されるはずです。
すでにこのツールを日本のお客様に紹介してくれている方もおり、その良さをご理解いただき始めているので、(一部)日本語化された画面でデモをするだけでもお客様の受け取り方は変わるのではないかと思いますので。
それでは、また進展があればお知らせします。
マイクロソフト 高添