Tech・Ed 2日目: System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) 2008 R2 セッション

昨日も咳は止まりませんでした。。。すいません。

が、SCVMM 2008 R2 は得意分野!!

SCVMM 2008 R2 のインストールからスタートし、実際にホストの追加やライブラリの管理、セルフサービスポータルまで、一通り設定をしながら動きも見ていただくことができました。

たった70分のセッションですが、そこまでできる。

そう、SCVMMは本当にシンプルで簡単なんですよ。

しかも、Hyper-V マネージャではできない世界がそこにはある。

これから先、本格的に Hyper-V をやろうと思っている方は是非、SCVMMも極めてください。

きっと損はしないと思います。

===
で、SCVMM 2008 R2 の新機能ですが、大きなところではこんな感じでしょうか。

  • Hyper-V 2.0 のサポート
    • SCVMM から Live Migration もできます
    • Hyper-V 2.0 から追加された新機能 (たとえば VMQ) も理解して動いてくれます
  • CSV のサポート
    • 当たり前と言えば当たり前ですが、Hyper-V 2.0 環境から追加された CSV を SCVMM 2008 R2 は認識してくれます
  • クイック ストレージ マイグレーション
    • VHDファイルを含むデータファイルの置き場所変更が可能になりました
    • たとえば、LUNを1つ追加した時に、そこにマシンを置きたいとか・・・
    • CSV の LUN 間でもOKです。
    • 通常データコピーだけでも時間がかかるのですが、できるだけマシンをダウンさせずに移動してくれます
    • 私が Windows Server 2008 R2 で試してみたところ、停止時間は2~3分でした

ちなみに、Hyper-V 2.0 では可変ディスクのパフォーマンスがかなり向上しました。

これによって、SCVMM のライブラリから仮想マシンを作成する際に生じるVHDコピーも、可変ディスクで十分な場面が増えてきます。

益々 SCVMM の出番が増えそうです。

マイクロソフト 高添