【高添なりのMSの仮想化整理1】まずはサーバーの仮想化から


先日、「MSの仮想化をマインドマップ的に整理してみました。」という投稿をしました。

今日から1つずつ簡単に解説していきたいと思います。

まずはサーバーの仮想化です。

この分野でも強烈な競合さんがいらっしゃいますが、仮想化という観点で競合他社を分析すると、確かに面白いなあと感じますね。

まだまだ成熟しきっていない領域だからこそ、技術の進化や機能追加はしばらく続くことでしょうし、IT企業らしい競争をしながらお互いに「まだまだ仮想化を広めたいよね」って共通意識を持てるのがすごく楽しいです。

もちろん、我々は Hypervisor型の仮想化という点では後発ですから、追っかけながら距離が縮まっていくってのも面白いです。

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さて、仮想化をずっとやっているエンジニアの方々と話しをしても、Windows Server 2008 R2 Hyper-V 2.0 になって、”Hypervisor としての差別化”はほとんどないという話しになります。

もちろん、現在の仮想化市場は Hypervisor という観点よりも管理機能に注目が集まっているので、そこは我々も頑張りたいと思っていますし、現場で求められる機能差はどんどん縮まっていくことでしょう。

後発だから事例が少ないのは仕方がない。。。Hyper-V 2.0 に対する市場の期待値はどんどん膨らんできているわけで、大手のお客様の事例も増えてきていますし、そもそも日本市場で多くの%を占める中堅・中小企業の皆様にとって Hyper-V は有力な選択肢ですから、これから一気に増えていくことでしょう。

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ただ、覚えておいてほしいのは、同じ仮想化ベンダーと言ってもビジネスモデルが違っているという点です。

私が MS 社員として仮想化を語り始めたのは2003年の Dynamic Systems Initiative =通称 DSI を担当するようになった時からですが、7年も前から仮想化は必要なテクノロジーの1つであってゴールではありませんでした。

ここ2~3年でようやく仮想化が本格的に使われるようになったことはうれしいのですが、私からすると仮想化という狭い世界で物事が進んでいる気がしています。

自動化・自動化と言いながら、仮想化製品を導入して、その製品の中で自動化を進めると、数年後はおそらく個別最適なシステムと言われている事でしょう。

自動化のテクノロジーは仮想化よりも下のレイヤーにあるべきです。

最近 SharePoint Server 2010 のセッションを担当しましたが、SharePoint の PowerShell 対応を見て、あらためてマイクロソフトがやってきたことが正しいと確信しました。

PowerShell の下には .NET Framework があって、インフラと開発をつなぎ、オンプレミスとクラウドをつないでいきます。

Windows Azure ではそれらが上手く使われています。

手前味噌かもしれませんが、マイクロソフトが見ている世界ってすごく壮大で、複数のレイヤーを持ち、それらが連携し合っていてとても面白いと思っています。

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話しがそれたので戻しますが、上記のような壮大な構想のもとで利用する仮想化技術だからこそ、

  • 誰でも簡単に使えること
  • すぐに使えること
  • 小規模から大規模までをカバーできること
  • (最近はここに省電力が加わります)

が重要なのです。

Hyper-V が

  • Windows の1つの役割であり
  • チェックボックスにチェックを入れて再起動するだけで動き出し
  • ドライバは Windows のものがそのまま使え
  • 右クリックで簡単に仮想サーバーが作れる管理ツールがついていて
  • 大規模になれば System Center という選択肢でカバーできる

いうのもうなづけることでしょう。

そう、すべてのシナリオが、DSI の進化系でもある Dynamic IT につながっているのだと思います。

まだまだ書きたいことがありますが、今回はこの辺で。

マイクロソフト 高添

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